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INTER-Mediator勉強会でClaris FileMaker Server 19について発表しました

こんにちは、エミックの松尾です。2020年6月18日(木)にオンラインで開催されたINTER-Mediator勉強会2020-6に参加して、Claris FileMaker Server 19の新機能と変更点について発表をしてきました。この記事では、2020年6月に開催されたINTER-Mediator勉強会2020-6での私の発表資料や関連情報について記しています。

INTER-Mediatorについて

オープンソースソフトウェアとして公開されているINTER-Mediatorは、新居雅行さんが開発したWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルの作成だけでデータベースと連動するWebアプリケーションを開発することができます。

宣言的な記述のみでデータベースと連動できるINTER-Mediator

2010年初頭に公開されたINTER-Mediatorは、現在は新居雅行さんも参加するINTER-Mediator Directive Committeeというコミュニティにより開発や保守、勉強会の開催などが行われています。ソースコードはGitHubで公開されています。

私もINTER-Mediator Directive Committeeのメンバーとして、試用・学習用に利用できるVirtual Machineの保守やINTER-Mediator自体の開発やテスト、Webサイトの更新などを担当しています。

INTER-Mediator勉強会2020-6での発表資料

今回のオンラインミーティングでは、「Claris FileMaker Server 19の新機能と変更点」というタイトルで、Claris FileMaker Server 19とINTER-Mediatorに関する内容について発表を行いました。SlideShareに当日の発表資料を掲載しましたのでよろしければご覧ください。

発表内容は、INTER-MediatorでClaris FileMaker Server 19を利用する場合の前提について紹介した上で、Claris FileMaker Server 19の新機能と変更点について解説しました。新機能と変更点に関する内容は以前の記事とほぼ同様です。

INTER-MediatorはClaris FileMaker Serverに対応

2020年6月現在、INTER-Mediatorの最新安定バージョンはバージョン5.11であり、並行してバージョン6系統の開発も進められている状況です。

INTER-Mediatorはさまざまなデータベースに対応しています。MySQLやMariaDB、PostgreSQL、Microsoft SQL Server、SQLiteだけでなく、Claris FileMaker Serverにも対応しています。

バージョン5.8以降で、Claris FileMaker ServerのカスタムWeb公開機能だけでなく、Claris FileMaker Data APIにも対応しました。ただし、Claris FileMaker Server 18以降もしくはFileMaker Cloud for AWS 1.18をご使用の場合にはINTER-Mediator 5.11をご利用いただく必要があります。Claris FileMaker Cloud 2のClaris FileMaker Data APIには現在のところ非対応です。

カスタムWeb公開機能を利用してClaris FileMaker Serverに接続する場合には、AdoptOpenJDKやOracle JREといったJavaの実行環境をインストールし、fmsadminコマンドもしくはClaris FileMaker Admin APIを使ってカスタムWeb公開機能を有効化する必要があります。さらに、Windows Server版のClaris FileMaker Serverを使用する場合には、PHPのmbstring拡張モジュールを有効化する必要があるのでご注意ください。

INTER-Mediator勉強会開催情報の確認方法

INTER-Mediator勉強会は毎月開催されており、現在connpassで参加申し込みを受け付けています。

オンラインおよびオフラインで交互に勉強会が開催されており、オフラインの場合には東京の大久保駅付近にある会議室で勉強会が行われています。ただし、昨今の事情により、ここ最近は毎月オンラインで勉強会が行われている状況です。

開催情報についてはINTER-MediatorのFacebookグループTwitterアカウントでも確認することができます。INTER-Mediatorに興味があるという方は、よろしければこの機会にINTER-MediatorのFacebookグループやTwitterアカウントをフォローしてみてください。

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