反田恭平ピアノリサイタル・イン・シドニー

はい、行ってまいりました、反田君のシドニーデビュー公演。

思えば2020年のショパコン、そのチケットを買いにその1年前2019年の10月にワルシャワまで行き、しかし、結局はコロナで泣く泣くそのチケットは払い戻し。コンクールはインターネットで観戦。

オンラインを通してでも反田君の演奏が、ノクターンホ長調の出だしを聞いただけで、他者のものとは別次元だと言うことがよくわかった。

日本では一番チケットが取りにくいアーチストの一人とされているその彼もシドニーでは難なくチケット予約ができ、今晩初めて彼の生演奏を聴くことができた。

オールショパンの演目。わけても「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、そしてバラード第2番が本日の出色。素晴らしかった。

アンコールは5曲、その中でシューマン=リストの「献呈」が素晴らしかった。

ショパコンの時とはかなり違う弾き方。今晩のは大時代、ロマンチック、艶っぽい演奏。

機会があれば別の作曲家の演目も聴きに行ってみたい。

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