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20240223 早稲田大学の入試日程いまむかし

 なんだか最近早稲田大学の社会科学部や文化構想学部の人気がうなぎ上りのようですね。前身となる社会学部と第二文学部はそれぞれ二部だったこともあり他学部に比べて偏差値が低く入りやすかったけれども、今はどちらも昼間部になり偏差値も上昇していずれも他学部同様入りにくい学部になっているようです。
 これら2学部の偏差値上昇は、夜間から昼間になったことが一番大きいでしょうが、もう一つ大きいものとして「国公立の二次試験と日程が重ならなくなった」のが大きいと思います。国公立を受ける学生が併願できるようになったことで上位層の受験が増え、そのため偏差値もあがってきたのだろうなと。

 で、今2024年度の一般入試の日程を確認すると以下のようで国公立とのかぶりはありませんでした。

文化構想学部:2月12日(月)
国際教養学部:2月13日(水)
法学部: 2月15日(木)
基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部:2月16日(金)
文学部:2月17日(土)
人間科学部:2月18日(日)or2月8日(木)
教育学部:2月19日(月)or 2月21日(水)or2月22日(木)
政治経済学部: 2月20日(火)
商学部:2月21日(水)
社会科学部:2月22日(木)
スポーツ科学部: 2月23日(金)

 で、ここからが今回の内容の本番で、「昔の早稲田大学の入試日程はどうだったか?」を調べようと思ったのですがこれがなかなか難しいというかできませんでした。昔の大学の偏差値などはデータが残っていますが、入試日程についてはあまり関心がないからかまとめてくれているページは見つかっておりません。

 私のあいまいすぎる記憶を何とか頼って自分が受験生だった頃の日程を書くと

19日:理工学部
20日~24日:政経とか法とか商とか
25日:社会学部か第二文化部のどちらか
26日:社会学部か第二文化部のどちらか
27日:第一文学部
28日:人間科学部

 だった気がします。理工学部を受ける友だちが多かったので19日というのは印象に残っており、確か早稲田で一番早い日程だったと思います。私が法学や経済学などに全く関心がなかったので社会科学系の学部の入試日程は全然覚えていませんが、そこから28日の人間科学部まで政経や法や商などの学部の入試が連続していた気がするので、昔の早稲田はかなり国公立との併願が難しかったのだろうと思います。

 別に早稲田の入試日程の正解が知りたいわけではないのでこれ以上調べることはしませんが、今回これで言いたかったのは「ネットに残りやすい情報と残りにくい情報がある」ことであり、特にこの手の「毎年変化することのある日程」というのは「毎年発行される印刷媒体」にしか残っていないことが多いので意外と残りにくいのだろうなあと思います。古本屋で百科事典や全集などは価値がないけど雑誌は価値があるのと似たような状況でしょうか。
 このあたり、入試の日程の変更などは併願校などと合わせていろんな議論のものとで行われていると考えられて、祭の日程の変更などと共にそのプロセスを知ると面白そうだなあと。
 そうした研究ってあるのかなあ?と思って探してみると以下の記事が読めませんが結構面白そうで、入試日程の変更が1998年にあったかもしれないことが読み取れます。

【書誌情報】 
サンデー毎日 1997 ‘98入試先取り情報 早稲田,日程大幅繰り上げで私大戦線に大激震!!全国主要340私大試験日・合格発表日一覧. サンデー毎日, 76(35), 103 – 113.


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