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知らぬ間にマスターになってた輩のCL京都with愉快な動物たち

noteではお久しぶりです。まっつんでございます。

今回は10/3に行われたチャンピオンズリーグ2022京都に参加してきました。

特にいい成績を残したわけではないので、今回は対戦語録として残しておこうと思います。

使ったデッキの解説等も含めて載せておきますので、デッキ使いたいなって思った人も、このデッキの対策をしたいなって思った人も、ぜひともご覧ください。

それでは今回もよろしくお願いします!

目次

1. 使用デッキ
2. 対戦レポート
3. 全体の感想

1. 使用デッキ

デッキコード MSy32M-aEQl9n-M3ppMy
「れんげきテンタクル」

今回、このデッキを握った経緯は、この投稿をあげているアカウントのツイートに載せてあるのでぜひともご覧ください。

デッキ自体がかなり安価であること、練度が低くとも、ある程度の思考を巡らせれば打点にたどり着くこと。これが今回の僕のキーポイントでした。

このデッキのことを知らない人はそこまでいないかと思いますが、このデッキをこれからさわってみたいと言う人や、初心者やこれから始める人に勧めたいなど、そういった方向けに簡単ではありますがカード解説の方をさせていただきたいと思います。

カラマネロ(s6K)

デッキ名になるほどの技「れんげきテンタクル」を持つポケモンです。日本語訳すると「連続で殴ってくる触手」らしいですw
基本性能としては、通常ポケモンなのでとられるサイドは1枚。超エネルギー1枚で使える技、「れんげきテンタクル」でこのデッキは戦います。他の技はほとんど使いません。
手札にある「れんげき」のカード(カードの右上に「れんげき」と書いてあるカード)を好きなだけ見せ、見せた枚数×40ダメージを与えられます。見せたカードは全て山札に戻してシャッフルしないといけません。
つまりは、戻せば戻すほど打点は上がりますが、手札がどんどん減っていくと言うことですね。
ポケモンカードに存在する、サイドカード という概念によって助けられてるデッキでもあります。

オクタン(s5R他)

試合で使った絵柄とは違うオリジナルの方です。特性の「れんげきサーチ」によってターンに1回だけではありますが山札から無条件で「れんげき」カードを持ってくることができます。全てのタイプのエネルギーになってくれる「スパイラルエネルギー」や、カラマネロ本体。「れんげき」のポケモンの逃げるエネルギーを2個減らしてくれる「みずの塔」など、持ってくるカードは場面によって様々。打点が足りていなかったりしても、無条件で1枚持ってきてくれるので40ダメージ分の仕事もしてくれます。何だかんだでデッキの潤滑油って感じですね。対面したときはここを食いましょう。

チラチーノ(s1W他)

HP90の進化ポケモンで、特性の「やりくり」のために採用しているポケモンです。手札を一枚トラッシュすることで山札を2枚引くことができます。手札の総枚数が1枚増えることや、山札で要らなくなったカードをトラッシュして山札を作ったりとかなり器用なカードです。技自体も40ダメージと、「れんげき」カード1枚分のダメージを出しながら、トラッシュから基本ではありますがエネルギーをつけることができます。レベルボールによってかなり価値をあげたカードで、デッキの潤滑油としての採用がしやすくなった印象があります。

オドリドリGX(sm12)

このデッキ唯一のGXポケモンです。通常のポケモンとは違い、強力な効果を持つ代わりにとられるサイドカードが2枚に設定されているカードです。このポケモンも特性のために採用されており「たむけのまい」によって、前の相手の番に自分のポケモンが倒されていたとき、一回だけ、無条件で山札を3枚引くことができます。前に出て戦うカラマネロが、倒されたあとの復帰に使います。カラマネロはとられるサイドは1枚ですので、最大で5回この特性を使うことができます。引いたカードが全て「れんげき」のカードであれば120ダメージを出すことが出来る強カードです。

博士の研究(smA他)

このデッキに限らず、現行のデッキ全てに採用が出来る超優秀カードです。手札を全て捨ててしまう代わりに山札を7枚引くことができます。「れんげき」のカードを山札に戻してダメージを叩き出していくデッキなので、自分のターンが終了したときには手札が2枚だとか多くても4枚くらいまで手札がなくなります。自分の番の開始時に山札を1枚引きますが、それを加味しても、手札を使いきることが容易なこのデッキにはもってこいのカードです。このカードを採用している「れんげきテンタクル」のデッキはチラチーノ軸の型がほとんどで、インテレオン型のデッキには「ホミカ」っていう若いお姉ちゃんが採用されてます。

コルニの気合い(s5R他)

あえてオクタンのところでは触れませんでしたが、このデッキの一番使い方が難しいカードです。
オクタンの特性で持ってこれるんですが、使うと山札の「れんげきカード」の枚数が減ってきて終盤になるにつれてダメージが足りなくなるといったことが起こってきます。手札にこれ1枚の場合、山札を6枚引くことができますが、このときに全て「れんげき」カードを引いたとしても240ダメージです。オドリドリやオクタン、チラチーノの特性やグッズを使ってやっと目標打点の320や360を出すことができます。ドローするためのカードですが、このカードを使いこなせるようになれば、「れんげきテンタクル」デッキは大丈夫でしょう。

シバ(s5I他)

1枚だけ採用しているサポートですが、心配なら2枚採用したいカードです。博士の研究と違って、条件付きの7枚ドロー(リフレッシュ)カードになります。手札に捨てたくないカードがかさばったときや、シンプルに、山札に「れんげき」のカードを残しつつ戦いたいときに使いたい一枚です。
また、ラッキーなことに「いちげき」のカードであるので、相手のデッキから「あくの塔」というスタジアムが出てきた場合は、このカードをトラッシュして2枚引くことができるおまけ付きです。枠があったら採用してみるといいでしょう。

ボール系統(4.4.4.3)

このデッキは、オドリドリGX、オクタン、カラマネロを除いてすべてHP90以下で構成されています。当然のごとく「レベルボール」は4枚採用。本当は10枚入れたいです(同名カードは4枚制限)。序盤に盤面にポケモンを展開したいので「スーパーボール」も4枚。カラマネロに進化する「マーイーカ」とオドリドリGX、ベンチバリアのミュウと基本超エネルギーを持ってこれる「霧の水晶」も4枚。オクタンやカラマネロを確定で持ってこれる「しんかのおこう」は枚数落として3枚の採用にしました。

ポケモンキャッチャー(BW1W他)

毎回カード名のとなりに、収録されているパックやデッキなどの「エキスパッションマーク」を記載するようにしていますが、BWの表記をしたのははじめてですw BWの初収録時はコイントスの表記はありませんでした。XYの時代に入ってから、コイントスの表記が入りました。気になる方はポケモンカード公式にて「ポケモンキャッチャー」と検索してみてください。
このデッキは、常に手札が少なくなるのでサポートを毎ターン山札を引くときに使わないといけません。それもあって、確定でベンチポケモンを呼び出せる「ボスの指令」というサポートがあるのですが、それを使うことができません(サポートはターン1制限)。
グッズで相手のポケモンを呼び出すカードは他にもありますが、このデッキに合っているのはこのカードだけです。

回収ネット(s2他)

無条件で、通常のポケモンを回収することができます。基本的には、自分のバトル場のポケモンを回収して実質逃げることと同じことをしたり、オクタンを回収して、「テッポウオ」と「オクタン」が「れんげき」のカードであるので、このカード1枚で80ダメージ増やすことができるので、採用する価値はあると思います。オドリドリGXは回収できないのでご注意を。

採用カード自体の細かい解説は以上にしようかなって思います。大体のカードは解説したと思うので、ここからは、以上のことを踏まえての、僕がCL京都で戦った試合の思い出話をしていこうと思います。
対戦相手はリスペクト。対戦よろしくお願いします。

2.対戦レポート

1戦目 VSはくばスイクン 後攻 負け

初戦ということもありお互いガッチガチに緊張。CLで初戦をあまり落としたことがなかったので、僕は自信に満ち溢れていましたが結果はついてきませんでした。スイクンスタートのお相手さん。スタートのイカをみるなり目の色を変える。恐らく不利という位置付けをしていたのだろう。ゲーミングプランがとれない相手なら苦戦するマッチアップ。しかし、さすがマスター。一目散に1枚しか入っていないであろうクイックシューターにたどり着き、チラチーノを狙撃しつつ、先2から2ターン連続でテッポウオを刈られ、システムというシステムを倒されていく。途中の研究で回収ネットを巻き込んだのもあって、サイドを取り進めるも1ターン及ばず敗退。
一番多い対面だろうとデッキを組んで左手と右手で戦ってたのもあって負けたのは相当に悔しかった。
対戦後、雑談を挟みつつ「僕の分までオポネントあげてくださいね!」と相手を次の対戦に送り出しました。


2回戦 VSムゲンダイナ 後攻 勝ち

テッポウオでスタートしたのが本当に良かった。相手の1ターン目、そう思って盤面あまり見てなかったんです。そしたらブラッキー2枚並んで前のムゲンダイナにエネルギー付いてるじゃないですか。先行ダイナやべぇって…前のテッポウオはあげるよと言いたげなベンチ展開をして、そのまま次のターンもテッポウオを食われる。みんな魚大好きだな…刺身でも食ってきたんかね。毎ターンサポートを欠かさず宣言しながら、ダイナの2パンラインである、200を連続して出していく。サイド2-3交換をしていくのがこのデッキなのだが、先に魚を2枚食べられてるのでこの時点で残りサイド3-2。オドリドリは出せない極限状態の中で、唯一救いだったのは、相手の構築にブラッキーラインが2.2しか入ってなかったこと。これが救いとなり、チラチーノ2ラインをしっかり立て、手札管理をして無事勝利。


3回戦 VSメルザシ 先行 投了負け

先からしっかり殴れていれば負けることはないと、そういうマッチアップ。先行取れたこともあって、意気揚々とデッキを回す。なんかこのイカ、どうも機嫌が悪いんだよぁ…魚は並ぶがタコはひかない。チラーミィはいないのにチラチーノはひく。博士の研究を打ったられんげきカードのドローは1枚。スーパーボールは2回外す。など、かなり無理をしないと勝てないゲームになり最終盤、途中で相手がオドリドリGXを前に引き釣りだし、基本超エネルギーが切れることを狙ったLOプランに走り始めたのもあり、グルグル回るような耐久プランをとられ、残り30秒ほどで自分のターン。15秒で打点を計算し、山札と手札でれんげきのカードが、相手のバトルポケモンを倒す枚数に届いていないことから投了を選択しました。

試合後、お互いがお互いで嫌いなマッチアップですねとお話ししたのを覚えています。緑スリーブの所持者でしたから、お強い相手でした、感服です。


4回戦 VSミュウVMAX 後手 勝ち

この試合もまだ僕のイカは不機嫌でした。
1体目のマーイーカがカラマネロに進化したのは良かった。ベンチを見た。そこにイカはいなかった。
1ターン、遅れをとることがこれで確定。しかも引くのはテッポウオばかり、一回殴った打点も2パン最低ラインの160…サイコジャンプ言われたらいよいよ敗けだなと思いながら、負けたくないと思うその思いに応えたカードがありました。「ポケモンキャッチャー」お前!この試合、3枚あるキャッチャーは使いたいタイミングですべてオモテをだし、ゲノセクトを縛ることによる遅延と、サイコジャンプする機会を逃したミュウVMAXを呼び出し、サイド3.3プランをとることに大きく貢献してくれました。入れて良かった3枚目…対戦相手も「これは負けてもしょうがない!wキャッチャー強すぎです!」と完全な笑い話になっていました。キャッチャー勝負は嫌がる人もいます。コイントスで負けるなんてと思う人も多いですが、対戦相手も負けたら終わりの瀬戸際。ポケモンカードを楽しんで帰りたいと、そう対戦前にも話してくれました。楽しい、ハラハラするポケモンカードをやらせてくれてありがとうございました。


5回戦 VSゲンガーVMAX 後攻 勝ち

この試合、相手の事故もあったのですが、元々の相性が最悪なのとこちらが今までの機嫌を取り戻すかのようなぶん回りを見せ、圧倒的な大差をつけて勝ってしまいました。さっきの試合以降、負けたら終わりをずっと繰り返しているわけで、ミュウ戦はキャッチャーで、ゲンガー戦はデッキとして勝ったのもあって、お相手も清々しくなったみたいです。ちなみにゲンガー対面ですが、ヘルガーオンリーの盤面を作られると負けます。展開にデデンネを使ってくれてキャッチャーで呼べればまだこっちに勝機はあります。

簡易的はお昼休憩を挟んで6戦目、試合開始5分前くらいに会場に戻ってきて、対戦卓につくと相手が座っているはずなのに誰もいません。
すでに横にはジャッジが配置されており、その決断を落とすときを待っていました。
対戦準備を終え、横にいるジャッジにこの後の処理を聞き対戦開始時間に。

というわけで、

 6回戦 noshow 不戦勝

嬉しいような悲しいような、そんな感じでした。

あと1勝、それでとりあえず今日は心置きなく帰れる。友達のクワガタは全勝してるみたいだし、あとは何とかしてくれる。じゃあ僕は勝利賞をもらって帰るだけだと、気合いを入れ直しました。

7回戦 VSはくばスイクン 後攻 負け

負け惜しみとかではなく、正直に言います。

とんだ、ひどい事故でした!

過去一番でひどい手札でした。イカラインは引ける。博士の研究は打てる。しかしシステムはなにもない。たねポケモンを展開させたくないと言うかのような引きをし、殴れても120、コルニを打ってもドローは2枚。散々なドローを引かされました。
対戦相手、4連勝から2連敗事故負けをかましたみたいで、かなり落ち込んでいました。プレイングにも焦りの色が見え、どう考えても負ける要素なんて無いような盤面を見てもなお、焦りがとれないような様子でした。3ターン目くらいでもう、「自分には勝てるビジョンが見えない、投了するのも時間の問題」と思っていました。
ぶん回りのはくばスイクン。うらこうさくインテレオンで殴ると有利がとれることも知っていた。キャッチャーは裏しかでない。オドリドリをケアした雪道も刺さる。対面を理解した人にしか出来ないことをさも当たり前かのようにやってくる。素晴らしいプレイヤーでした。練習期間3日の人間とは比べ物にならないほどの練習を積んできたのでしょう。
このプレイヤーに負けるなら、この大会は楽しく終われるよ。じゃあ最後くらいは、相手にもこの試合を楽しんでほしい。そうして出た言葉が「落ち着いてプレイしてもらって大丈夫ですよ?」でした。対戦したプレイヤーの対戦レポートには、大袈裟に僕のことを感謝していたと綴られていましたが、そんなことをした覚えはありません。

結果 4勝3敗で、自動ドロップによる予選敗退となりました。


3.全体の感想

ビクティニまで届かなかったのは、デッキに対する信頼感、対面練度と自分の体力にあったと思います。カラマネロというポケモンと、もっと早くから向き合って、ポケモンカードの環境考察から、対面プランまで、考えられてない証拠が多く見られました。成り行きで勝ててしまうデッキとしてはかなり難しい部類には入ります。れんげきカードを集める過程で様々な分岐点があり、どれから入ると一番より効率よくカードを集められるのか、そういったことろをまとめるのが難しいのです。感覚的に打点を伸ばしていくと、最終的にはメルザシ対面のような、1枚たりなくて負けるなんてのが発生しかねない、デッキでもあります。ポケモンカードの奥深さを知るにはもってこいのデッキかもしれないですね。

最後に、開催に踏み切ってくれた株式会社ポケモンのスタッフのみなさん。会場設営からなにからを手伝ってくれたスタッフ、大会を正確に仕切るためのチーフさん、分からないところや細かいところの裁定をしてくださったジャッジの皆様、その他会場で対戦してくれた人や出会った人々、全員にお礼を申し上げます。ありがとうございました。また大型大会が開催され、参加出来る運びになったときにはお世話になるかと思いますが、よろしくお願いいたします!

それでは今回はこの辺で。最後まで見てくださりありがとうございました。また次回のnoteでお会いしましょう!

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