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【カンタン】オクタン積んだ方が楽なの?の話。

はじめに

 ごきげんよう。もっさ(@Mawssa2000)です。本日はこちらのオクタンについて。

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 昨今ではニンフィアVmaxのデッキやれんげきテンタクルのカラマネロデッキなど、さまざまなシーンで見かけますが、やはりれんげきウーラオスVmaxでの1-1ラインでの採用が増えているといえます。多くのシティリーグ入賞レシピにはオクタンが採用されています。なんならコルニの気合いの方がマリィ博士の研究より優先されているレシピなんかも。昨今のポケモンカードにおいて1-1ラインのカードはなかなか立たないと言うのが正直な印象(ハイパーボールの有無など)でした。当然どんどんよぶという優秀な技の存在も考慮しつつ。そして、それよりはインテレオンのラインを4-4-3(2-1)などにする方が安定すると私自身考えている節があり、それで練習していました。(参考にしたのは以下の記事でした。)

どっちが回しやすいんだろうか

 あらかじめ申し上げておくと、本記事は何かしらの正誤判断をするものではありません。今回私自身が感じたことは

「デッキの丸さ具合=デッキの難易度」

という価値判断をしてはいけないということでした。当初、ジメレオンが4枚ガッツリ入っているデッキとジメレオンを3枚採用でそのスペースに1-1オクタン採用したデッキ、二つを照らし合わせた時に、前者を比較的自分のようなプレイスキルの無い人間でも高い再現性の下一定の勝率を叩き出せ、後者が若干再現性が落ちた上で、繊細なプレイが必要、上級者向けという印象がありました。
 ジメレオンが4枚あることで、メッソンからジメレオンになるハードルは下がり、複数体のインテレオンが立ちやすくなることは事実です。私も実際に練習する中で、バンバンインテレオンがたち、綺麗な盤面が形成されていきます。しかし山札はどうなっているのでしょうか。例えば...

・インテレオンをバンバン立てるにあたり、たくさんのポケモンを持ってこれる札(しんかのおこうなど)を使ってしまい、最後にウーラオスVmaxを素引きするしか無くなってしまうプレイミスをしてしまう。(かつ山には使うことのなかったクイックボールが3枚...とか。)
・れんげきエネルギーは基本裏工作で持ってくることができないので、縦引きからどうにか引かなければならず、ガンガン縦に引けるデッキではないこともあってしっぷうづき30で番を返して負けてしまう。
・テキトーにプレイすると3-3で取られて負けてしまうマッチも多いので、Vmaxに乗るタイミングが重要であるにもかかわらず、Vmaxを手札に抱えたままマリィで流されて、ただでさえおこうや通信を消費してしまっている中で進化ができなくなってしまう。
・れんげきエネルギーが引けたのは良いものの、その過程で博士の研究デデチェンジで1枚しか採用していないリセットスタンプなど、多くのリソースを切ってしまった。

といったプレイミスが頻発していました。前者の型では、よりれんげきエネルギーを必要としないようなプランを取りつつ、最終的にはしっかりエネルギーを縦引きして勝つ必要がありました。(当然例外あり)

 オクタンを1-1で採用してみた場合、すなわち後者の型であると、
・どんどんよぶでテッポウオはストレスなく置ける。
・別にクイックシューターは最終的に2枚立っていれば十分である場合が多いのでインテレオンが立たないストレスもあまり無い。
・オクタンが立たなかったときに代替プラン(エネルギー全力縦引きなど)が取れる。
・ドローサポートを浪費することが減った。引きたいものがオクタンで揃うので、手札にせっかく持っているボスをマリィで流したり、クイックシューターのインテレオンやあなぬけのひもを博士の研究で切る必要がなくなった。
・別にオクタンでクイックシューターのインテレオンを立てることもできる。
・進化のおこうなどが終盤に残っていることから、ウーラオスVを進化させずに据え置くことに不安が少ない。
・れんげきエネルギーが枯渇しない。
・ナイトウォッチャーに対して、オクタンからコルニの気合いで解決することがしやすい。
・雪道をオクタンから水の塔で割りやすい。

 と言った良い点があり、大変使用感が良かったです。必要なカードがうらこうさく含め全てピンポイントでサーチできる点が、デッキの方向性に一貫性を感じ、前者よりも使いやすいという当初とは反対の印象を抱くことになりました。

 だからといって前者が「弱い」という価値判断をする訳ではありません。サーチできるポケモンが弱い訳はないので入っていて十分強いのですが、それがデッキに必要なものかは常にこのようなカードに対して特に考える必要があります。やはりテッポウオスタートをして手札にジメレオンを抱えている際なんかはとても弱いですしね。しんかのおこうなどの管理ができて、途中で切ってしまったリソースを考慮しつつ、終盤れんげきエネルギーなどを高確率で引ける山にできていれば、オクタンは必要が無いわけですから、プレイスキルでカバーできる範疇なのかもしれません。れんげきエネルギー1枚有れば勝てるのであれば他のデッキより幾分も勝利条件としては易しいものといえるでしょうし。ここで私の認識がはっきりと変化したことに気づきます。複数枚採用のカードが多い前者のレシピ、いわゆる「丸い」レシピの方が、個人的な意見ではありますが、後者のピン刺しカードがあるデッキより「難しい」デッキだったのです。やれることが多いデッキは基本的に選択肢が増えるので難易度が上がると思うのですが、1-1しか無いオクタンがデッキの難易度を大きく下げていることに大変感動しました。

最後に

 今回少し触れましたが、「クイックボール4枚」というのも当たり前にしてはいけないなという反省がありました。さまざまな記事で「◯◯ 4枚(当然なので採用理由なし!)」といった記載があります。クイックボールを減らそうとまでは言っていませんが、例えばレベルボールの方が大事だと思えばレベルボール4、クイックボール3のような構築も考えるべきだと思いました。
 見かけ上は全然安定しなさそうなレシピがなぜ「見かけ上安定しない」と感じるのか。それはさまざまな要因がありますが、やはり「4枚入ってない」枠が目立つ時に多いように思えます。CL愛知で結果を残した悪パーフェクションはシルヴァディgxのドロー性能を活用することから、ドロサポが圧倒的に少なかったです。日本や海外で流行っていたルカメタザシアンはクイックボールが0枚でした。このルカメタザシアンは私もずいぶん愛用したものです。「このデッキ博士の研究3マリィ2だから安定しないだろ!」だとか私はしょっちゅう見かけ上で判断してしまいます。「ヘルガーライン3-3でそれどうやってデルビル並べるねん!」とか。
 より良いデッキを作るためには自分が無意識に常識だと思っていたことを破っていかないといけないのだと改めて感じました。入れたいカードがあるなら同時に捨てなければいけないカードもある。JCSでさまざまな選手の答えを見るのが楽しみで仕方ありません。
 今回も短い記事ですが、読んでいただきありがとうございました。それでは巨石丁〜♪

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