アートとCG プリマって何だ?

(向こうは覚えてないだろうが)恩師の映像を見て、「プリマ技法」という概念を知る。やり方としては知ってたが、名前があるとは知らなかった。
油画技法としてはグリザイユだろ(極論) そう思ってたのだが、これはそれと一面対極の方法論だな。

いや、ホント、35年前は言わなかったから(多分) 。でも、現実に絵を描いていると、キチンと形から構築していくか、偶発性で遊びながら描いていくか、という2つの局面が出てくるのは今も昔も変わらない。 名前が無かった(知られてなかった)だけである。それともハム屋みたいであまり言われなかったということなのか(笑)

で、思ったのは、 35年経っても同じ技術論に関われるというのは普通じゃない世界かも(アート業界)…… そういう論理的骨格のしっかりした技術を学びながら、まともに食っていけないというのはもっと普通じゃない(笑)

だから、3DCGというのは、そこらへんに関わりたい気持ちの受け皿として、有り難い存在だ。
後進たちのそういう衝動を活かしつつ、でも断崖絶壁から飛び降りないための方法論として、指導させてもらい続けている。

なので、アートにしたいクラスタからは技術に偏っていると影で言われ、技術志向の方面からはアート臭いと叩かれるのだがね。(;´д`)トホホ…
それでも、ちゃんと就職しつつ、アートな部分を失わない教え子が多いので、なんだかんだ言われても良しとしている。

……しかし恩師もこんなに時間経つと別人みたくなっちゃうなぁ……