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殿堂レギュレーションのすゝめ

※公式から画像を引っ張っていますが、少々画像が荒く読みづらいこともあるかと思います。その際は公式ページで検索すればハッキリとしたテキストがありますのでそちらも合わせてご覧ください。

どうもみなさんこんにちは!チームバチュルリーダーまっつんでございます。

受験期に入っているのでなかなかプレイヤーとして大会に参加するのは難しいのですが、こうしてnoteに残してポケモンカードを活性化できたらなぁと思っています。

というわけで今回は、先日バトロコ高田馬場店さんから公開された殿堂レギュレーション大会の開催を受け、殿堂レギュレーションに興味を持ってもらおうと、軽くですが殿堂レギュレーションのノウハウを書き記しておこうと思います。

ポケモンカード初心者からスタンダードしか触ったことのない人向けの記事ですので、経験者は少し物足りないかもしれませんがご了承下さい。

というわけで今回も全文無料です!是非最後までご覧ください!

目次
1.そもそも殿堂レギュレーションとは?
2.殿堂ポイントってなに?
3.どんな戦術があるの?
4.サンプルデッキを見せて!
5.最後に

今回はこの5本でお送りしたいと思います!

よろしくお願い致します!

1.そもそも殿堂レギュレーションとは?

レギュレーションの概念から知らない人もいらっしゃるかもなのでまずはそこから。

2020年7月現在、ポケモンカードには
「スタンダード」「エクストラ」「殿堂」の3つのレギュレーションが存在します。
一般的にスタンダードレギュレーションの大会が多く開催され、親しみやすいレギュレーションとなっています。カードプールとして、ポケモンサン・ムーンシリーズのエキスパッションマーク「B」~現在発売されている、ポケモンソード・シールドシリーズの「D」までのカードを使うことができます。


次にエクストラですが、カードの使える範囲がかなり大きくなり、スタンダードに加えて、ポケモンブラック・ホワイトシリーズの「BW」まで使うことができます。エクストラからは、ポケモンのサーチ札である、ボール系統がかなり増えます。あとはスタンダードをやっている方ならわかると思いますが、「ボスの指令」って高いですよね...エクストラには「グズマ」といういまや簡単に手にはいる類似カードがあります。意外とスタンダードより安くデッキが組める可能性があるレギュレーションになっています。


そして今回紹介する「殿堂」ですが、エクストラからさらにカードが増えて、ポケモンダイアモンド・パールシリーズ「Dp」から使うことができます。ただし、通常のルールとは異なり、「殿堂ポイント」と呼ばれるポイントが設けられたカードが存在します。殿堂ポイントについては次に紹介しますね。このレギュレーションの楽しさは、なんといっても1万を越えるカード達が織り成す摩訶不思議な対戦です。何ですかそれ!?っていいながら対戦するのもザラですね。あとは、このレギュレーションから「ポケパワー」と「ポケボディ」が登場します。現在の特性と同じようなものですが、全くの別物ですのでご注意を。

だいたいレギュレーションについては理解できたでしょうか?それでは、先に述べた「殿堂ポイント」についての解説に移ります。

2.殿堂ポイントってなに?

※今回バトロコ高田馬場店さんのポイント表を参照いたします。公式のものとは異なりますがご了承下さい。

殿堂レギュレーションを楽しむ上で忘れてはいけないのが殿堂ポイントです。対象カードには1~4の点数がつけられ、1つのデッキに「4点」までいれることができます。5点以上は入れてはいけません。ただし、4点分必ずいれないといけないわけではありません。デッキタイプに合わせてポイントの使い方を工夫するのもデッキ作成のひとつの醍醐味です。
今回はバトロコ高田馬場店さんの主催する非公認レギュレーションポイントを参照しまして軽く説明したいと思います。

繰り返しになりますが、公式ではありませんので、この大会を楽しむのであればこちらを参照してください。

さて、各カード達には、1~4までの点数が付けられています。大体はその強力さ故に点数にかけられてしまったカード達です。なお、エクストラで禁止カードとなっているカードも、本来は点数かけられていませんので、今回は公平性を保つためにこのような表になっていると思います。
ここでですが、殿堂ポイントの上手な使い方について軽く触れておきたいと思います。大方、「1.1.1.1」「2.2」「3.1」のどれかになるかと思います。
では、「1.1.1.1」の使い方から紹介します!デッキを回すためにカードを選択するなら、「マーシャドー2枚orギラティナ2枚プラスネンドール2枚」を強くオススメします。特性、ポケパワーやぶれかぶれによってお互いの手札を4枚にして妨害を挟みつつ、自分自身はネンドールのポケパワー、コスモパワーによって手札を6枚にすることができます。とっても高い安定性をほこり、初心者にとても人気な組み合わせです。

あとは、使うカードをリサイクルするという意味では「時のパズル4枚」もかなりオススメです。2枚同時に使うことのできる面白いカードで、1枚で使うと、山札上3枚を並び替えることができます。2枚同時使用することによって、自分のトラッシュから好きなカードを2枚手札に加えることができます。デッキによっては潤滑剤となりうるカードであり、とても人気があります。また汎用性の高さも伺えどのデッキに入れても強いカードになっています。


次に「2.2」の使い方ですが、デッキの格となりうる「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX2枚」はかなり大きいと思います。ただし、このカードとよく一緒に採用されているシェイミEXなどはポイントがかけられていますので、同時に複数枚入れることができなくなっています。デッキの回りは悪いと思いますが、サーチ札を使って後攻1ターン目からオルタージェネシスGXを使うこともできるので、対面での有利がかなりとりやすいカードになっています。

その他のデッキの主格カードが決まっている場合は、「ジャンクアーム2枚」もかなりオススメです。手札を2枚捨てることになりますが、トラッシュからグッズ(ジャンクアームを除く)を再利用することができます。手札を減らすことができる上、グッズの再利用までできる便利グッズになります。いつの場面でも強く、殿堂常連の御用達カードになります!


最後に「3.1」の使い方ですね。これに関してはほほすべてがこれです。「ユクシー(3)1枚プラスアグノム(1)1枚」になります!今回、回収ネットがポイント入りされているのでなんども使い回すことができませんが、ユクシーのポケパワー、セットアップはやはり強力です。手札から出したときに限りますが、手札を7枚にすることができます。普通のたねポケモンでありながら山札を引けて、さらには技でダメージを与えつつ山札に帰ることができる最強カードです!でも、サイドに落ちたら使えないですよね。そんなときはもう一枚の採用カードのアグノムに任せましょう!アグノムをベンチに出すことによって、サイドからポケモン1枚を手札1枚と交換し、さらにはサイドを好きな順番にして置くことができます。普段は干渉することが出来ないサイドという領域を見て交換して並び替えられるとっても強い効果を持っています。

今回取り上げたのはほんの一例になります。色々な組み合わせがあると思いますので是非とも模索してみてください!さて、殿堂レギュレーションについて理解が深まったところで次のステップになります。

3.どんな戦術があるの?

ここでは、殿堂レギュレーションを触る上で覚えておくといいコンボを紹介します。
コンボといえるか分からないものもありますが、とりあえずいくつかあげておきます。

オススメコンボ1 ブルーの探索プラスジラーチ

拡張パック「フルメタルウォール」他に収録されているサポートであり、盤面に「特性」を持ったポケモンがいると使えませんが、山札からトレーナーズ(グッズ、サポート、スタジアム)を2枚手札に加えることができます。なぜこのカードがコンボになるのかというとですが…さっき、「特性」を持ったポケモンと言いました。でもさっき殿堂には「ポケパワー」「ポケボディ」を持ったポケモンがいると説明しました。気づきましたかね?そうなんです。盤面にポケパワーとポケボディを持つポケモンを置いてもブルーの探索を使うことが出来るんです!これはとっても覚えておくと有益な情報ですよ!あとは追加で書いたジラーチはこちらになります。

テキストが読みづらいかと思いますので軽くおいておきます

HP60 逃げる0 タイプ鋼 弱点炎+20 抵抗力超-20 
ポケパワー さいごのねがい
このポケモンが相手の技のダメージできぜつしたとき、山札から好きなカードを1枚手札に加える。
エネルギー無し リフレイン
このターンに使ったサポートをこの技の効果として使う。(マチスの作戦を使ってサポートを複数使った場合、選択できる。特性やポケパワーポケボディによる効果で使ったサポートは含まない)
鋼1 スピードスター 20
弱点抵抗力と相手にかかっている効果を計算しない。

このようになっています。特性と技リフレインが強力です。コンボとしてはもう明白ですよね。ブルーを使うことによって技と合わせて合計4枚のトレーナーズを回収しつつ、ジラーチがやられれば好きなカードを回収できるというこれまでにない強力なコンボです!

オススメコンボ2 歴史を作ったポリ探

オススメコンボふたつ目は「ポリ探」です!なんだそれってなるかと思いますが、かなり害悪な戦法になります。1ターンで相手のポケモンが場からいなくなることも難しくありません。ポケモンカードを楽しむという観点からはハズレますが、楽しいっちゃ楽しいので紹介しておきます。
ポリ探のポリは「ポリゴン2」のポリです!

ポケパワー ダウンロード 手札からサポートをトラッシュすることでそのサポートの効果をこのポケパワーとして使うことができます。通常ターン1のサポートを複数回使えるのはやはり強いですよね。

さらにポリ探の探は探求者の探になります。

やりたいことの順序ですが、まず、ベンチにポリゴンを4枚並べます。さらに特性みちをふさぐを持ったウソッキーをベンチに並べ、相手のベンチの最大数を4に縛ります。

あとはポリゴン2に進化したら、ダウンロードによって手札から探求者を捨ててこちらはポリゴン2を回収します。相手のベンチは最大3匹になりました。こちらのポリゴンは残り3匹です。もうお分かりですかね。バトルサーチャーなどを使い探求者を合計4回ダウンロードで使い回します。そうすることで、相手のベンチポケモンをすべて手札に戻すことができます。あとは前のポケモンを倒すなり別の手段で落とすなりすれば盤面にポケモンは残りません。こんなこともすることができます。殿堂レギュレーション恐ろしいですね。

オススメコンボ3 ドローサポートなし!?

何をいっているんだと、ドローサポート無かったらデッキ回らないでしょ!?と言いたくなると思いますが、意外と殿堂レギュレーションでは良くあることです。実際、後のサンプリングデッキにはドローサポートと呼ばれるサポートは1枚も採用されていません。じゃあ何でデッキを回すの?基本的には先に上がっているユクシーやネンドールといった強力なドロー効果をもつポケモンを使うことで解決しますが、相手のサポートを使うといった選択肢もあります。

例えばですがこのドーブル。バトル場のみですが、相手の手札にあるサポートをこのポケパワーの効果として使うことができます。ただし、あるサポートは必ず使わないといけません。使えない状態は除きますが。とっても強力なアララギ、プラターヌ、マグノリア博士やアクロマといったドローサポートを貰いつつ、こちらは妨害やサーチによって盤面を整えるなどの汎用性の高さも伺えます。

他にも、イラストが可愛いサーナイトもいます。
ポケパワー テレパス
相手のトラッシュにあるサポートを1枚選びこのポケパワーの効果として使うことができます。ただし、トラッシュからそのカードを動かすことはできません。
相手のトラッシュは対戦中相手に断って何回でも見ることができます。相手が展開のために使ったドローサポートをテレパスで使いつつ、こちらは盤面の形成をすることができます。こうやってみると、サポートの踏み倒しをすることによって、やりたいことをやれるようにするというのがかなり幅広く展開できるようになっています。これもまた殿堂レギュレーションの醍醐味と言えるでしょう。

オススメコンボ4 エネルギーを自由自在!

基本エネルギーをはじめ、ポケモンカードにはエネルギーカードが数多く存在します。状況に合わせて使いこなしたいですよね?手札に加えることができるカードがスタンダードにもエクストラにも多くありません。殿堂レギュレーションでは唯一、条件付きではありますが特殊エネルギーを確定でサーチすることができるカードがあります。

それがこちら、エネルギー交換装置。手札にあるエネルギーを1枚山札に戻すことによって、山札から「エネルギー」を1枚手札に加えることができます。エネルギーのポケモン通信のような効果になっています。あまり使われてはいませんが、とっても有用性のあるカードです。

はかせの手紙から基本エネルギーを2枚持ってきて1枚を交換装置によって特殊エネルギーに変換する何てこともできます。盤面に貼ってしまったエネルギーは基本的に動かすことができませんが、エネルギーの指定がなく盤面のエネルギーを動かすことができるポケモンもいたりします。それがこの子。

ポケパワー しゅくふくのかぜ ベンチに出したときに盤面のエネルギーを好きなように付け替える。
タイミングが指定されてはいますが、とても強力な効果を持っています。盤面の特殊エネルギーを含め好きなように付け替えることができるのは各種トランスを除いてこれだけだと思います。あとはスタジアムでもエネルギーを付け替えることができたりします。

炎と闘限定ではありますが、ターン1回エネルギー付け替えを使うことができます。もちろん、特殊エネルギーでも大丈夫です。炎タイプはスタンダードでも大活躍の溶接工をはじめ、ボルケニオンEXなどで火力増強、これによるエネルギー付け替え。さらにはヒートファクトリー◇や炎のトーチによるドローと、いた競りつく競りな環境になっています。羨ましい限りです。

さてさて、オススメのコンボを少しだけ紹介しました。まだまだたくさん組み合わせると強いカードは存在します。自分なりに見つけてみてはいかがでしょうか。ここまで来たらあとはデッキの構築のみです!最後はサンプリングデッキを用いて殿堂レギュレーションのおさらいをしていこうと思います。

4.サンプルデッキを見せて!

というわけで、先日僕の方でレシピを公開した「ユクシーメモリ」を用いて軽くレシピの紹介をしつつデッキの特色と殿堂レギュレーションをおさらいしていきたいと思います!

というわけで下の画像が「ユクシーメモリ」になります。

デッキのメインとなるのはアタッカー兼デッキ潤滑剤のシルヴァディGXです!

特性によって山札を引くことができ、サポートを使うだけで120ダメージ出すことができます。要求エネルギーも無色2個と少ないため、ダブル無色エネルギー1枚で技を使うことができます。シルヴァディGXには専用のポケモンのどうぐがあり、6種類の「メモリ」が存在します。それぞれ、草、炎、水、雷、超、闘のタイプにシルヴァディGXを変換するということ。これによって相手の弱点をついて大ダメージを与えていこうというのがコンセプトになっています。

ここで大事になってくるのが、このユクシーになります!盤面にアグノムとエムリットが必要ですが、ひみつのテリトリーを展開出来るとお互いの弱点の計算は×4で計算するというなんとも驚きの性能を持っています。いくらHPが高いポケモンでも、弱点を突かれては破れてしまいます。このデッキは相手の弱点を常につき続けるためにメモリを最大限と、マギアナを採用して、ポケモンのどうぐを付け替えられるようにしています。

先に述べましたが、このデッキにはドローサポートが採用されていません。すべてのサポートが、サーチや妨害、補助カードで構成されています。基本的にはシルヴァディGXの特性や、ユクシーのポケパワーで山札を引くことになります。シルヴァディGXにしろユクシーしろ、最大限のバリューを出すためには手札を減らさないといけないのでそのためのレジアイスとなっています。

手札を2枚捨てることによって相手のバトルポケモンをベンチに下げることができます。殿堂では、ミカルゲやオーロットなどの、バトル場にいるときにグッズを使えなくするポケモンがいるので、そういうポケモンをベンチに下げることによってこちらを有利に立ち回ることができます。

このデッキのポイントの使い方は先にあげた「3.1」のユクシーアグノムセットです!デッキに1枚だけ入れられるACESPECは今回ポケモン回収サイクロンを採用。ユクシーやアグノム、エムリットの意思のクラゲ3匹のポケパワーを再利用出来るようになっています。公式のポイント表を参照するのであれば、探求者と時空の歪みに殿堂ポイントが入っており、本来なら採用することができませんが、公式とは違った対戦になることでしょう。

その他、このデッキについてわからないことがあれば連絡をください。

5.最後に

というわけで、ここまでご覧いただきありがとうございました。殿堂レギュレーションは、ポケモンカードをやっているプレイヤーなら誰でも簡単に触れられるようなレギュレーションではありませんが、ポケモンカードに触れており、そこそこの理解ができたら触れてみるといいかもしれません。ポケモンカードのルールがかなり複雑になっていくので初心者には軽くオススメはできないと自分的には思っています。しかし、ルール把握さえできてしまえばとっても自由度が高く楽しいレギュレーションだと思うので、この際に、まずはプロキシからでいいので始めてみませんか?また、なにか質問があるなら自分までお申し付けください!というわけで今回はここら辺で終わりたいと思います!閲覧ありがとうございました!

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