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【理解不能】ポケモン廃人の異常すぎるこだわりポイントTOP10

大人気ゲームであるポケモンの大きな魅力は、珍しいポケモンを捕獲したいと思わせる収集性である。伝説のポケモンや色違いといった、入手機会が限られるポケモンをゲット出来た時の満足感はとても大きく、それらを多く集める「ポケモンコレクター」は多数存在する。

しかし彼らの中には、常人には理解し難いとんでもないこだわりを持っているガチ勢も存在する。今回は、そんなコレクターガチ勢がこだわる「一見どうでもいい細かな点」をランキング形式で解説していく。

ちなみに順位は適当である。



10位:色違い

4096分の1の確率で出現する、通常とは異なる配色の個体「色違い」。見た目が違う上遭遇率も低いという、わかりやすい希少性から彼らを粘るトレーナーは非常に多い。割とメジャーなこだわりなので10位としたが、中には「色違い以外使わない、通常色は全部ゴミ」という過激な思想を持つ「色厨」という人種も存在するらしい…

とはいえSVでは厳選条件がだいぶ緩和したため、対戦用の個体を全部色違いにすることも容易い。筆者も最近は色違いを集めており、現在70匹くらい所持している。


9位:捕まえたボール

いわゆる「オシャボ」である。かつて一部の過去作にしか登場しなかったボールが、近年では入手困難なレアアイテムとして復活している。第2世代のガンテツボールや3.4世代のサファリボール、第5世代のドリームボールなどが該当する。

これらのボールはデザインの良さだけでなく、滅多に手に入らないという希少性がコレクターの心をくすぐっている。そのため近年では、ガンテツボールを中心に希少なボールにこだわる「オシャボ厨」という派閥が勢力を伸ばし、オシャボ自体やオシャボ入りの個体が人気になっている。

しかし逆に、「オシャボ以外ありえないwww」「ハイパーボールとかダッサwww」といったような、ショップで購入出来るレア度の低いボールを見下す過激派逆張りマンも増えてしまっている。特にスーパーボールとハイパーボールは非常に価値が低く見積もられており、どんなに珍しいポケモンを手に入れてもハイパーボールに入っているだけで捨てる人さえ存在するらしい…

ちなみに筆者は入手したオシャボ個体をボックスごとに分けて保管している。さらにはイチオシのポケモンを相応のオシャボで捕獲したいと思うなど割とオシャボ厨に片足突っ込んでいるのだが、伝説はめんどくさいので全部ハイパーボールで捕獲している。


8位:証、2つ名

剣盾から新たに登場したやり込み要素。「ときどきみる メタモン」「たよれるあいぼう ハリテヤマ」といったように、ボールから出す時に特殊なメッセージが出るようになる。条件を満たすことで入手できるものもあれば、野生のポケモンが低確率で所持しているものもあるので、ちょっとした特別感を味わうことが出来る。

確率は2つ名の種類によって変動するが、野生産のものは平均5~1%くらだろうか。最高でも1割、最も珍しいもので0.1%のものまである。しかし色違いに比べるとだいぶ高い確率なので、証持ち、2つ名持ち個体の入手自体は簡単。

しかし問題なのは、2つ名を狙うコレクターのほとんどが「2つ名持ちの色違い」を狙っていることである。4096分の1の色違いと最高1000分の1の2つ名を併せ持つ個体の出現率は、単純計算で400万分の1、人生を何周しても足りなさそうである。当然確率を上げることもできるが焼け石に水、にも関わらず近年のコレクターは証持ち色違いをひたすら粘り続けているのである…

ちなみに筆者はコレに関してはほぼ興味が無く、証持ちを厳選したことは1度もない。それでもイベントで証色を交換してもらった時は普通に嬉しかったけどネ

WCS23のサントアンヌ号イベントで台湾ニキ交換してもらった色証パーモット



7位:サイズ

ポケモンGOやピカブイ、SVなどのポケモンには個体ごとにサイズ差が設定されている。その中でも平均から大きく離れたサイズの個体は珍しく、入手の難しい最大or最小クラスのサイズにこだわる人も多い。

しかしGOやピカブイではレアなサイズが明確なメリットになっており、こだわりの無い人でもメリット次第では狙うことがある。例えばGOではサイズの大きさor小ささを競うお披露目会があったり、ピカブイでは珍しいサイズの個体を捕まえると通常より多く経験値が貰えたりする。

ちなみに筆者はそこまでこだわりは無いが、パチリスさんのようなマスコット系ポケモンは小さい方がいいな〜と思ったりもする。



6位:ニックネーム

誰もが1度は付けたであろうニックネームだが、実は奥が深いことをご存知だろうか。なんと手順を踏めば、複数の言語を混ぜた名前を付けることができるのである。手順は難解かつめちゃくちゃ面倒なのでここでは紹介しないのだが、例えば中国語ROMと日本語ROMを混ぜ合わせることで漢字入りの日本語名をつけることもできる。カッコイイ名前を思いついたらやってみよう。

ちなみに筆者は昔はよく漫画キャラのニックネームを付けていたのだが、世代を跨いで親が変わると恥ずかしい名前を変更できないことに気づいてからはほとんど付けなくなった。黒歴史になることには気をつけよう!


5位:国産、日ズレ無し、未育成

これらは主に「配布ポケモン」を集める時のこだわりである。基本的に配布ポケモンは「国産であること」「未育成であること」「日ズレが無いこと」が求められる。国産に関してはまだわかると思うが、未育成と日ズレに関しては概念すら知らない人も多いのではないだろうか。

まず未育成とは、経験値や努力値が一切振られていない状態のことを指す。「経験値が入ると不純物が混ざるようで嫌だ」「受け取った状態のままでないとキレイじゃない」という思想から来るものであり、受け取りたてホヤホヤの新鮮さにこだわっているといった感じだろうか。やってることルザミーネと変わんねぇな…

次に日ズレだが、これは「受け取った際の3DSの内部日付が現実とズレていることで、出会った日付に矛盾が生じること」を指す。ゲーム内のイベントを無理やり起こすために日付をイジるのは多くのトレーナーがやっていることだと思うが、配布以前の日付で受け取ってしまうと違和感や改造臭がするので許せない、という人は多い。Twitterで配布ポケモンを要求する人は、これらのうち1つでも欠けていると交換してもらえないこともザラにある。

日ズレの例。アローラ地方=サンムーンは2016年発売なので矛盾が生じている

筆者も持っていた配布ポケモンに日ズレがあったため、交換をキャンセルされた経験がある。以前は細けーなーと思っていたが、いざ育成済みの配布ポケを交換で受け取った際にモヤッとしてしまったことがある。そのため今では少し気持ちがわかる。


4位:出会った場所

ポケモンはステータス画面に出会った場所と日付が表示される。しかしここにも無駄なこだわりを持つトレーナーは多い。廃人ロードの209番道路ではなく、そのポケモンに似合う場所で孵化するのである。例えばドラゴンポケモンのタツベイなら「流星の滝」、電気タイプのコイルなら「無人発電所」といった感じか。メリットは皆無だが、あくまで自己満足のために面倒な場所へ移動するのである。

しかもさらなる上級者は、「孵化ではなく野生で出会うことにこだわる」のである。孵化したポケモンの表記である「タマゴがかえってであった」を嫌い「○○で出会った」という表示にするためである。もうすごい執念だが、有名実況者「鈴木けんぞう」は、アローラ図鑑の色違いポケモンを全て「野生産」でコンプリートするという途方もない企画を達成している。狂気でしかない…

ちなみに筆者は全く興味がない。

さて、この時点で常人にとっては大分どうでもいいのだが、ここからは全国図鑑を完成させたこの俺様でも全く理解できない異常の中でも異常なこだわりになっていく。


3位:ポケルス

低確率でポケモンに感染する「ポケルス」。得られる努力値が2倍になる効果があるためさぞ喜ぶのかと思いきや、なんとポケルスに感染した個体は嫌われる傾向にある

理由は感染後一定時間が経つと付く「☺️」マークがダサいからというもの。「そんな所気にする!?」と思うだろうが、友達から借りたポケモンをポケルスに感染させただけでブチギレられ「そいつ要らない」と捨てられた人もいるという。えぇ…(困惑)

ちなみに筆者はほぼ気にしない。強いて言うなら先述の未育成個体にポケルスが付いていたら新品感が薄れるかな…と思うくらい。


2位:リボンコンプリート

主に3.4世代のコンテストで活躍したポケモンに送られる「リボン」。現在は2つ名、証と同じくくりにされており、過去作でつけたリボンは引き継がれるという嬉しい仕様になっている。

しかしこの仕様により「過去作で入手可能なリボンを全て集めた個体」を入手しようとする狂人が発生しているのである。リボンの中には第3世代の外伝「XDダークルギア」でのみ付けられるものなどもあり、特定のソフトに登場しないポケモンは絶対にコンプリートできない仕様なのである。

それを抜きにしても3~9世代までの全ソフトをコンテスト中心に相当やり込まなければならないため、シンプルにクソ面倒臭い。やっている人は尊敬を通り越して怖い…

ちなみに筆者はほぼこだわりが無く、小学生の頃好きだったダークライに10万円のロイヤルリボンを付けてあげた程度。


1位:トレーナーID

筆者がマジで欠片も理解できないこだわり要素がコレ。アカウントごとに6ケタのランダムな数字が割り振られるトレーナーIDだが、このIDが綺麗な数字にならないと気が済まない人がいるらしい。「112233、123456」のような規則性がある数字が好まれるらしいが、ゲーム上のメリットはマジでゼロ。最早ポケモンというゲームに全く関連性が無く、本当に意味がわからないので1位になった。ていうかID厳選してたらゲーム始められないやん…


おわりに

異常、ポケモン廃人のこだわりTOP10でした。1つでも理解できたらあなたも立派なポケ廃である。一流のポケ廃(笑)を目指したいなら細かいところにもぜひこだわってみよう。最後にSVで登場したスター団ボスの1人、シュウメイの名言を載せて終わりにする。


「オタクの道は修羅の住まう棘道、凡人に理解を乞う気はござらぬ」

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