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手放すことで、新たな幸せを掴めるかもしれない

「思いがけない時間が増えた」

そんなことを感じるようになったのは、何か大きな変化があるときが多いように思う。特に住まう場所との関係は、僕に取っては大きいんじゃないだろうか

最初の引っ越しは就職のとき。福岡市という知らない街では、仕事と家の往復に飽き飽きして、福岡のカフェに通うようになって新たな出会いや繋がりが生まれた。それから6年半が立ち京都市へ。ここでも知り合いがいないなかから、興味関心が近い方々の集まりに参加したり、上司に連れられていった「立ち飲み屋」に通うようになり、新たな出会いがあった

そしていま、その「カフェや飲み屋」にいけなくなったことで、家にいる時間が増えた。でもその時間ですらも、やはり誰かといたいという気持ちが湧いてかオンラインで誰かと出会い話す時間が増えている。ありがたいことに連日連夜だれかと一緒に過ごしている

これまでも、住まいを変えることで赴く場所が代わり出会う人たちが変わってきた。そこでしか出会えない人たちがいた。そんな出会いのなかで、出会った人たちの人生や考えに触れることは僕にとって興味深かった。年齢は関係なく(飲み屋なので20歳以上だが)、みんな色んな毎日を、人生を歩んでいて、その日に感じたことやずっと考えていることを聞けるのは面白かった

全てに物語があり、そんな話を聴きながら飲むお酒は美味しかった。

でも、いまはひょんなことから自分で「居酒屋」を始めてみた。夜な夜なお店をあけて、全国からやってくる色んな人たちに「ご来店ありがとうございます」といいながら、お部屋に案内する。そこで知り合い同士が出会い、ときにはしょうもない話で笑い、ときには気の合う仲間に出会い新たなことが生まれたり。そんな風景を目の前にできることが幸せだなと感じるようになった

たまに。ここでの出来事を話してくれたり、こんな場所があってよかったって言葉をくれる人がいて、心のそこから嬉しいなって思う。きっと、よく行く居酒屋の店主たちも同じ想いなのかもしれない。僕の店は「オンライン」でつくれる簡単なお店ではあるし、リアルに店舗を構える1/1000くらいのコストであけれるので気軽なものだけど、でも、やっぱりやってみてよかったって思える場所だなと思う

そして、これは決して飲み屋の話でも、住まいを移す話でもなく、何かを手放せば新たな何かが見つかるものだから、しがみつかなくってもいいのかなと思ったというお話でした。ふぅー。いろんなことに通じるんだろうなー!



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