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20240110 せーせーせー(エリクソン以外のgererativity)

 このNOTEは祭心理学なのに最近gererativity関連の論文検索しかしていない理由の一つとして「検索が簡単」というのがあります。海外の祭について調べようとして「festival」で検索しても私が知りたいMATSURIに関する論文が出てくることはあまりありません。また、年末に関心を持ち出してこれも絶対形にしたいと思っている「飲み会研究」について海外分権を調べようと思って「party」で調べると「政党」の方の文献ばかりで飲み会的なパーティーについて出てくるのはまれです。・゜・。(つД`)・゜・。
 一方、generativityに関しては基本的にはエリクソンの研究が出てくることが多いので「全く関係のない文献を読むことによるタイムロス」が省けるのがいいなあと思っています。

 ちょっと話が横道にそれますが、gererativityなどのエリクソンの用語に関しては、「訳語」が全然国内で統一されていないので国内の文献を探すのが困難であるのは確かでしょうか。Identityも自我同一視や自己同一性に自己斉一性にアイデンティティにと訳語が無限にありますが、gererativityも同様だなあと。昔は「生殖性」が多かった気がしますがその後「世代性」が増え、最近は「世代継承性」が増えてきた感じかなあと。しかし、世代継承性は心理学の分野で多いですが、エイジングや老年研究や医学よりのほうでは世代性の方が多い気がしています。

 で、話を再度gererativityに戻すと、検索するとエリクソンのものが多く出てきますがやはり他の分野のものも多く出てきます。見た感じ、言語学とか化学とか芸術学などが多い気がして「何かを生み出す力」としての「生成性」的な意味合いで使われている気がします。productivityとかcreativityに近い使われ方の方が多い気がして、なんとなくですがどの分野でも「生成性」が定訳になりそうな気がします。「せ~せ~せ~」発音するとなんかとぼけた感じがしますね。

 なので、今日見つけた以下の論文も、最初「generativityと教育の関連の論文発見!しかも教育工学!狂喜乱舞!これは某先輩に教えないと!」と思って要約をみると…上で書いたcreativityに近い内容でした残念無念。
 
Epstein, R. (1993). Generativity Theory and Education. Educational Technology, 33(10), 40–45.

 しかしそう思うと、generativityという言葉に「世代」の意味の「generation」をもたせたエリクソンは偉大というか独特というか…このあたりちゃんとエリクソンの原著を読み込めばこの単語を使った理由などが書いてあるのかなあと。

 なんかでも最近こんな感じで「心理学史」というか「心理学の研究の歴史」みたいな関心ばかり高まっているような気がして、これも老化なのでしょうかねえと。

 と書いてこのNOTEを閉めようと思って、最後に「書誌情報へのリンクを貼ろう」と表検索してみると、上記の文献らしきものがネットにあることを発見しました。

 最初の出だしにアインシュタインが出てきますし、Creativityがメインのような気がするので関係なさそうですが興味深くはあるのでまた目を通してみたいと思います。


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