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笑気麻酔したらバッドトリプった話

埋没手術をしてしばらくが経つ。
最近やたら目頭の球のところが痒い。瞼はなんとなくまだ触ったら痛い気もするので、爪か綿棒で掻いてる。
ちょっと前にはメンタルやられて無職になってるなんて思いもよらなかったので、ノリと勢いでしてしまったが貯金が死にそうな主な原因なので早くも後悔している。


なぜいきなり埋没手術かというと、そこで笑気麻酔を経験したからである。
笑気麻酔についての知識といえばさくらももこが「たいのおかしら」でそれについて話書いてたな〜ってくらい。

目をいじくりまわされるのにシラフは無理だから10000円しないくらいの値段でつけてもらった。


もうこれ結論から言うと、“““““最悪”””””だった。


合法麻薬的な呼び方してる人もチラホラSNSで見かけて、ワクワクしてたから多めに吸っとこうと美木良介ばりの深呼吸したのがダメだったのか体質だったのか定かではないが確実に良くない方にトリップした。

吸って5秒もしないうちにぐわんと痺れが来て、体の奥から無くなる今ここに居るという感覚。
指は意識したら動かせたが、「動かせてるな」というのは確かにわかるのに感触がない感じ。手術台の皮っぽいツルツルした触り心地も感じなかった。
溶けていく、や、天に昇るようなフワフワした心地、などの気持ちよさはまるで無く、全身が感覚がないのに痺れて強張ってて世界が回り始めてて「笑気麻酔なんて、もうゴリゴリだー」の領域に早くも達していた。

ここからだんだん、今手術台で手術をされている→そのために笑気麻酔をかけてもらった→だからこうなっている、という知覚すら曖昧になり幻覚のような妄想を見始める。麻酔が切れた時に睡眠から覚醒したような感覚ではなかったので夢とはまた少し違う。

幻覚の内容はこうだ。
『市松模様が万華鏡のように絶えずグルグル回り続ける世界、その市松模様の中の一つの四角の角に知人が居て生きていた』
思い出しながらこの記事を書いているから、正直自分でも何を言っているのか分からない。

何その世界?
四角の角に生きてるって何?

何も分からない。ただ、あの時の自分はそう感じてなんの疑問も抱かずありのままを受け入れていた。
ちなみに、BGMも鳴っていた。
音を文字に書き起こすこともできないのであえて近いものを挙げるとするならば、Netflixで視聴できる一時期めちゃくちゃバズっていた難解アニメこと「ミッドナイトゴスペル」の主人公がアバターでインタビュー先の星に向かってる時の音楽だ。

市松模様は、大麻などの幻覚と言えばなイメージのサイケデリックでカラフルな原色ではなく、グレーの薄いフィルター1枚通したような暗さだった。
その薄暗い市松模様の世界で、だんだんと角に住む知人にフォーカスしていって、次の瞬間私は知人になって、“私”を何かしらの契約へ誘っていた。

ここから先は自分でも記憶が曖昧になっているし上手く話せる気もしないので、箇条書きで話すと

・知人は元々“私”であり、今の知人もなんらかの契約を結ばされた結果知人へと姿形を変えたらしい。

・契約が切れた死後の世界は、知人に成ってしまった“私”が先頭も見えないほどズラッと列になっていて、いつのまにか私も最後尾に並ばされていた。
床はベルトコンベアみたいだった。

・私はそれを三次元的視点と二次元的視点から同時に見ていた。

・二次元的視点では、“私”たちが三角定規の底辺みたいなところにいるのが分かりその角で(また角)先頭から順番にすり潰されていた。

もう本格的に何を言ってるのかよく分からない。
自分でも書いていて頭が痛くなってくる。
説明下手かよ。
多分、説明も下手だし文章力もないんだと思う。

で、私はすり潰されるの次の次じゃん…くらいでだんだん意識がはっきりしてきて片目を意識ある状態で縫われました。

バッドトリップした挙句、結局時計仕掛けのオレンジかい。

そして深夜2時に、よく分からん文章この世に生み出してるんかい。
寝ます。おやすみ。明日マイナンバーの書類出さないとだなぁ。捨てたい。


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