動画の企画構成を考える上で注意すべき5つのこと
こんにちは
プレゼンアニメマーケターの檀浦です
今回はこんな人のための記事です
個人の見解もありますが、あくまで一般的なことを踏まえて話していきます
制作・企画・ディレクションに関わる人のための情報です
動画も幅広いですが一般論を軸に
アニメーションという観点で解説させていただきますので
予めご了承ください!!
動画の企画構成Point1:ひとつの動画で全てを伝えない!
動画も通常のマーケティングと同様、4つのステップが必要になります。
例を出すと、
Youtube広告で「興味をもってくれた人」を集客
→ウェビナーで「商材の具体的な説明を動画にさせて補足説明」
→LPにて販売(LP内に動画を差し込む)
→F&Q動画を送り、フォロー
→「howto動画やF&Q動画、VIP限定動画」を送り、常に顧客がぶつかるであろう問題解決のためのフォロー動画を送ることで再販につながります
といった具合に全体の流れを考えたときに4つのフェーズに分けて
構築する必要があります。
動画の企画構成の段階で1つの動画でこれらの要素を盛り込んだとすると
20分ほどの動画になるかと思います。
最初からのめりこむ様に動画をみてくれる人は稀ですよね?
割いた時間の割に効果の薄い動画が出来上がってしまいます。
最初はとにかく30秒~1分ほどの集客動画に力をいれて
反応があった顧客がいれば教育フェーズに移るという流れが鉄則です
動画の企画構成Point2:KPI(目標設定)を明確にする
よく巷で目にするKPIという言葉・・目標設定でいいのでは?と思いつつ
引き続き話していきます。
目標設定といっても様々です
基本的に動画を使う目的はおおまかにこの3つだと思います。
ただここでは分かりやすく、認知とセールスを分けて考えてみます
認知が目的の場合
先程の全体像のことは一旦頭から外しても問題ないかと思います。
TVCMのように「何度も露出させて印象付け、安心される。覚えてもらえる。人気なものだと錯覚させる」ことが目的なので、面白い動画、感動させるストーリー性のある動画、シェアしたくなる動画を作る必要があります。
感動系
面白い動画
https://www.youtube.com/embed/2A9uBdH7j8k?re
主に資金力のある大手企業が取り組んでいるブランディング動画ですね
差別化しづらい商材を扱う場合、商材にちなんだ物語をターゲットを明確にした上で作る必要があります。
ただ資金力の少ない企業様でもYoutube広告などを使えば、
ほとんど広告費を使わずにブランディング動画を世に出すことが可能です
またYoutubeの限定公開設定をしておけば広告を通してどれ程の人が見たか
性別や年齢は?どの秒数で離脱が起きているかなどをYoutubeのアナリティクスで確認できるので効果測定がしやすいです。
詳しくはこの記事で解説しているのでさらっと見てみてください
セールスが目的の場合
集客において
BtoBなら平均100分の1%/BtoCなら平均100分の3%が興味をもって何かしら行動を起こしてくれるとされています。
基本はスルーされることが多いので目安となる数字をKPIとして
下回った場合やYoutubeのアナリティクスをみて明らかに離脱率が多い場合や視聴維持率が悪い場合はすぐ改善点を分析、仮設、修正、検証していく必要があります。
この全体像をみて集客しなければ始まらない!と思われたかもしれませんが
すでに多くの既存顧客がいる場合は
フォロー動画から始めると好感触をつかみやすいです。
特にこれといって知識やノウハウは必要ないからです。
しかも、8割の利益は既存顧客からという「二八の法則」をご存知でしょうか?
そして、その既存顧客は全体の2割ともいわれています。
そのファンともいえる既存顧客相手にフォロー動画をつくり、再販を目的にしたアプローチをしてみてください。
「フォロー動画」の例として
などです
広告費がかからず、売れば売るほど利益になります。
そして、多くの企業が「新規新規」と浮気することばかり考えているので競合優位性が生まれて勝ち残る企業となっていきます。
ただ・・多くの企業が動画を取り入れる理由が「新規集客」ですよね?
やっぱり・・でも、新規集客は利益が基本でません。広告費と打ち消される。。
あるいは赤字からのスタートとなります。その覚悟で挑んでみてください
動画に関していうと販売フェーズより「集客と教育フェーズ」に力をいれるべきです。「興味をもった時点で購買意志があり、教育することで販売ページに行く前に購買意志が固まるケースが多いからです」
たとえばferret oneのこの集客動画で見込み客を集め、機能説明を事例を踏まえてみせることで導入意欲を掻き立てています
集客動画で教育動画をみてもらえるお客さんだけを集め、最後まで教育してもらうことで販売がスムーズになるという構造ですね
動画の企画構成Point3:メッセージはシンプルかつ明確か?
これが動画での鉄則です!なんせ記事のように読み返すこともできず、どんどんシーン展開されるため、視聴者もメリットを覚えきれないんですね。
伝えたいメリットを畳みかけるようにPR動画に盛り込む。
これは多くの企業がやってしまいがちなミスの代表格です。
以前私が作った動画でこのような盛り込み事故をしてしまった経験があります。この動画です。まだ未熟だった時のことです
リアルの商談だから多少長くても見てもらえたそうですが、オンライン上であれば離脱率が高まる動画です。
似たサービスでもこちらの動画は要点がスッキリまとまっていて分かりやすいです
動画の企画構成Point4:長すぎていないか?
Point3のメッセージはシンプルに!という話にもつながることとして
いかに短くCTA(クリックしてもらうこと)まで繋げるかが動画マーケティングにおける鍵になります。
動画が長ければ長いほど「要点はつかみにくく、何がいいのか?何が言いたいのか?分かりづらくなり、CTAのシーンまでに離脱される可能性が高まる」という悪いことづくしな結果となりえます。
1分の動画はWeb3600ページ分の情報量に比例すると言われているのですが
これは要約したシナリオが書けて初めて成り立つメリットとなります。
アニメーションの場合は1分動画にしようとすると、約300文字しか詰め込めません。Twitterでのツイート約2ツイート分です。
私の場合は最初に書きだして
文字数カウントというサイトに貼り付け、文字数を確認して削る作業を行っています
文字数カウント:http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm
ぜひ利用してみてください
動画の企画構成Point5:CTAは適切か?
CTAとは・・
「下の青いボタンをクリックして詳細をチェック」
とかいう最後の決め台詞のことですw
提供者側は「別に指示しなくても見たら分かるよね?」と思いがちですが
人は細かく指示されないと動けない人もいます。
「あの~あれやっといて、いつもの」と言われているのと同じです
「下の詳細を見るをクリックしてページの最下部にある緑のボタンから資料請求してください」
「下の青いボタンをクリックして友達追加を押して動画をみてください」
など細かく指示をしてあげることで「してほしい行動を促せます」
後にページ内を編集して指示すべき内容が変わる場合もあるので
できれば業者にすべて丸投げせず、自身で編集できるようになった方が無駄な出費が抑えられていいです
おわりに
ここまで長々とお付き合いありがとうございました。
まだ取り組まれていない方はピンとこない内容だったと思いますが
行動してから「ああでもない、こうでもない」の日々を過ごされる前に
頭の片隅にいれておいてもらえると役立つ情報だと思いますので活用してみてください
ではまた
サポートありがとうございます!何か逆サポートして欲しい方はご相談ください