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余白と速度

会社をはじめた頃も今も「スタートアップで重要なのは速度」といい続けてきたが、その正しさはかわらずとも、現状の祭において、実行方法はかえるべき瞬間なのかもしれないと感じている。

なぜか?

0.プロダクトや販売網、全てに洗練が要求されるようになってきている

0-1ビジネスにおいては速度が全てであった。10-100のフェーズでは全ての領域に深みが必要である。PMFという言葉をスタートアップ界隈は気軽に使うがビジネスの全ての主要な部分でPMFが存在し、その後のMoat(参入障壁)を建設しないといけない。ビジネスの一部にMoatがあれば良いなんていうのは幻想である

1.より戦略が重要なフェーズとなってきている

事業の本格的なgrowthにともない、不可逆的な意志決定が増え続けている。それは時間的な意味でも資金的な意味でも

2.より多くの人が働きはじめており、属人性だけに頼らず、生産性をあげる必要がある

教育、評価、急がば回れで成長機会の最適配賦の仕組みが必要である


今まではど根性と時間で速度の限界を定義し、その速力で行ける場所が戦略目標となる事が多かったが

持続的に最速での成長を目指す際の「我々に必要な速度」を定義し、速度の差分を仕組みと資本で解消していく事が求められている。

蟻の目から鷹の目の使い分けはこの1-2年で進んできたが、見えるだけでなく見通し、それに合わせて組織を変革させる事と、とはいえ0-1(新規)は蟻の目でど根性的な所を使い分けられる人材を増やす必要がある。

考える余白と速度を両立する手法を自分も確立できていないので久しぶりにゆっくりと考えたい。

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