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自分を大切にするって、どんなことだろう。

メンタルが悪かったとき、生き急ぐように、我が身を削るように、生きていたと思います。
ゆっくりしたペースで生きると何だかムズムズして落ち着かなくて、自分の命燃やすように生きることが何だか気持ちよかったのです。
それは自分に向き合うことの先延ばしの意味もあったんだろうし、私こんな無茶できちゃうんだよ!と、少しドヤ心があったように思うのです。

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皆さんの記事を読んでインスピレーションが降ってくることが多くて、それを私は「思考の化学反応」と呼ぶけど、今回は又吉マタキチさんの記事に思考の化学反応起きました。

自分に向き合う事は勇気がいります。
なぜなら、知りたく無いことや認めたくないことがあるからです。

「自分を大事にします」
と決めても何を大事にするのかはっきりしないかもしれません。

自分とは何かと考えてみても、一言では表現できないかもしれません。

そう思っているうちは、自分に向き合いたくないのかもしれません。

なんだろ、いつも又吉マタキチさんの書く文章にいい意味でザワっとさせられます。
書きたい欲つつかれちゃう。

確かに『自分を大切にする』と言っても、具体的には何をどうすればいいのか、いまいちよく分からなかったな。
メンタル悪くなるとどうにも、自分を大切にすることがわからなくて、ちゃんと自分を大切にできないイメージです。

冒頭の生き急いでた時期よりはだいぶ自分を大事にできるようになってきたと、自分に思えるその差がどんなことかを、私なりに変化してきた自分を大事にする感覚について、主観的な内容にはなりますが掘り下げてみます。

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生き急ぐということは、生きるために必要な生理的リズムやスピードを無視して、それより早く行動するということだと理解しています。
きちんと一定の睡眠時間を確保すること。
きちんと噛んで時間をかけて食べること。
他人と一定の時間を確保してコミュニケーションをとることも社会性を持った人間という生き物ならある程度は必要になるかもしれません。

そういった生き物として生理的に必要な営みのための時間を確保せず、最低限しか割かずに違うことに時間を使ってしまう。
これが自分を大切にしないということなんだと考えます。

そしてその逆を考えるとわかりやすい。
自分を大切にするにも何段階かあると考えていますが、まず基礎になる最低ラインは生理的に必要な手間暇をいかにきちんと自分にかけてあげることか、そのための時間をとるかになるのではないでしょうか。

さらに発展させて考えると、自分の生理的健やかさを保つために何が必要か、それを把握していく難しさをどうクリアしていくかですね。

自分が健やかであるための手間暇として、何のことをどう適正な量をやっていくか。
おすすめな基本の要素が①睡眠の時間や質②食事量・栄養バランス③運動量④メンタルバランス保つための余暇やコミュニケーションの四要素です。
他にも挙げればキリがないですが、引きこもりから回復した経験と治療家として勉強したことを絡めて考えると、心身を健やかに保つためにまずはこの四要素が基本になるなと感じています。
そしてこれらの自分にとって適正な量がどれくらいかを調べて、知ったらそれらを実際に毎日やっていくこと。
とても難しいことですが、結構効果見込まれますよ。

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四要素の自分に良い適正な量を調べるには、私達生きづらさを抱える人間の多くが持っている武器、ハイセンサーなどの繊細さを自分の研究に活用してみてください。

①睡眠
同じ人でも活動量によっても変わってくるものです。
どれぐらい睡眠時間とったら、体の調子が良いのか、心が軽やかなのか。
睡眠時間が最低ラインで何時間切ったら体調が悪くなるのか。
何時に寝たらパフォーマンスが高くなるのか、色々自分実験です。

②食事・栄養
タンパク質の摂取量とEPAとDHAの摂取量を上げただけで、15年変化のなかったメンタルが一気に良くなった友人に、栄養学の大切さを教えてもらいました。
私自身もタンパク質量減ったりビタミンDの摂取を忘れると何となくメンタル嫌な感じになりますので、ホエイプロテインやサプリ使っています。
必要な栄養素はその人の体質によっても変わってくるので、メンタル悪い人が不足がちと言われるような栄養素から摂取調整してみて、自分がどんな体調になるかを実験してみるのがオススメです。

③運動
歩くこともメンタルにとっても良いです。
憂鬱な時には脳の血流量は落ちてしまってることが多いので、いかに全身の血流量を高めるかを考えます。
そのために手っ取り早いのが第二の心臓と言われるふくらはぎを使うこと、お散歩です。
毎日何歩くらい歩くとどんな体調になるのか、これも歩数によって変わってくるので実験してみるといいですよ。
私は体調不良で動かなすぎると頭痛きたりとつらさが加速することが多いので、軽めのストレッチなどその時の体調でできる運動からはじめて、出来るだけ歩くようにしています。
歩くのに限らず、自分の苦にならない長めに行える有酸素運動ならなんでもいいです。

④余暇やコミュニケーション
これも人によって、またその時の体調によっても変わってくると思うので、状況に応じて自分がどのくらいやったら調子が良くなるのか自分実験です。
やりたいからやるのではなく、どれくらいやったらどのような体調の変化が起こるのか。
内向的な要素が強ければ無理にコミュニケーションしすぎば毒ですよね。
ただそんな内向的な方でも新型ウイルスの巣ごもりな毎日であまりにも一人時間しすぎたら、流石にコミュニケーション取りたくなった話をnoteでも読みましたし、④は一番見定めが難しいかもしれません。

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と、色々書きましたが、結局は目新しいことはなく基本的なことばかりだと思います。
その基本的な手間をどれだけ自分にかけられるかが、自分を大切にすることだと考えています。
時間がかかったり、一筋縄ではいかなかないなど、大切だと分かっていてもなかなか取り組めないようなことを、自分が良くなるためにいかに手間を掛けられるでしょうか。

書いてる私自身、言ってる本人がやれていないこともあります。
全部きっちりやろうとすると大変で、自分をつらくさせることにもなりかねないので、どこまで自分のキャパシティの中で毎日を丁寧に過ごしていくか、バランス調整も必要になりますね。
一度に全部やるのが無理そうならまず一つ決めて取り組んで、それに慣れて苦なくできるようになったら次の課題に取り組むなど、ひとつずつステップアップしていくと負担少なく自分を大切にすることを上達させやすいですよ。

(そんな自分を大切にする練習には先のステップがあります。
基礎固めになる四要素が済んだら次にやったら良いことのひとつに、自分の気持ちをしっかり汲んであげることも大切。
そのために感情の鮮度を大切にする訓練をしてみたりなど、自分を大切にする道を極めるにはまだまだ先があると考えています。
それは別の機会で書いていきますね)

  

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生きるためにの基本的なことへの手間をどれだけ自分にかけられるか、それが自分を大切にすることに繋がるんだろうなと考えました。

又吉マタキチさん、考えるきっかけをくださってありがとうございました!
  
 
このnoteの発展記事書きました↓


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