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私の頭の中の爆盛

わたしが学生の時でした。
学校の隣に構えている一軒のラーメン屋。
通るたびに麺の茹でたあのモワモワムワムワした香りが気になって入ったのです。
券売機の左上、見慣れない文言
「爆盛油脂麺」850円(当時)

爆盛油脂麺


東京はすごいんですね。
私の好きなものが爆盛と脂と麺でしたので、
食欲3大欲求を一度で満たしてくれるなんてと、、、
突き指になるんじゃないかって位強くボタンを押してしまった思い出があります。

ワクワクしながら待っていると大きめの丼が登場し受け取ろうと手を伸ばすと、黒い器の周りが白くてギトギトしているので触れず、あの彦摩呂さんが「背脂のゲリラ豪雨」表現されたそのまんまが私の目の前に降りてきました。

爆盛油脂麺


今でも初めて爆盛油脂麺を目にしたときの事は覚えていて、
「これ本当に食い物か?」
それくらい当時油そば自体初めての経験の私にとって強烈でした。

ガッチリボキボキワシワシとした極太麺で
タレで麺の色が茶色くてチャーシューは大きめ2枚と刻みの2種類入っていて、
半熟煮たまご1個
味変で魚粉粉チーズタバスコお酢山椒
他にもあった気がします。
一口食べていかに私の味覚が温室育ちのハウスみかん舌だったか思い知らされました。

爆盛油脂麺

ただひたすらに圧倒的でした。
ゴワゴワ ワシワシ 味濃い 油っこい
これを400グラム食べきるまでループしていました。
何とか食べきった後、「もう二度と食わん。」血糖値が急激に上昇したのか
フラつきながら爆発しそうなお腹を抱え
帰宅の途についた記憶があります。

でもああいう食べ物って本当に中毒性が凄くて、二度と食わんと誓った1週間後には足を運んでしまうのですよね。


思い出すだけで食後なのにお腹が空いてきます。
今は引っ越してなかなか行けませんが、月に1回は電車で30分かけて食しております。
お店の名前は
平太周味庵  
大崎広小路本店 神保町 西大島(今年閉店)

爆盛油脂麺

ちゃんと3店舗で爆盛油脂麺を注文させて
いただきました。
西大島店が閉店されたのを今日知ったので
書かせていただきました。

爆盛油脂麺

サブリミナル油脂麺


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