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ゲーミングノートでVRChatをやるときの注意点というか覚悟

 表題のとおりでありますが、ゲーミングノートをメインPCとして使用している私が、普通のゲーム目的・VR目的に関わらずゲーミングノートを使って思ったこと等を書いていこうと思います。
 ゲーミングノートを買った目的としては主にVRChatというVRゲームをするためでした。デスクトップにしなかった理由は、当時断捨離を行ったばかりで部屋にかさばるものを置きたくなかったことと、純粋にデザインに惹かれたからです。
 当初はAsus:ROG Zephyrus G14(RTX2060max-Q)を使用しており、現在はAsus:ROG Flow X13(RTX3050ti)+XG Mobile(RTX3080)を使用しております。

 Noteやブログ等、文章をサイトに投稿することは初めてなので、読みづらかったり一般的なルールに沿っていなかったりするかもしれませんがご了承下さい。また私自身パソコンに詳しいわけではないので、普通に間違ったことを言っているかもしれません。


 最初に断っておきますが、ゲーミングノートを否定しているわけではありません。むしろめちゃめちゃ好きです。
 私自身ガジェット好きというのもありますが、特にコンパクトでかさばらないものや最新技術を限界まで小型化したマシンとかにすごい惹かれるんですよ。
 また、今のゲーミングノートはデザインも凝っていて純粋にかっこいいものがたくさんあります。MacBookのような薄くて高級感のあるもの、背面が電光掲示板になっていて遊び心のあるもの、2画面になっているもの…。どれも所有感を満たすようなものばかりです。メーカーも結構力を入れて作っているのではないでしょうか。
 しかしながら、今からPCゲームを始める人が「ディスプレイ・キーボード等一式で揃えるならばゲーミングノートでも良いのでは?持ち運びもできるし…」と軽い気持ちでメインPCとしてゲーミングノートを購入するのはおすすめしません。サブとして用途を分けるのであれば問題無いのですが、メインとして使うのであれば「このモデルに惚れた!」のような熱い想いがないと多分後悔すると思います。
 ゲーミングPCを検討している人・ゲーミングノートはおすすめしないって言われるけどどうなんだろう…と思っている人に、こういうデメリットがあるんだ~とか思っていただければ良いのかなと思います。

 まずはVRゲームの前に、全般的なところから。


デスクトップに比べたときのデメリット(全般編)

1.デスクトップ用のGPUに比べ性能が10~30%ダウン
 まずはこれですね。調べてみるとGPUの比較サイト等で色々出てきますが、ハイエンドモデルになるにつれ性能のダウン幅が大きくなってきます。
 GTX1650のようなエントリーモデルであればほとんど変わりませんが、RTX3080のようなハイエンドモデルだと3割くらい性能が下がります。1世代前のデスクトップ用GPUもしくは同世代の1ランク下のモデルと同じくらいの性能になると思うとわかりやすいと思います。
 またmax-Qというモデルがありますが、これはノートPC用のGPUを更にコンパクトにしたものです。当然ながら更に性能は下がります。薄型だったりデザイン重視のゲーミングノートで採用されたりしますね。

 使用感としてはデスクトップ版のGPUと比較したわけではないのでどのくらい劣っているというのかは分かりませんが、RTX2060max-QでVRゲーム(主にVRChat)をしたときにはだいぶ力不足に感じました。VRChatでは10人くらいまでなら快適に過ごせますが、それ以上に人数が増えてくるとカクついてくる感じでした。(デスクトップ版だとどうだったのでしょう。ノート版よりは多少快適だったのでしょうか?) その後RTX3080のモデルに乗り換えましたがこちらでは不自由なく過ごせており、ノート版とは言え今のところ力不足を感じたことは一度もありません。

2.ファンの音がうるさい。
 デスクトップPCや据え置き型のゲーム機のような「ブオーーン」という音ではなく、小さいファンが高速回転するので「シャーー!」という音が鳴ります。高い音なのでなおさら耳に付きやすく、PC本体も机の上に置くので目の前で騒音が常に発生しています。
 ただ、ゲームや負荷の高いことをしなければ普通のノートPCと同じなので特に気になりません。またゲームをしていても集中していたり、スピーカーの音量を上げる・ヘッドホンをする等対策していたらそれほど気になりません。ヘッドホンを外すと「うるさっ」と気づく感じです。同居人とかいたらきっとうるさいと言われると思います。ほか、VRChatにてVR睡眠も何度か挑戦しましたがこのファンの音がうるさすぎて私には無理でした。

3.専用充電器がないとGPUをフルパワー運転できない&充電器重すぎ
  
これも広告やスペックシートには書いていないので知らないという方多いと思います。専用充電器を繋いでいないとGPUへの電力供給が追いつかず、フルパワー運転ができません。私はゲーミングノートはずっとAsus製を使用してきたため他のメーカのものは分かりませんが、PCの特性を変えれるようなアプリが標準で入っており「ターボ/パフォーマンス/サイレント」の3段階から選べます。このうち、専用充電器を繋いでいないとターボモードがグレーアウトされ、フルパワー運転ができなくなります。ゲーミングノートによってはUSB-CによるPD充電にも対応しているものもありますが、私が持っていたものは接続してもターボモードは選択できませんでした。PD充電器が100W充電可能なものでも60Wくらいに制限されてしまったため、そういう仕様かと思います。

 またこの専用充電器、大きくて重いのでかさばります。種類にもよると思いますがZephyrus G14では700gくらいあり、本体が軽いものでも充電器込で持ち運ぶとそこそこの重量になります。ケーブルも太くて柔軟性がないため、なおさらかさばります(特にコンセントと変換器の間のケーブル。ただこちらのケーブルは通常ミッキープラグ(汎用品)を使用しているため、Amazon等で短いケーブルを買って付け替えることで多少マシにはなります。)。

 とは言っても私は出先のカフェ等で高負荷のゲームをすることは無いので家では専用充電器、出先ではPD充電器と分けて使っています。しかしながら、どうせフルパワー運転ができないのであれば大きくて重いGPU(を抱えたノートPC)を持ち運ぶ意味とは…という気持ちにもなってしまったりもします。(AsusのROG Flowシリーズなんかはノート本体と外付けGPU(充電機能付き)のセットで売っているのである意味理想的と言えますね。高いですが…)
 
 

4.キーボード熱すぎ…。冷却も本体だけでは追いつかない。
 ゲームをしているときですが、キーボードめちゃめちゃ熱くなります。場所によっては触っていられません。火傷しそうになります。仮に火傷しなくても指先の熱が気になったり、そもそもキーボードのタッチ感がゲームに向いていなかったりで、ゲームに集中できません。なので別途キーボードを買うことになります。
 また、キーボード以上に熱くなるのがキーボードとモニターの間の部分で(ファンクションキーの上の辺り)、熱くなりすぎてやばいのでは…とこちらが不安になるくらいです。実際、Zephyrus G14を使っていたときはノートPC用の冷却台を使うと少し動作が軽くなったので、正直本体だけでは冷却しきれないというのはあるのかと思います。(そもそもノートPCという構造上、発熱体の塊であるパソコンにとっては無理のある設計なのでしょうが…)
 そうなるとキーボード、冷却台と周辺機器がどんどん増えていきノートPCとしての利点は…となってきますが、ここにモニターやVR機器も入ると更なるごちゃつきを放っていきます。


 全般的なところはこのくらいにして、次回はVR機器編に入りたいと思います。これまでは使う人が我慢したり、お金で解決できる内容でしたが、真髄はここからです。いよいよ技術的にどうしようもできない問題がでてきます。





 箇条書きくらいで簡単にまとめるつもりだったのですが、長くなってしまったので一旦区切ります。VR機器との接続について書こうと思って始めたのですが、思いのほか全般的なところで長くなってしまいました。タイトルも後で変えるかもしれません。
 VR編はまとまったら投稿します。


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