文学について

大学時代、文学部国文学科だった。ただそれだけ。
ミーハーだけど本当は大学でちゃんと源氏物語研究をしたいと思っていた。または、ずっと苦手としていた近代文学をちゃんと学ぼうかな、って。

ところが、3回生になる時に行われるコース分けガイダンスで配られた資料を見ると、私が受講しようと思っていた近代文学史の講座が無い…
「???」
困惑してガイダンスしていた学生課の人に確認しにいったら「今年から無くなりました」。
なんて?
なぜ事前に告知しない、本当にそのコースに進もうと思っていた人たちをなんだと思っているんだ。

言いたいことはたくさんあるけど今更noteで吐き出したところで仕方ないので細かくは書かないけど、とりあえず「ふざけるのも大概にしろ」という主旨のことを学生課にぶつけて言葉の大乱闘が行われた。とだけ報告しておく。

そして、それならば本来好きな時代の文学を学ぼうと源氏物語のコースに申し込んだところ

定員オーバーにて抽選漏れ

もう大学辞めてやろうかと思った。

何もやる気が出ない。授業に出ることに意味なんて感じない。

ちなみに、図書館司書の資格が取れる講義も受けていたのだが、毎回教室に生徒が収まりきらず、机と椅子が無い立ち見状態での受講や、なんなら廊下の窓から受けろというようなスタイル。
2回受講して改善されなかったんでその講義自体出席することを辞めた。

なんというクソ大学。私はあの大学を許さない。

しかしまぁ、親にお金を出してもらって通わせてもらっている大学。そつなく卒業はして就職をしなくては申し訳が立たない。
もう学校に通う理由はただそれだけ。
必要なだけの単位を取り、卒論に必要なだけの勉強をする。
あとは何も大学に期待せず、バイトとバンギャ活動に専念するのみ。

それでも、仕方なく選択した『万葉集』研究はそれなりに面白かったと思っている。最古の歌集であるがために、その後の時代の歌のルーツが見える。
平安期よりも祭事の色が濃い歌が多いのも面白い。
でも、教授が苦手だったからやっぱり卒論のためだけの最低限の勉強しかしなかった。

今になって、やっぱり古典文学は好きなんだよなぁ・・・という思いが込み上げている。
必要に迫られず、自分の好きなものだけをピックアップして掘り下げるのは大人の贅沢かもしれない。

古典文学も日本史も、今から自分なりに繙いていくのは自由だと思うから、時々は思い出して深掘りしてみようかな。
当時とは世間的な解釈が変わっていることも多いかもしれないし、また興味が湧くかも知れない。

ちなみに、noteの一つ目の投稿の「推し短歌」への応募で「あぁ、そうだったよね・・・」と思い出したので、この文章に至ったという次第。

そもそもが好きなんだよ、短歌。

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