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【41歳の婚活】38歳のジャッキーⅢ

ジャッキーとごはんに行った。
月島でもんじゃ。

「もんじゃとかどう?」ってジャッキーが言ってくれたけど、お店は選んでくれなかった。

「おすすめある?」って聞かれて「どこでもいいから、探す努力をしてくれよ!」って思ったけど、こういう丸投げタイプのヤツだと一生きまんねぇわ、と思って食べログで探した良さそうなお店を提案した。

私の中には、男性とごはん行くときはインプット(いい店教えてくれー)、女性とごはん行くときはアウトプット(いい店の情報、仕入れてあるよ!)の感覚があるので、ちょっとガッカリ。

焼肉屋も私が探して予約したし。
次は俺が探すね、と言ってくれたのでまぁいいけど、


前日からジャッキーはぶち上がってた。

毎日「おはよう」から始まる。

明日会うのに、こわいて。

もう電話のことは忘れてるかと思ってたら、夕方頃にラインきた。

行確(行動確認)すごいな。、


めちゃめちゃめんどくさいので、家に帰って、一息ついてから「帰りまーす」と送った。笑

嘘はつかない主義なんですが、、、ごめんなさい。

やっぱりヤスダくんが大好きなので、好意を向けてくれることは嬉しいが罪悪感がある。

そこで、私の不安3本柱を【会った時】に伝えようと決めた。

【不安3本柱】

①同じ業界なこと
ヤスダくんとは「あそこのケーキおいしいよね〜」「一緒にムーミンパークいったよね〜」「楽しかったね」「お姉ちゃんにも勧めたもん」などなど、極めて普通ののほほんとした会話ばかり。
(ヤスダくんメンタル正常時に限るが)
仕事のことを1ミリも思い出さなくて「日常」という感じに癒やされる。
あとヤスダ構文「ーだよね〜」「ーもん」がかわいすぎて話ながら、悶絶してる。
仕事の話もするけど、お互い「よくわかんないけど頑張ってて偉いね」というスタンスなので、楽ちん。

ジャッキーは、「あの映画の制作費、15億らしいわ」「〇〇(俳優)と仲良いから仕事やりやすいわ」「明日、映画の撮影なんよ」みたいな、仕事のことばかりで、ついつい仕事を考えてしまい疲れる。
たまに知り合いの話も出てくる。
仕事の延長感がすごい。
仕事につながる話を1つもしたく無い。
だけどイヤと言ったところで、ジャッキーは仕事人間なのでそういう話をせずにはいられないと思う。


②こんな短期間で何に惚れ込んでくれているのか謎
連絡したときから爆裂に喜んでくれて「嬉しい」って言ってくれてるけど、そして付き合いたいって言ってくれたけど、私のこと外見くらいしか分かってないのに、何がいいわけ?って思う。
私は外見で惚れてもらうフェイスでもバディでもない。(自分で言ってて悲しいけど)

あと、私の性格知ってる?明日、職場の後輩3人とコストコ行くけど、その中のあんまり接点のない後輩のこと「遊ぶ時に、友達の妹がついてきたみたいな感じ、、なんでくるんだろうって思ってる」って言っちゃう女だぜ?とかって思う。
結構、言いたいこと言うし、優しくないけど大丈夫そ?


③ラインの頻度や、束縛が今よりすごくなるならきつい
今ですら「今日何時まで?」「何時に帰るの?」「もう家についた?」みたいなラインがくるんだけど、付き合ったらどうなるんだろう。

もちろんヤスダくんに会うつもりだし、ヤスダくんの家に泊まるんだけどいけるんかな?(おい)


当日の朝。
やっぱり「おはよう」がくる。

今日もぶち上がってる!!


もんじゃ屋さんに入ると、やっぱりちゃんと上座に座らせてくれる。
こういうところはいい。

とりあえずもんじゃを頼もうとなり、人生初もんじゃだと言うので「何がいい?」と聞くと「豚そばもんじゃ」と言うので、ウーロン茶2つとそれを頼み、ウーロン茶で乾杯して、ふぅとなったタイミングで

👨「で、何がいやなん?」
と切り込んでくる。

👩「んーなんか、同じ業界だなって」
👨「別にいいやろ、同じ職場じゃないし、何か関係ある?」
👩「んーなんか、あるんですよね、普段は仕事につながる会話をあんまりしたくないっていうか」
👨「せんかったらええやん!」
👩「そうはいかないですよ、話したくなっちゃうけど、そういう話はしたくないって言うか」
👨「他は?」
👩「なんか、もうちょっと仲良くなった時に、違ったなって思われたらお互いに辛い」
👨「ならへんて!」

話してみて分かったけど、ジャッキーは多分、深く考えるのが苦手なんだなと思った。
とにかく、結果に向けてアプローチするタイプ。

だから話しても平行線。

👩「同じ業界なの気になる」
👨「気にせんだらええやん」

はい??

もんじゃの次は焼きそば!となり、何がいいか聞くと「豚焼きそば!」と。
「もんじゃと具が同じじゃーん!」と言ったら、海鮮焼きそばにかえてくれた。

海鮮焼きそばには、エビ2、ホタテ1がのっていた。

三姉妹で育った私は、
「ふむふむ、エビは1ずつ、ホタテは焼けたら半分に切ろう」と決めて、食べるのを楽しみにしていた。

食べ始めてしばらくして気づいたら、エビもホタテも、全部ない。。。

え、コイツ、エビ2食べてるやん!!!ホタテも全部いってるやん!!!とちょっとムカついた。

聞いたら、子ども1人の環境で育ったとのことで(家庭環境はなかなか複雑。)次からは食べる前に「エビ1ずつだよ!」って言おうと決めた。笑

食べ物に興味がなかったり、分ける癖がついてない人とごはん食べるとこういうことがたまにある。
私が食いしん坊だから、横取りされたような気持ちに勝手になってしまう。笑

あと、私が「明太もちチーズもんじゃも食べたい!あとで頼もう!」って言って「いいよ」って言ったのに、忘れてて
豚そばもんじゃ→海鮮焼きそば→カルビとまぐろバターを頼んで「ふーお腹いっぱい」だって!!!

おい!ワシの明太もちチーズわい!!!

〜食べ物の恨みを晴らすための雑談〜(実話)

👩「今日さ、家のエアコンの付け替え工事があって、ビックカメラで工事費込みで買ったんだけど、工事の人に『見てみたら、ちょっと特殊なオプションが必要で、3000円くらい追加でかかるんですが、いいですか?それしないと、結露がでちゃうので』って言われたの。で、いいですよーって言ってカバンの中から財布出そうとしたらなくて、、、」

👨「え?追加でかかるとかあるんや」

👩「ん、で、探しても探してもなくて、、財布ないと困るじゃん。
免許証もマイナンバーカードもないし。
とりあえず工事の人には家にあった現金かきあつめて払って、うわぁ、最後に財布出したのいつだろうって考えて、あ、昨日スーパー行った時だ!ってなってさ、、」

👨「、、おお、思い出したんや」

👩「で、スーパーに電話したら、、、財布預かっててくれて!現金も抜かれてなくて、そのまま返ってきたの!」

👨「あー、よかったやん」

この話をし始めた時、ジャッキーは「こいつ、財布落としたから現金貸してくれとか言うんか?え?パパ活?」っていう不安が顔に出てて、とても良かった。

意地悪すぎる、か。笑

店を出る時に、当然のように支払ってくれたけど、
「本当は無くなるお金だったら、これで私がおごりたい!」って言った。(受け取ってくれなかったけど)
意地悪はそれでチャラにならん、か。

ご飯を食べながら、私がまだぐずぐず言ってたら
👨「ええやん、付き合お!決まり!」
と話をまとめてきた。

お店を出ると、ジャッキーは41歳女の脳天をポンポンして、
「不安あると思うけど、彼氏と彼女でやってこや」
「俺が飽きるかもとか言ってたけど、傷つけるようなことはせんし、大切にするし」
「年上にこんなんいうのあれやけど、めっちゃ可愛らしいなって思う。だから好きって思った」
と言ってきた。
(言ってもらった言葉は嬉しいから、紙に書いて家に貼りたいくらい!!忘れたく無い!!ありがとうジャッキー!!)

ヤスダくんのことが大好きな私は、(ん〜、、私が傷つける可能性があるのだが、、)と思いながら、はっきり付き合おうとは言いたくないので、

「いったんお試しということで。お互いに!!もっと中身も知って欲しいです!!」

と言い、なんかぬるっと付き合うことになったくさい。

👨「駅まで送るよ」
👩「ありがとう〜。あ、車?」
👨「うん、今日は荷物多くて乗せてあげられやんくて」
👩「いやいや、ここでバイバイでいいですよ!遠回りにならない?」
👨「ええよ、送りたいから送る」

駅まで送ってもらって、電車に乗ろうとしたらラインが来た。

世界一普通の返事なのに、可愛いがバグりだしてる。



多分だけど、一刻も早くタバコ吸いたいから、車では送ってくれなかったんだろうなと予想。

「まつりさんの前ではタバコ吸わない」と言ったけど、どこまでガマンできるのやら、、、

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