【3DCG習得と『好きなこと』、生計。教育者として】
『好きなことをすればいい』と若い人にいうのはかなり危ない。
好きなことをすることはかなり大事なのだが、大抵は生活が成り立たない。実際に大抵の美大生は社会の中で消えていく。
だから、好きなことを包含している作業であるCG、3DCGは、とりあえず仕事の中で造形するという自分の技術をそれなりにキープ・発展させつつ、いつか本当のやりたいことをやるという気持ちもキープできるという点で優れていると思う。
指導者にもよるが、まともにやればかなりの就職率を持つ。
好きなことをするのは本来の目的なのだが、そのために足場を作るべき、というのが私の考えで、その足場のために教えている。目的を最優先すると、家を見つめてまっすぐ歩いて信号無視で車に轢かれる、みたいなことになりかねない。
轢かれると辛いぞ。私は体験者だ。それも複数回の(笑)