ゴールデンイーク 1
休日の午前中は、どうしてこんなにも時間の進みが早いのだろう。
出かける30分前になっても、私は未だにうどんをすすっていた。
急いで化粧、急いで着替え、脳内で流れるBGMは「天国と地獄」。
紅組がんばれ!
白組がんばれ!
コーナーで差をつけろ!
あーん、マスカラが肘についた!
ピロン♪
今日一緒に出掛ける、友人Mからのラインだ。
「わすれものして遅れちゃう」
おい、M!!!!!!!!!!!!
うどん早食いの時間返せ!!!!!!!!
30分遅れてきたMと美術館で落ち合う。家へ取りに帰るほどの大事なものって、定期?財布?何を忘れたのか、聞いてみる。
「大塚国際美術館で、小松菜にお土産買ってきた。忘れて家引き返してん~」
は?KawAII…。
許した。無罪。アンタ無罪だよ。なまらめんこいギャルだよ。
突然目の前に現れた奇跡みたいな出会いだよ。
以下、ダイジェストで写真と共にお送りいたします。
あー、楽しかった。それにしても、GWの人出はすごかった。
ビルエヴァンスの顔がいっぱいプリントされたシャツ、NANAみたいなスタイルの美女、APAホテル社員が落としたであろうネームタグ。
街にあふれるいろんなものが気になって、くらくらした。
私の休日は基本的にシフト制なので、世間の大型連休とは無縁なのだ。上司が気を遣って組み込んでくれたGWの3連休が嬉しくもあり、憂鬱でもあり…。
自分一人しかいない部屋に心底安心しつつ、村上春樹の「1Q84」を読む。
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