スライド奏法〜足をスライドさせることにこだわる〜

緒言

さて、前回はイキったヒールトゥの記事を書きましたが、せっかくなのでバスドラムのもうひとつのダブルストローク、スライド奏法についても書きたいと思います。

ヒールトゥでは、名前にとらわれてヒール/かかとにこだわると上手くいかないということを書きました。

いっぽうでスライド奏法は「スライドにこだわる」と上手くいったのでご紹介いたします。


なおスライド奏法はまだそこまでスムーズにはいっておらず、ちょっとできるようになった程度のところで執筆しています。

そのためこれからまた変わっていく可能性があることをご了承ください。

スライド奏法とは、とそのやり方

スライド奏法とは、ヒールトゥと同じくバスドラムでダブル、つまり一踏みで2回音を出すためのテクニックです。

詳しくはこちらの動画を参照。


初めにぶつかる壁


まず私がスライド奏法を練習し始めたときに思ったことがあります。

それは、
「ペダル表面はゆうほど滑らない」
ということです。

ペダル表面には溝が切ってあったり、さらにはゴムが貼ってあったりします。

そのため2回踏むも何も、そもそも足をスライドできない、というところで私は引っ掛かりました。

発想の転換ポイント


さて、ヒールトゥではヒールにこだわらないことで上手くいきました。

しかしスライドでは「スライドさせることにこだわること」で解決しました。


そうはいっても溝やらゴムやらで足は引っ掛かります。

そこでどうするかと言うと、1打目はつま先で思いっきり弾くように踏むのです。

そうするとペダルの面が足の裏から離れます。

離れれば引っ掛かりませんからその隙に足を前にスライドさせることができます。

ペダルがバネの力で戻ってくるまでに足をど真ん中まで前進させておくことができれば2打目を踏めるというわけです。


森谷先生の動画の場合。

森谷先生の動画では1打目を「おいで」するように打つ、とおっしゃっています。

ここが私で言うところの、スライドさせるために思いっきり弾く、に当たります。

森谷先生はスライドにこだわらないようにとおっしゃっていますが、私のはこれのちょっと解釈違い、というようなイメージです。

つまり出来上がる動きは一緒です。

私もこの動画でできるようになったので感謝しておりますし、内容を否定するものではございません(笑)


その前にやる練習

さて、スライド奏法をやる前の段階でちょっとやっておくべき練習が自分ではあったので書いておきます。

それは、かかとを上げた「ヒールアップ」、かつ踏んだ後にビーターを押し付けつづけない「オープン奏法」をできるようになっておくことです。

これがスライド奏法をやる前提の動きになっている(気がした)ので、まずはこれができるかを確認してみるのも大事だと思います。


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