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転職日記2日目「リアクション」

記念すべき2日目の日記。
今日は驚くほど仕事でストレスが溜まり、溜まりに溜まって黒部ダムになりました。ほぼ決壊してます。放流注意です。
以前はなんとなく楽しかった仕事もここまで嫌いになるとむしろ愛くるしく感じる。
昔売れてた芸人が幕間で30秒くらいしか使われていないのを見ると不思議と好きだった気持ちを思い出すのに似ている。

アクセルホッパーという芸人がいる。
上記に挙げられる芸人の一人で、いわゆるエンタ芸人だ。
なぜエンタ芸人はあれほど印象に残っているのかというと、面白くないのに面白く見えていたからだろう。
明らかに辛い見た目をしたカレーがあって、食べてみたらむしろ甘かったとする。
一生忘れられんだろ。
露骨に真っ赤っかで山ほど唐辛子が載っているカレーをめちゃくちゃインドっぽい顔をしたインド人から提供された。しかしそれがアンパンマンカレー甘口の味だったら。
めちゃくちゃバズりそう。
印象というのは記憶に残りやすいと思う。

アクセルホッパーは当時「ポンポンスポポン バカテンポ」のリズムでギャグをするネタをしていた。
「ポンポンスポポン バカテンポ」には続きがあり、
「ポンポンスポポン バカテンポ ポンポンスポポン ポンスポンポポン ポンポンスポポン」という風に続き、ネタ振りをして、なんとまあバカだなあという話をするというネタだ。
まあ本当に面白くはなかったが、動きは面白いし、笑い声も画面から聞こえるもんで自然に笑っていた記憶がある。小4とかだったが。
彼はテレビという環境を存分に生かして評判を得た芸人の一人であり、そう言った芸人はエンタに山ほどいた。
ちなみに僕は小学校の卒業までアクセルホッパーがめちゃくちゃおもろい芸人だと信じてやまない人間であった。

上手に話をすっ飛ばしたが、まあ今日はなおさら転職の意欲が増したということだ。
面接については様々に対策を考えているが、リアクションがなんだかんだ大事だと自負している。
志やら経験を熱心に語るのも大切だが、一転相手が話し始めると役割は終えたぜと言わんばかりに澄ました顔をされては面接官も面白くないだろう。
実力やスキルがなく口ばっかりなら尚更だ。僕がそうなんだから。そうやって面接を済ませてきた。
能のある人間はリアクションの必要はないと思う。面接官の気を引くには十分の素質がある。
僕は素質などが全くなかったのでなんとなく気のいい人間の風を装った。バカ枠採用狙いだ。
しかし僕はこれがお気に入りなので貫き通そうと思う。目下練習するべきは自分語りの巧さになるだろう。

リアクション。話を戻す。
リアクションで笑いを取りたい。
面接で笑いは必要ないが、客先では笑いは役に立つ。
しかし僕は笑いに疎い。
感受性が豊かな時期の僕のナンバーワンはアクセルホッパーだったのだから。
「ポンポンスポポン バカテンポ」から始まる下りが一番面白いと思って成長したのだから。
だからリアクションを磨こうと思う。
リアクションをする際に、その出来事に対して最もストレートにかつあらゆる出来事に共通する部分を考えてみる。
「見た目」「色」「喜怒哀楽」
この辺りは拾いやすそうだ。
そこに僕の好き嫌い、身近な人の体験談などを主観的に意見として述べる。
具体例は全く思い浮かばないが、例えば。

「アクセルホッパーさんでした!ゴジラジラさん、いかがでしたか!」
「僕は本当に好きですね、そのキャップの色。」

まだ道のりは長いようで。

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