FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところ

FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところ

こんにちは、エミックの松尾です。kintone認定 アソシエイト試験やアプリデザインスペシャリスト試験を受験してみると、試験に向けた勉強を通してkintoneの機能全体を体系的に学ぶことができます。さまざまな機能を確認していく中で、よく知らなかった機能の詳細を知ることもでき、kintoneの良いところに改めて気づくことができました。今回の記事では、FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところについて徒然と記しています。

FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところ

kintoneとFileMakerは両方とも現場の実務担当者が業務改善に役立つアプリを構築できるプラットフォームですが、今回の記事ではFileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところを3点挙げてみたいと思います。

個人的な感想になりますが、「始めやすい契約形態で気軽に試すことができる」、「コミュニケーションや管理に有用な機能が標準で備わっている」、「基本はノーコードだが機能を拡張する方法が用意されている」の3点がkintoneの良いところではないかと現時点では感じています。

始めやすい契約形態で気軽に試すことができる

kintoneを実際に使ってみると良いところがたくさんあることが分かります。しかしながら、どのようなものでも実際に試してみなければ良い点や便利な点を実感することはできませんが、kintoneには30日間無料お試しが用意されていて、すべての機能を無料で試用することができます。

初期費用は無料で、1ヶ月ごとの契約更新となっています。基本となるコースも2種類のみで、アプリケーションを各端末にインストールする必要もなく、分かりやすくて試しやすい契約形態になっているということがまず挙げられます。

さらに、kintoneアプリストアには無料のアプリが多数用意されており、アプリによってはサンプルデータを含めることもできるので、実際の使用感を確認しやすくなっています。使い始めるためのハードルが低くなるようにかなり気が配られているように思います。

コミュニケーションや管理に有用な機能が標準で備わっている

kintoneには、スペースやコメント、メッセージ、プロセス管理、通知機能など、チーム間のコミュニケーションを活性化させる機能が標準で用意されています。コミュニケーション関連の機能を一から作る必要はありません。

プロセス管理や通知などのように、実際に使い始める前にある程度の設定を行う必要がある箇所も一部ありますが、有用で便利な機能がサービス全体の枠組みとしてはじめから用意されています。

データ編集の変更履歴を残す機能も標準で用意されており、誤ってデータを更新してしまった場合でも変更前の状態に戻すことができます。監査ログを閲覧したりダウンロードする機能も用意されていて、コミュニケーションだけでなく管理に有用な機能も標準で備わっています。

基本はノーコードだが機能を拡張する方法が用意されている

kintoneは、プラグラミングをせずに業務改善に役立つアプリを容易に作成できるクラウドサービスです。基本はノーコードでアプリを構築できるプラットフォームですが、プログラマー向けに本格的に機能を拡張する方法も用意されています。

JavaScriptやCSSファイルを読み込ませることができたり、プラグインや外部サービス連携機能を利用して、機能を拡張することもできます。サードパーティのプラグインや連携サービスも豊富でさまざまな分野のものが用意されており、プラットフォーム自体の魅力向上につながっているように感じます。

kintoneと比較した上でのFileMakerの良いところ

FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところを3点挙げましたが、せっかくなのでFileMakerの良いところも駆け足で3点挙げてみたいと思います。

「iOSやiPadOSのAPIを活用したカスタムアプリを簡単に作ることができる」、「ネットワークに繋がっていない状態でも動作する業務アプリを容易に作ることができる」、「レイアウトの自由度が高くて帳票印刷が非常に得意である」の3点がFileMakerの強みであると私は思います。これらの強みから、kintoneに足りない機能を補完する形でFileMakerを利用することができると思っていますが、FileMakerの特長や良いところについてはまたの機会に紹介できればと考えています。

まとめ

kintoneの機能全体を体系的に学び、さまざまな機能を確認していくと、kintoneの良いところに改めて気づくことができます。私としては、「始めやすい契約形態で気軽に試すことができる」、「コミュニケーションや管理に有用な機能が標準で備わっている」、「基本はノーコードだが機能を拡張する方法が用意されている」の3点がkintoneの良いところで魅力向上につながっているのではないかと現時点では感じています。

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