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「ゆるキャリ」という働き方

仕事をするのは嫌いじゃないけど、もうそんなせかせか働きたくない。私も年齢が30半ばになり、32歳もの年の差がある我が子が毎朝、毎夕遊べ!かまえ!と、体当たりしたり、のしかかってくる。

ひとり遊びも上手にできるようにはなったけど、やっぱりまだまだ体を動かして遊びたい盛り、わがまま言いたい盛りなわけで、それを放っておくわけにもいきません…が、精神的なの限界がくる時もあるわけです。

そうなるとどうしても子供相手に感情的になったり、声を荒げてしまうこともあるのです。
その後はもうズーーーンとそれはもう深い自己嫌悪に陥るんです。

自分はこうありたいと確信を持ったきっかけ

ある日、フォローしてるインスタグラマーさんが、カフカヤマモトさんの「家族ほど笑えるものはない」という育児マンガエッセイを紹介していて、「好きな人が紹介してるなら読んでみよう!」と思い、すぐに購入しました。
現在シリーズ2作目まで発売されているのですが、私が「自分は働く母としてこうありたい」と共感できるエピソードがその2作目に書かれてあったので少しだけ紹介したいと思います。

作者のカフカヤマモトさんは2児のママで、真面目な旦那さんと夫婦共働きです。そんなヤマモトさんは日々…

毎朝子供たちを保育園に送って仕事に向かい、仕事が終わると子供たちを迎えに行く

…サラっと1行に集約しましたが、現実はたとえ原稿用紙1枚与えられても書ききれないほど濃い内容なんですよ…!それほど大変!

心に余裕がないとこうなる。だから…

ヤマモトさんも、朝から晩までてんやわんやでついついイライラしてしまい、さらに仕事でミスを連発して同僚への申し訳なさも募り…結果、いろんなストレスが溜まりに溜まって旦那さんに当たり散らすのです。

・あなたは好きなペースで仕事ができていいよ・イビキがうるさくて寝不足だ・がんばってる自分になぜ何も言ってくれないのか

感情的に怒り狂う母の様子を終始見ていた子供たちも黙りこくってしまい、ヤマモトさんは自己嫌悪に。

それでも子供たちは自分のことを「母」として見ていてくれていたことを、子供たちの行動から気づかされます。そして、ひとつの決心するのです。

今すべてのことをうまく回すことはできない。でも、子どもに笑顔を向けられたら自分も笑顔になれる心のゆとりだけは持っていよう。

この後もヤマモトさんの決意や様々な想いが綴られるのですが、それ以降は涙腺崩壊涙でした。

子の前では心にゆとりを持ちたい

ヤマモトさんはその後、「いつか恩を返せる時がくる。その時までは焦らず誠実に仕事をしよう」という思いに至ったのですが、はて?私はどうだろうか?と考えてみました。

私は非常にキャパが狭い人間です。些細なことででイラっとします。社内ではあまり感情的にならないように抑制しますが、じゃあその反動はどこにぶつけられるかというと、家の中、特に子供に行きがちです。(ヤマモトさんのように夫に向けられないのは、夫が私のことに無関心ないタイプなので、何を言ってもあまり通じないのです)

子どもの前で心の余裕を持つには、私の場合どうするのが良いかな?と考えて、「ゆるキャリ」という考え方が1番しっくり来るような気がします。

仕事と同じくらい……いや、きっと今となっては、もしかすると仕事よりもずっと大事なものができてしまったからこそ、「ゆるキャリ」という働き方に強い憧れを感じるのかもしれません。

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