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大学生の隠岐島旅行記~2日目前半~ご縁がもたらす旅

5月の中頃、悩める就活生ととある銭湯へ行き、
「幸せとは何か?」「就活の正解は?」
について話し合い、その末に出たアイデアが
「島滞在&取材」
そして大学生2人は隠岐島へ自分の人生について問うために、答えを見つけるために旅に出るのであった。

ご縁とは

ということで、day2の出来事をぼちぼち書いていこうかと思う。

ちなみに、2日目は非常に内容が濃く、長い文章になりそうだから半分にして投稿するつもりだ…

ところで、あなたは「島根はご縁の国」と言う言葉を聞いたことがあるだろうか?

これは島根県、とりわけ出雲地方では出雲大社があったり、古来からの伝統が今現在まで引き継がれていたりして、それでこの言葉の由来になっているらしいが、

まさしく、隠岐島旅行2日目はそんなご縁を肌で感じられる旅であった。

あなたも身近にある「ご縁」をイメージしながら読み進めてみてはいかがだろうか?

朝、隠岐島市役所へ

2日目の朝は早い。前日は船に揺られ、バスに揺られ、満身創痍であったが、その疲れもそのままに7時に起きた

素泊まりなので自分たちで朝ごはん&身支度を済ませて隠岐島市役所へ向かった

なぜ旅行で市役所かって?

それは話すと長くなるが、隠岐島は地方創生活動において注目されている土地であり、いわゆるメッカ的なものになっている。

そこで、地方創生活動に興味がある私は事前に役所の地域振興課へアポを取り、今日その地方創生にコミットしている人へ話を聞きにいく次第なのだ。

京土産を携えて朝9時に役所へ向かうと、早速振興課の人が出迎えてくれて脇の小部屋へと案内された。

お話には2人の課の方が来てくれ、丁寧に地域活動の説明をしてくれた。

隠岐島の地域活動

島は都会より商業的に発展こそしていないが地域振興に関してはまさにパイオニアである。

驚かされるような政策、思いがたくさん聞けた。

話をしてくれた船木さんは、大阪大学出身らしい。横で眠たそうにしていた相方もこれには驚いていたみたい笑

島へは毎年多くの方がアイターンをしており、今回お話ししてくれた役所のおふたりはどちらも本土(関西圏と関東圏)の出身である。

さらに島の人口12000人に対して協力隊を13人も派遣しており、起業家もたくさん島へやってくるらしく、面白い人がたくさんいるそうだ。



そんな島での当面の目標が『関係人口の増加』である。

関係人口、難しい言葉だがつまりは『ご縁』である。

島根らしさがあって素敵だ。

まぁ、詰まるところ島の振興活動には目を見張るものがあって、島には魅力、ご縁があるってことだ。

普通に新発田とは違う。いい意味でも悪い意味でも。

そして船木さんは最後に島のおすすめスポット、並びに面白い人を紹介してくれた。

それが『京見屋文店』である。

ということで僕たちは薦められるがままに京見屋文店へ向かう。

京見屋文店は超面白い

さて、京見屋文店へ到着。

店の雰囲気はとてもおしゃれで、京都にある人気のお土産屋さんにも引けを取らない、人気ぶりだ。

そして店主へ船木さんの紹介だと言うと、マスターは快く迎えてくれ、店でやっていること、島で行っていることを話してくれた。

マスターの谷田さんは島出身で、一度は大阪で仕事をしていたものの、地元へ戻り家の雑貨屋を継いだとのこと。

写真で見るようなおしゃれな雰囲気はマスターの時代から改革したその結果だそうで、昔は村によくある萬屋みたいな内観だったらしい。

しかしながら、隠岐島にもカテゴリーキラー(ホムセンや家電量販店)が現れ雑貨屋の商売が立ち行かなくなり、

今のようなおしゃれな雑貨屋さんが誕生したそうだ。

それにしても、マスターのセンスはすごい。

DIYの腕もさながら、実に機知に富んだ方である。

店の隣にある空き家はマスターのもので、今現在阪大生を巻き込んでリノベーションや、島活性のホームベース作りを企んでいるらしい。

あなたも旅行をする際はマスターの店を訪ねて見てはいかがだろうか。

最後にマスターから次のおすすめスポット&面白い人を紹介してもらった。

次に向かうは島の北東、「布施地区」である。布施地区には現在1人の地域おこし協力隊が在職しており、その人の開いている食堂がおすすめとのこと。

ということで地域おこし協力隊との出会いは後半で書こうと思う。

京見屋文店HP

隠岐島地域振興課パンフレット『ひと はな』

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