FM-ChubuのLT枠でFMPress Formsについて発表しました
こんにちは、エミックの松尾です。2022年3月12日(土)にオンラインで開催されたFileMakerユーザーズグループ中部(FM-Chubu)に参加し、LT(ライトニングトーク)に立候補して発表をしてきました。この記事では、2022年3月に開催されたFM-Chubuでの私の発表資料や関連情報について記しています。
FM-Chubu(2022年3月)での発表資料
FileMakerユーザーズグループ中部(以下、FM-Chubu)は、Claris FileMakerの勉強会を中部エリアで開催する人の集まりです。
関東地区版のユーザーズグループであるFileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)と同様、FM-Chubuも年に6回程度の頻度で継続的に勉強会が開催されています。FM-Tokyoは偶数月に、FM-Chubuは奇数月に勉強会が開催されています。
今回の勉強会では、「FMPress Formsの紹介とバージョン1.0.2の変更点」というタイトルで、弊社が開発したWordPressプラグインの概要と最新情報について発表を行いました。ドクセルに当日の発表資料を掲載しましたのでよろしければご覧ください。
FMPress FormsはWordPressプラグイン
FMPress Formsは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。Contact Form 7のアドオンプラグインとして動作します。
不特定多数の方が訪れるWebサイトにClaris FileMaker Serverと連動したフォームを設置したい場合に特に有用であり、お問い合わせフォームや資料請求フォーム、予約受付フォーム、アンケートフォームなど、さまざまな用途で使用することができます。
オープンソースソフトウェアとして公開しているFMPress Formsは無料でご利用いただくことが可能で、WordPressプラグインディレクトリよりダウンロードできます。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterです。
FMPress Forms 1.0.2の新機能と変更点
2022年2月下旬に公開したFMPress Forms 1.0.2では、Contact Form 7の編集画面にある[その他の設定]で「skip_mail: on」もしくは「demo_mode: on」を設定したときにメール送信処理をスキップできるようにしました。
これらの設定はContact Form 7に元々用意されているものです。フォームを作成中にテスト送信を何回も実行することがあるかと思いますが、その際に一時的にテストメールが送信されないように調整することができます。
なお、FMPress Forms 1.0.2については以前の記事で紹介していますので、よろしければ当該記事もご参照ください。
PHPのOPcacheを有効にしている環境での注意点
WordPressの管理画面においてFMPress Formsを有効化する際、管理画面の上部に2つの定数を追加するよう注意書きが表示されるようになっています。
FMPress Formでは、FileMakerデータベースへの接続に必要となるパスワードを暗号化するために、管理画面に表示された2つの定数をwp-config.phpファイルに設定する必要がある仕様となっています。
PHPのOPcacheが有効なサーバー環境では、wp-config.phpファイルを編集した直後に、FMPress Forms用のデータソース設定を作成・更新しても、設定内容が正常に保存されずデータベースの接続テストが成功しない場合があります。そのような場合には、OPcacheをクリアしてからデータソースを設定するようにしてください。
FMPress Forms 1.1.0で搭載する予定の機能
FMPress Forms 1.1.0を2022年5月もしくは6月頃に公開する予定で現在準備を進めています。バージョン1.1.0では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロード機能をサポートする予定です。
WordPress 6.0が5月下旬に公開される予定となっているので、WordPress 6.0で動作確認を行ってから新バージョンを公開したいと考えています。今しばらくお待ちください。
次回のFM-Chubu開催予定日
次回のFM-Chubuは2022年5月21日(土)に開催される予定となっています。次回は通算80回目のスペシャルイベントで、パットシステムソリューションズ有限会社の中村孝仁氏を講師に迎え、中級・上級を目指す若い技術者へ向けての内容となっているとのことです。
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