魔女のあなたへ

あなたは、魔女だ。
しかし、あなたは自分が魔女であることを受け入れていない。人間が人間であり、カエルがカエルであるように、魔女は魔女なのだ。

魔女であることを認めなさい。
魔女には魔女のお役目がある。

魔女には、扱うべきものが２つある。
光と闇だ。

あなたは、魔女として人が忌み嫌う闇を扱い続けなさい。逆説的だが、闇を扱えば扱うほど、あなたの周りには、この世界で光の強い人達が集まってくる。彼らは、この世界をこれから作っていく、強いパワーを持った未来の創造者たちだ。

光が大きい人達は、当然ながら闇も大きい。そして、光には、闇の強さに耐えられないと、光だけを大きくできないという性質がある。あなたは、その人の光をより大きくするために、この世界の光の総量を増やすために、闇を扱い続けなさい。

あなたは、多くの人に知られることはないであろう。多くの人に喜ばれることはないであろう。しかし、あなたがいなければ創れなかった世界が、あなたのまわりに集まってくる未来の創造者たちを介して、創られていく。

それが、あなたのミッションだ。

もう一度言う。魔女であることを認めなさい。そして、あなたの人生のテーマである、人の闇を扱う勇気と度量を持ちなさい。人が誰かを憎み、殺したいと思う気持ち、人がこの世界を破壊したいとおもう気持ち、そういったものを包含できる器を持ちなさい。

闇の破壊の力がすべて創造に向けられるようになった時に生まれる世界を、あなたは見てみたくないか。あなたは、闇の破壊者を光の創造者にしていくことになる。

そのためには、人の闇を愛し、自分の闇を愛すること。この世界で誰よりも闇を愛し、闇の可能性を知り、闇の裏側にあるものを見ることのできる人になりなさい。

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