3年ぶりの神宮、その初日を終えて

2022年8月29日
先日までの猛暑が鳴りを潜め、世間が少し涼しい空気に包まれる中
ここ神宮球場だけは火傷しそうなほどの熱気に包まれていた

乃木坂46が神宮に3年ぶりに帰ってくる

コロナウイルスという未曾有の危機に襲われ、一時期は無観客・配信でのライブも行われていた
そして今、3年という長い月日を経て乃木坂46の聖地とも言える明治神宮野球場に乃木坂46が帰ってくる
メンバーが、スタッフが、ファンが乃木坂に関わる全ての人がいつかくる今日という日をどれだけ待っていたのか
前キャプテン、桜井玲香の卒業した真夏の全国ツアー2019以来、乃木坂46もこの3年間で大きく様変わりした
新4期生・5期生が加入し、それと同じくらい数多くのメンバーが再度神宮のステージに立つことなく乃木坂46から去っていった
決して良い3年ではなかった
涙を流し、我慢を重ね、それでも報われない3年だった
当たり前だった景色が当たり前じゃないと教えてもらった3年だった
苦しさともどかしさに苛まれ続けた3年だった
大事な人を失いながらそれでも少しづつ立ち上がってきた3年だった
そして今日、ようやく戻ってきた
以前のように声は出せない、メンバーにも体調不良が相次ぎ全員での凱旋とはならなかった
それでも、明治神宮野球場のステージに彼女達が乃木坂46が立っている
去っていった者達の想いを背負って、新しい希望を連れ添って
一面紫もペンライトで埋め尽くされたこの場所に戻ってきた
帰ってきたのは彼女達だけではない

神宮の空から乃木坂46へ「おかえり」

3年ぶりに帰ってきたメンバーとファンを祝福するかのように
乃木坂46の夏が帰ってきたかのように
山下美月の影ナレを合図にするかのように
神宮の空から大雨が

神宮初日は雨が降る

昔からある乃木坂46の夏のジンクス
3年という月日が経っても神宮の空は決して忘れてなんかいなかった
全ツ恒例初日の雨
雨に打たれることがどこか嬉しくて、懐かしくて
大空からの「おかえり」に全力の「ただいま」をもって応える
Overtureが流れ始めたら大雨なんてなんのその
雨空を吹き飛ばすほどの熱狂と興奮に会場は包まれた
さあ、乃木坂46の夏が始まる

ライブ本編についてはまた別の記事で

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