田村ゆかりさんに会うためにiPhoneを買う羽目になった話
本ノートのオチを先に言うと「声優アーティストのライブに参加するためにiPhoneを買い増す羽目になった」という話なのですが、なんでそんな事になったのかを書いていきたいと思います。
さよならLightning
昨年の暮れ頃に、iPhone14 Pro MAXを下取りに出し、Google Pixel Foldに買い替えたところから全ては始まります。
それまでは何だかんだiOSとAndroid端末を両方手元に置いていたのですが、昨今の円安インフレによる価格高騰を受けて流石に馬鹿らしくなり1台へ。ちょうどGoogle Pixel Foldが馬鹿みたいに安い価格で手に入ったのでiPhone14 Pro MAXを下取りに出したのでした。
今月の初め、会社から貸与されているiPhoneもiPhone15に変更となり、手元にLightningケーブルを利用する端末がなくなり小躍りしていました。さよならLightning。
今思えば、この時の小躍りが呪いを呼び込んだのかも知れません。
ゆかりに会いたいそれだけで
ところで私は複数の声優アーティストを推しており、特に現在の声優アーティスト界の始祖のひとりとも言える「ゆかりん」こと田村ゆかりさんを崇拝しています。いわゆる「王国民」と言うやつです。
記事の本筋とは関係ないのですが、他アーティストのファンをして「王国民の統制がすごい」と言わしめる風習の一つ、曲中の間奏に述べられる非公式の口上の一例を紹介します。2014年にリリースされたアニメ「のうりん」オープニング主題歌「秘密の扉から会いにきて」より。
ゆかりに会いたいそれだけで 僕らはここまでやってきた
秘密のドアの向こう側 たたずむゆかりに伝えたい だいすきだー
繰り返しますが非公式です。歌詞カードには載ってません。
ファンが有志で作ったコールが広まった、いわばデファクトスタンダードです。
閑話休題。
昨今のライブ界隈もDXが進み、スマホアプリによる電子チケットが普及しています。ゆかり現場も例外でなく、ファンクラブ公式のライブチケットも全て電子化されています。
電子化によりすぐ手元にチケットが届けられるようになったこともあり、最近は転売防止のためライブの数日前にチケットがアプリに配信される、ということが一般的になってきました。
チケットがご表示されませんでした
週末のライブ参加を控えた木曜夜。ふと「そう言えばチケットどうなったかな？」とGoogle Pixel Foldのローソンチケットアプリを見ると、見慣れないエラー画面が。SIMの電話番号が取得できないって、ユーザーでどうこうできるもんじゃなくない？
調べてみると、私の利用しているpovo2.0とAndroid端末の組み合わせでアプリ認証できないケースがあることがわかりました。
状況を鑑みて考えられる対処方法は以下の3つ。
①povoサポートに連絡してSIMの情報を書き換えてもらう
②ローソンチケットサポートに連絡し認証制限を解除してもらう
③Android以外の端末を用意する
①と②についてはすぐに手配したのですが、その時点で木曜の深夜。当然サポートから連絡がすぐ来るわけもありません。
ライブは土日。中一日で①か②の手段で問題が解決しなければ、ライブ参加が叶わないことになります。
そこで③の選択肢です。
ところでGoogle Pixel Foldは悪くなかったものの、メイン端末として用いるには色々と不便さもあり、奇しくも次期iPhoneの購入を前向きに考えていた矢先の出来事でした。
おかえりLightning
万が一のことを考え、サードプランとしてiPhoneを購入することにしました。
問題は機種をどうするか。
2ヶ月後に型落ちになるiPhone15Proを買うのはあまりに馬鹿馬鹿しい。一方で無印iPhoneやiPhoneSEは趣味に合わない。
となると中古のiPhone Proシリーズになるのですが、翌日手に入らなければ詰みます。
そこで翌日配達のAmazonの認定整備品を深夜に吟味し、9万ちょっとのiPhone13 Proを調達しました。
そう、iPhone13 Pro。USB-Cに置き換わったiPhone15シリーズでなく、Lightning端子搭載の旧機種です。
おかえりLightning。
Lightning端子ちゃん「帰ってきちゃった・・・♡」
そんな声が聞こえた気がしました。
一週間。実に短い離別でした。
＼ゆかりに会いたいそれだけで 僕らはiPhone買ってきた／
かくして届いたiPhone13 Proにローチケアプリをインストールし無事チケットもダウンロードでき、無事ライブ参加できる様になったのでした。
ちなみに座席は1階9列の良番。近くで見るゆかりんは格別でした。
なお後日談ですが、povoサポートとローチケサポートそれぞれから翌日には回答が届き、結果論ですが①②の方法でも中一日あれば解決できたことは添えておきます。とはいえiPhoneを買ったことは後悔していませんが。
以上です。長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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