見出し画像

#コンピュータ談義 #ADBキーボード達 #キーボード #棚卸し

ADBキーボード

実は棚卸しをしたケースには、ADB キーボードが一番多く入っていました。
現在の知見で少し見直してみました。


Apple IIgs Keyboard

写真は少し見切れてしまいましたが、やはり美しいデザインです。

画像1

私は現在IIgs キーボードを2枚所持しています。
このキーボードは台湾製(感触が割と良かったので日本語製だと思い込んでいました...)で、もう1枚が日本製です。
1枚打鍵感がギシギシするのがあって、それは売却してしまいました。
確か台湾製だったと思います。

画像2

軸は白色です。確か日本製はオレンジだったような...

画像3

今回初めて気が付きましたが、後ろ側の片方の足を掘ってますね。
盗難防止ワイヤー用でしょうか?
この当時キーボードは高価(良いお値段がしました...)だったので必要な機能だったのでしょう。

画像4


Apple Standard Keyboard (I)

Macintosh II がリリースされた時に、このStandard とExtendedの2種類のキーボードから選ぶ事が出来ました。
Macintosh II から本体にマウスは付属していても、キーボードはオプションというのが伝統となりましたねぇ...
(確かにマックはマウスさえあれば何とか使えますが、キーボードだけあってマウス無しだと使い物にならないですから...)

私がMac IIcx を購入した際にはExtend の方を選んだので、このStandard はコレクション用に後ほど中古購入した物です。

まあ一言で言ってIIgs キーボードの劣化コピー版といった所だと思います。

画像5

デザイン傾向はExtended (I)と似ています。

画像6

この頃はまだ"Made in USA" があったのですね。

画像7

キースイッチはメカニカルで、オレンジ(?)でした。

画像8

このキーボードにもワイヤーを通す穴が空いていました。
非常に簡素で、申し訳程度に開けましたといった感じです。

画像9


Apple Standard Keyboard II

キーボードもII 世代から一気にコストダウンの影響が見られるようになりました。
これは初期型の様で、それでもまだアップルマークが色つきだったり、キーの機構はそれなりにコストがかかっていそうです。
後期型となると、作りはもっと簡素になっていきます。

画像10

ほんと止めて欲しかったですよね、Aキーの隣にキャプスロックを持って来るのは...
更に、これがメカニカル・ロック方式という鬼畜仕様。
(キャプスロックがメカニカル・ロック方式はIIgs からの伝統ではあります)

画像11

製造がメキシコに移管され、色々とうたい文句がシールからキー本体になっています。
製造量が相当増えていた事が想像できます。

画像12

キースイッチはメンブレですが、キーキャップ内にバネを付け、スタビライザー的棒も2本付いた、キーキャップの方がかなり凝った作りになっています。
それでも打鍵感は打ち始めが重く、メンブレらしい爽快感の無い感じです。

画像13

II から傾きを変えられる便利機構が追加されました。
見て判らない打鍵感は改悪されても、見える部分は改善されていきます。
ワイヤー用の穴も健在です。

画像14

画像15


Apple Adjustable Keyboard

左右の余白が大きい分、大型のキーボードになっています。
スペース・キーも非常に大型です。😝

画像27

広げた姿ですが、適切に形容する言葉が見つかりません。😝

画像35

キャプスロックがメカニカル・ロックでは無くなったので楽しみにしていたのですが、このキーボードは一部のキーのチャタリングが酷く使い物になりませんでした。早々にお蔵入りとなってしまったキーボードです。

それに、大切なESC キーも変なボタンになってしまって、扱いが酷いです。

画像28

音量操作みたいなマルチメディア系は別にボタンでも気にならないんですけどね。

画像29

製造国表記が無いです。

画像30

スイッチはメカニカルで白色でした。
それ程良い打鍵感だとは感じませんでした。
この個体固有の感触かもしれません。

画像31

背面には高さを変えられる機構が付いています。

画像32

でもこのレバー、一般的なキーボードと引き出す方向が反対です。
角度もほぼ90度までなので、手前に引いた時にカックンとなりそうで心配な設計です。

画像33

画像34


NeXT Keyboard

NeXT はシステム全体(本体、モニタ、キーボード、LBP)に黒をベースとした統一したデザインを採用して格好良かったですよね。

画像16

Aキーの横はちゃんとControl で、流石UNIX ベースのシステムです。

画像17

チルダ(~)キーが辺鄙な所に追いやられていますが、まあ仕方無いでしょう。
UNIX システムではESCキーの方がはるかに重要です。

画像18

キーボードから音量や画面輝度変更を行えるようにした、マルチメディアキーのはしりですね。
キーボードだけでなく、システム全体を設計している強みです。
この当時、こういった機構の業界標準は存在していませんでしたから。

画像19

キースイッチはメンブレで、ラーバー・ドームを採用した非常に簡単な構成になっています。
打鍵感は良く無く感じました。見た目が良くても感触が悪くては...
NeXT は性格の悪い美人の様な、高嶺の花的システムであったとの印象を持っています。😝

画像23

NeXT キーで面白いのは、スペースキーの下にやはり横に長いCommand キーがある事です。

画像24

こんな所にコストをかけるより、打鍵感を良くする方にコストをかけて欲しかったですね。

画像25

製造はとうとうマレーシアに渡ってきました。

画像20

背面には、少し凝った傾き調整機構が付いていました。
この緑のボタン(左右)を押して、横に長いバーを引き出したり、収納したりが出来ました。

画像21

面白く実用的なギミックだと思いますが、コストをかけるなら打鍵感の方が良かったと少し残念です。

画像22

NeXT キーボードにはApple の様にワイヤーを通す穴がありませんね。
ジョブズが美しく無いと蹴ったのでしょうか?😝

画像26


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?