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無敵の小学生時代

お久しぶりです。
前回note続ける言うときながら結局間が空いてしまいました。
普通にめっちゃ忙しいんです。
余裕がないんです。許してください。

先日、小中の同級生から久しぶりに連絡が来ました。
内容は「元気してるか?」とのことだったんですけど、そのとき「昔のお前は凄かったんやから大丈夫や、絶対売れる」と激励まで頂きました。

凄かった??
何が?

自己肯定感薄めの自分には今ギャップのある言葉だったので困惑しました。

そこで子供の時の自分を思い返してみました。
普段昔の自分がどんな子供だったか思い返す機会なんてあまりないですもんね。
昔を思い出しながら文を書いてみます。

小学生時代、親の教育が良かったのでしょう。
こどもチャレンジを本気でやってる勢でした。
そのおかげか勉強で困った事はありませんでした。

根の真面目さから授業態度もすこぶる良かった覚えがあります。
九九を人より早く言えたり、みんなが手を挙げないところで手を挙げれるのがステータスでした。

そのおかげで通信簿は3段階評価のオール3。
誰もが認める優等生です。

小学1年からサッカーも始めました。
早くからスポーツもしていたのでその時は周りに比べて運動神経も良いスポーツマンです。

この頃からお笑いも見始めます。
「笑いの金メダル」という番組にハマって芸人さんの真似をし始めます。
小学生なのでウケます。人気者です。

何こいつすげえやん。

もう怖いものなんてなかったでしょうね。

今の僕は振り返ってて怖いです。
何この輝かしい子供時代。
眩しすぎるんやけど。

なんなん今の俺。
人の揚げ足を取ることばかり考えて、相方を出汁にして笑いをとることばかり上手くなってるやん。

子供時代の陽と大人になった今の陰のギャップで小ゲロが出ました。

そんな輝かしい小学生時代を過ごしていたのですが、ここから徐々に陰の自分が形成されるようになっていきます。

まず陰への第1歩目は小学5年生の時。
クラスが初めて一緒になったイケイケの同級生と喧嘩をします。
喧嘩の内容は一切覚えてないのですが、とにかくその日限りで終わらない揉め方をします。

気付くと1人になっていました。

今まで仲良くしてたはずの友達があまり喋ってくれなくなり、グループから外されます。

明確にそれを感じたのは遠足のとき。
誰もレジャーシートを引っ付けてくれず、芝生の上で離島が生まれました。
そのときは先生のアシストでクラスに来たばかりの転校生とお弁当を食べました。
(その転校生とは後々めっちゃ仲良くなった)

あんなに明るくて人気者だったマツザワくんがなぜ?
先生の中でも疑問だったのでしょう。
良い先生に恵まれていたおかげで仲を取り持ってくれて、最終的になんとか関係性を取り戻しました。

ただその時に感じた
「自分が特別ではなかった感」
は今でも覚えています。

そのせいか、大工になりたい。漫画家になりたい。なんなら芸人になりたい。
と色んな将来の夢を語っていたマツザワ少年。

最終的に卒業文集に書いた将来の夢は

「立派な大人になりたい」

どしてん。

中学ではサッカーをやって人よりも運動していた貯金がなくなり、普通に運動神経普通の部類に回ります。
部活ではベンチ。
最後の試合のときはベンチが練習中骨折してベンチ外という何のトピックスにもならないアクシンデントを起こし中学の部活終了。

ただここまで勉強は出来ました。

学校では常に成績10番以内をキープ。
市内の進学校に進みます。

勉強が出来る人間が集まった高校生活。
そこで自分が勉強も井の中の蛙であることを思い知ります。
その中では下から数えた方が早かったです。
人よりはできるけど際立って出来ない。
人に自慢する程ではない。

小学生で人を惹きつけるカリスマ性がないことを悟り、中学で運動もできないことを悟り、高校で勉強もできないことを悟りました。

無敵の小学生だったマツザワ。
こうやって大人に近づくにつれ、出来ないことが増えて意地の悪い人間に闇堕ちしていきます。

そんな中、大学のサークルで友達になった奴にお笑いを本気でやらないかと誘われたとき。
小学生の時クラスで調子こいて笑いを取っていた自分を思い出しました。

「お前は凄かった」
と言ってくれた同級生がすごいと思った部分はおそらくそこです。

まだ挫折してない自分のアイデンティティがあるじゃないか。

そうしてお笑い芸人になるのですが、それはそれで周りおもろすぎてそのアイデンティティも失いかけています。

お笑いは単純に好きなものなので、個性を守る為だけにやっている訳ではないですが。

そんなこんなで振り返ってみたら意外と自分という人間の成り立ちがわかりました。

輝かしい少年時代の俺よ。
大人になった自分は捻くれながらもなんとかまだ明るい舞台に立とうとしてるぞ。

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