テック随想 - PC価値と値段
2024年へと年を越してから、アキバで旧PCの投げ売り的動向が見受けられる様になっている。
全然必要では無いのだけれど安さに負けてつい購入してしまう…
特にIBM ThinkCentre Tiny クラスの極小筐体だと場所もそれ程とらないので、ついついブレーキが効かない。
HP EliteDesk
最初に購入したのがこれで、CPUがCore i3-4160t(3.1GHz, 2C4T)でメモリ8GB(4GBx2) 。
本体だけでストレージやACアダプタ等の付属は無し。
これが3千円というので、BIOSの起動確認とパスワードロックがかかっていない事を確認してレジに持って行った所、丁度セール中で千円引きという事で結局2千円で購入。
丁度手元にACアダプタとSSD があったので、Windows10 Proをインストールしてみて、なんの問題もなくインストールは完了しライセンス認証された。
Fujitsu ESPEIMO Q556/M
別の日に購入したのがこれで、CPU Corei3-6100t(3.2GHz, 2C4T) でメモリ4GB(4GBx1)、128GB SSD、DVDマルチドライブ内蔵で、表示価格が7千円。
同様に起動BIOS確認して問題無し。
割引額が3千円だったので、4千円で購入。
このモデルはメガネタイプのACコードが直接刺さるタイプなのでACアダプタ等も必要無し。
メガネタイプのACコードを挿して、USBから起動しWindows10 Pro をインストールして、これまた問題なく完了しライセンス認証も行われた。
CrystalDiskInfo で確認した所、SSD はサムソン製で健康度99%だった。
旧PCの価格
最近はx86アーキテクチャ(ざっくりWindows が動作するCPU)のCPUは年間3億個以上生産されているらしい。
という事は毎年3億台以上のPC(やサーバー機)が新規に生産・販売され、購入(消費)されなければ産業として成り立たなくなってしまう。
その為人類全体として最新PCの需要をあれこれ掘り出してこのサイクルを回している訳。
となると、古いPCは毎年同程度の数がリプレースされて中古・ジャンク市場に放出される事になる。
PCは幸い比較的に物理的に脆弱な部分が少なく、少々古くて程度がそれなりでも動作的に問題の無い事も多い。
そして使い方次第の所もあるけど、数千円でそういった環境が手に入る時代。
30年前以前だと数千万円出しても入手できない性能・キャパがこの価格。
ほんとムーアーの法則は恐ろしいw
旧PCの価値
PCの価値というのはそれぞれで、一概に言う事は出来ないのだけど…
これだけ膨大に製造されれば”希少”価値というのは期待できない訳で。
最近の中古・ジャンクPC価格低下は、Windows10 のサポート期限が2025年10月14日と発表された事が大きいでしょうねー
Windows11 以降をサポート出来ないPCの価値がガクンと下がったという事かな。
普通にオフィス系アプリを使ったりWEBアクセスする位なら、性能的に全く問題のないPCも多いのに勿体無い話。
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