【今週の米大学野球】1年生新記録27HRのトミー・ホワイトまさかの転校…/ロック・リジオ4HR17打点【16週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
2/18に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、16週目が終了し、スーパーリージョナルラウンド出場校16校が決定。
同ラウンドを勝ち抜いた8校は、6/16から開催されるカレッジワールドシリーズに出場します。

1.リージョナルラウンド出場校16校

●テネシー大(全米第1シード)vsノートルダム大
●テキサス大(全米第9シード)vsイーストカロライナ大(全米第8シード)
●テキサスA&M大(全米第5シード)vsルイビル大(全米第12シード)
●バージニア工科大(全米第4シード)vsオクラホマ大
●スタンフォード大(全米第2シード)vsコネチカット大
●ノースカロライナ大(全米第10シード)vsアーカンソー大
●ミシシッピ大vsサザンミシシッピ大(全米第11シード)
●オーバーン大(全米第14シード)vsオレゴン州立大(全米第3シード)

2.1年生新記録27HRのトミー・ホワイトまさかの転校…

 トミー・ホワイト(ノースカロライナ州立大1年/1B・3B)は、21年MLB公式ドラフトランキング107位の、パワーヒッター。
開幕戦から3番に座り、1試合3HR&3連戦で5HRと、衝撃的なデビューを飾りました。
 3月は、ACCシリーズが始まったこともあり、3HRのみでしたが、4月中旬から再び量産ペースに。
 そして、28日のピッツバーグ大戦では、1年生新記録&全米2位となる27号HRを放ちました。

●27号HR

 NCAAトーナメントでも、HRの量産が期待されていましたが、まさかの選出漏れ。
シーズン終了後に、転校を表明しました。
本人はサンシャインステートの大学を希望している、との話があり、去就が注目されています。
 ホワイトの持ち味は、逆方向にも軽々スタンドに放り込むパワーで、打率も1年生5位の.362と、高水準。
その反面、183cm110kgの巨体で、守備、走塁面は期待できません。

ホワイト

3.ロック・リジオ4HR17打点

ロック・リジオ(オクラホマ州立大1年/2B/23年ドラフト対象)は、21年MLB公式ドラフトランキング106位で、MILから11巡目で指名されましたが、進学。
今季は主に1番2Bとしてプレーし、6/3から4試合連続HRを記録。
NCAAトーナメントでは、5試合で27-15 4HR 17打点の大活躍でしたが、チームは敗退。
試合終了後、ベンチで悔しさを露にしていたシーンが、印象的でした。

●8号HR

●9号HR


●10号HR

●11号HR

 リジオは、フルスイングが持ち味の好打者で、175cm81kgと小柄ながらチーム4位の11HRを記録。
スピード・肩は平凡で、適正ポジションは2B、もしくはLFとされています。

リジオ

4.ノーラン・マクレーン5HR

 ノーラン・マクレーン(オクラホマ州立大2年/3B・RHP/MLB公式153位)は、19年の18歳以下アメリカ代表で、W杯では銀メダル獲得に貢献。
フットボール選手としても有望で、大学1年次は、ロースター入りしました。
 今季は野球に専念し、上位での指名が期待されていましたが、コンタクト面で苦しみ評価が急落。
それでも、16週目は18-8 5HR 8打点を記録し、強豪のアーカンソー大を、あと一歩のところまで追い詰めました。

●15号HR

●16号HR

●17号HR

●18号HR

●19号HR

 マクレーンの球種は、95-99、MAX100mphの速球・カーブ・スライダー。
Big12では2位の19HRと、パワー面はトップクラスですが、全米ワースト1位の107三振と非常に粗く、投手として評価する声もあります。

マクレーン投

マクレーン打

5.バージニア工科大初のベスト16入り

 バージニア工科大(昨季27勝25敗)は、昨年序盤は好調でしたが、最後の8試合を8連敗の大失速で、NCAAトーナメントには出場できず。
 しかし、今季は首位を独走し、全米第4シードを獲得。
リージョナルラウンドでも、15-9、24-4、7-2の圧勝で、初のベスト16入りを達成しました。

 バージニア工科大は、全米9位の打率.313、2桁HR7名の強力打線が武器。
投手陣も全米26位の防御率4.21と、ハイレベル。
スーパーリージョナルラウンドでは、全米第13シードのフロリダ大を下した、オクラホマ大と対戦します。

6.MLB公式2021年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

投手TOP200(15週目)

●野手

野手TOP200(16週目)

7.その他

●スタンフォード大の大逆転劇(9回2点差から2者連続HRで同点→サヨナラ勝ち)

●完全版

●ルイビル大リージョナルラウンド決勝勝ち越しHR

●ジャレン・バトルズ(アーカンソー大4年/SS)グランドスラム

●LSU8回に7点差を大逆転

●バンス・ハニーカット(ノースカロライナ大1年/CF)のHRキャッチ

●ドリュー・ギルバート(テネシー大3年/OF)の逆転HR&豪快なバットフリップ

●編集動画

●バンダービルト大のツーランスクイズ

●イサン・ゴーソン(UCLA1年/2B)の真似をする少年

●コール・フォスター(オーバーン大2年/2B)1回で両打席HR達成

●ブライソン・ウォレル(イーストカロライナ大4年)1イニング両打席HR

●NCAA Baseballが選ぶ今週のTOP10プレー

●リージョナルラウンド好プレー集

●スーパーリージョナルラウンド進出決定時の映像(全16校)

●NCAA Baseballが選ぶ今週の写真4枚






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