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20231022 魚吹八幡神社のちいかわ騒動

 ここ二日ほどのNOTEを読んでくださっている人は、私が魚吹八幡神社の21日の宵宮と22日の本宮のどちらにいくのかを迷って結局22日の本宮を見に行くことにしたことをご存じだと思います。
 その通り本日22日に昼からでかけて本宮をみてきて、いろいろとよいもの見られてよかった!と思ったのですが…21日の宵宮ではX(旧Twitter)を中心に全国的に知られた騒動が起きてたようで、宵宮に行くのを選択していれば現地でその様子をみていろいろと考察することができただろうに…こういう奇遇をなんどもなんども逸してばかりの自分の「もってなさ」を悔やむばかりでございます。

 その騒動について気づいたのは行きの電車で祭の様子を知ろうと思いX(旧Twitter)で魚吹と検索した時でした。祭の様子のポストが見られるだろうと思ったらTLを埋め尽くしているのはちいかわばかり。何事?と思って読み進めるといかような感じであったようです。

・21日の宵宮では「ちょうちん練り」が行われる
・練り合わせというが最近では中央のちょうちんをまわりからたたきまくってつぶすのが主流になっている(ソースなしですがこれは戦後の流れであり昔からではないようです)
・今年はつぶされるちょうちんの中にちいかわとはちわれが存在
・それをたたいて壊しているところの動画がXで拡散される
・ナガノさんによる原作漫画では結構ちいかわがひどいめにあうことがおおい
・ちいかわの二次創作として「ちい虐」というちいかわを虐待するものが結構ある
・ちい虐を嫌悪している人も多い
・かなりの拡散力をもつインフルエンサー(ガ〇〇さんなど)が拡散
・ちい虐を嫌悪している人からの反発で炎上

といった感じの流れのようです。

 反応としては、

【擁護派】
・壊すのは祭の文化でありキャラへのリスペクトがなかったり虐待する意図はない
・今年は阪神も壊されたしこれまでピカチュウやミニオンズなども壊された

【否定派】
・著作権や版権のあるキャラをこのようにするのはどうなのか
・子どもが好きなキャラなので子どもがみると傷つく

 といった感じになるのかなあと思います。

 その様子の動画もあるTogetterへのリンクをいかにあげます。

 最近は西流とかでしかしていないようですが昔は博多祇園山笠でも「山崩し」で山笠人形を壊すのが盛んだったようです。実際に西流の山崩しの様子を生で見たことがありますがやはり結構荒っぽくて血気盛んだな~と思った記憶があります。しかしだからといって山笠人形の人物にリスペクトがないとか馬鹿にしているかというとそんなことあるはずないもの確かだと思います。先週の灘のけんかまつりでもお神輿はぼこぼこにたたかれまくりますので、そういった感じで「神様のものを乱暴に扱う」という行為自体は祭にみられやすい現象なのだと思います。

 ただ、ここでもう一つ思い出したのが灘のけんか祭でお旅山に行ってみていた時、熟年男性が私の隣にいた女性たちに話していたのが聞こえてきた話の内容でした。

 けんかけんかって荒っぽさが注目されるけれど、昔はそうした注目はなく、神輿同士をうまく擦り合わせてより高くより長い時間きれいに練り合わせるのを競う祭だった。それなのに新聞やテレビで荒っぽいところばかり報道されるから祭自体がそのように変化してきて寂しい。

 今回のちょうちん練りも、ソースはありませんが「荒っぽくなってきたのは戦後からであって歴史は短い」という説を目にした記憶があります。なんかこう、氏子の範囲が広大だから規模はものすごく大きいけれど、基本は各地区が独立して奉納する小さい祭事が集まっただけなので、「外にみせる祭ではなく内にみせるための祭」であったものが、マスコミによる報道でキャラづけされていって、そのキャラがどんどん濃くなっていっているのかもしれない…などと思ったりしました。

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