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母の他界

母が他界した。

事情があり遅れて知ったのだが、その時間、自分の生まれた時の記憶を誰に読んでもらうためでもなくまとめていた。
晩年の母は認知症で、当然私のことは分からず、それに気を回す人もいたけれど、あまり気にならなかった。人と人の関係には、言葉や記憶、この時空に依存しないものがあり、弱いのだけれど、認識外の何かはあると。……その影響で母の他界時に自分は生まれた時の記憶を書き連ねていたのではないかと思う。

一週間ほど喪に服します。