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20230613 株価と祭の存続

※今日は今住んでいるところの近くの祭に関する興味深い論文をみつけてそれについて書いていたのですが,それを書き上げるための時間が取れなかったので,別件で書いていた文章でお茶を濁させていただきます。
 
 日経平均がバブル以降の最高値を更新したようですね。投資には全く興味がなく一株も所有していないので株価が上がっても喜ぶことはなく,むしろまたバブルなどが起きて今でさえ高騰を示している不動産がもっとずっと高くなったら嫌だなあと思っています。
 博多祇園山笠の場合,昭和のバブルに向かう過程で博多部の不動産価格が上昇し,旧来の住人が住み続けることができなくなり郊外に引っ越したなどで担い手が不足した時代があったように記憶しています。
東京の場合,流出した住人はその後も戻ることはなく,そのため「外部の神輿担ぎ専門家が参加するための下働き的存在として地元の人が存在しなんとか祭を維持している」というところもあると論文で読んで記憶があります。
博多部の場合,その後のバブル崩壊やリーマンショックなどで不動産価格はそれほど高値を維持しなかったため,地域の人が住んでいられなくなるような状況はしばらなくなかったようで,そのため博多部在住の人は山笠を担える程度に維持ができたため,東京のような惨状にはならず現在に続いていると思います。
 しかし,現在の東京の狂ったような不動産価格の上昇傾向が全国にも波及すると,また博多部にも住めなくなったりして再度山笠の担い手不足になったりするのでは?などと懸念したりしてもいます。
 仮に再び博多部の不動産価格がうなぎのぼりになり,山笠地区の戸建てなどを一般の個人では維持できなくなり出ていく人が増えて再び担い手不足になった場合,山笠の担いはどのように変化するのかなあと。
 
 通常,私の様なド素人が株価について考えたり「そろそろ私も投資しないといけないか?」とか思うようになると天井で,そこからは落ちる一方のはずなのですが…そんなことを思い続けてもう10年程度たちますが,その間株価はともかく不動産価格は順調に上がり続けてもう手が届かない感じになってしまいましたね~。
 以前のバブルの頃とは違い,今は人口減の局面ですから「郊外に新興住宅地を切り拓いてそこに都会の人が移り住む」ような動きがない分,都市祭礼のある都市部から外に移動することによる担い手不足は考えなくても良いのかもしれません。また,東京の場合,タワマンが一棟立つだけでもその地域でのこどもの数は激増するため,ある意味担い手は増える傾向の方が強いのかもしれません。
 しかし博多部の場合だと少し緩和されたといえ福岡空港の存在による高さ制限があるため,不動産価格がうなぎのぼりになってもタワマンなどが立つことがないため,そういう意味では戸建て区域の再開発などが起きるのかもしれないなあとも。
 そういう意味ではこんな感じの株価や不動産価格の上昇が今後10年続いた場合の京都や博多の祭の担いがどうなるかをみてみたくなるなあと。

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