とぅーーみにっつマブス戦記録2022/11/05vsTOR

vsトロント。相手はサイズと機動力のある選手を何人も抱えており、ドンチッチが苦戦しそうな予感。
 マブスファンが待ち望んだパウエルスタメンがついに実現。序盤は高さのあるトロントのオフェンスリバウンドに苦しむマブス陣。途中から前の試合でも使っていたゾーンに変更。エリートシューターが少なく、どちらかというと高さを活かしたいトロントには効果的だったかも。ドンチッチのマークマンはスコバン。サイズ×機動力のあるディフェンスで、ドンチッチが苦手なタイプかと思ったが、割とするすると抜けて得点を重ねるドンチッチ。おかげで直近数試合のような1Qで点が止まる展開にはならず、久しぶりに1Qをリードして終えることが出来る。
2Qになってマギーが登場。早速速攻でダンク、謎のトップからのターン→アンドワンで結果を残す。ただこの場面、逆サイドではティムハがポストでボール呼んでるウッドを無視してトップのマギーにパスするというなかなかクソな展開だったので、結果オーライとか言わずにティムハ君には反省してほしい。
 2Qにドンチッチが帰ってきた辺りから、トロントがダブルチームを仕掛け始める。しかしダブルチームを捌くのが世界一上手いドンチッチさん、簡単にオープンを見つけてディンのスリーを連続でアシストする。この試合はここからずっとドンチッチにダブルチームをかけ続けるトロントだが、正直我慢して一人任せにされて居た方が、オフェンスの流れが出来なくて嫌だった気がする。優秀なディフェンダーの多いトロントだが、序盤にドンチッチに気持ち良く得点されて少し焦っていたのかもしれない。
 後半入って最初はドンチッチのダブルチームに対してゴール下のパウエルのダンク。このプレーもそうだが、パウエルとドンチッチがいるとピック&ロールが増えてアイソが減ったことで、オフェンスにリズムが生まれやすくなっているように感じる。スペインピックからのルカのイージーレイアップやピックで中に収縮させてディンのオープンスリーなど、ピックから綺麗に崩して得点を重ねて3Q開始早々二桁リードをつける。その後も順調に点を重ね、ディン&パウエルのピック&ロールからルカのスポットアップスリーなんていう、いつもの逆バージョンも決まる。これもパウエルのスクリーンが機能してる証拠である(なんで最初干してたんだキッド)。3Q終盤にはドンチッチのコネコネからのタフフェイダウェイという、人間絶対到達不可能シュートが決まって二桁リードで4Qへ。
 4Q序盤は良かったものの、途中からアチウワにポストやコーナースリーで連続得点、バーンズのティプインなどサイズ差を活かされて徐々に点差を詰められる。しかしそんな場面で踏ん張るのが縁の下の力持ち・ドリアン。高さで勝るトロントに対してオフェンスリバウンドから得点、カッティングからダンクと逆転もちらつく場面でしっかりと踏ん張る男。危ないとこもあったものの、なんとか勝利。ダブルチームを仕掛けるチームにはオフェンスがスムーズに行くことが分かったと同時に、そうでないチームへのオフェンスパターンの開拓が必要だなあ、とぼんやり感じた試合でした。

良かったこと
・ここ数シーズンマブスが得意としていたドンチッチのダブルチームへの対処がこの試合も上手くいったこと。久しぶりにいい流れでオフェンスできた。
・パウエル、グリーンの2大エナジーガイの活躍。ネットレーティング1位男は伊達じゃない。

悪かったこと
・相変わらずせっかく作ったリードをキープできないところ。クロージングラインナップが去年のいいイメージを引きずってる感じでよくない。
・開幕から続くクリバー、THJの不調。クリバーはスリー入らないから積極性を欠き、THJはオフェンスで不調な日はただディフェンスで穴になって何も生まないことあり。起用方法もうちょい考えてキッド。
・全体的にダブルチームへの対処は良かったものの、ウィングにいるブロックとコーナーのドリアンの何も生まないパス交換みたいなシーンが何度かあった。二人ともコーナーに散らしてウィングにはそこからドライブできるウッドを置いたらもっといけるんじゃない?

おわり。次の試合もよろしくね。
 

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