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FM-TokyoのLT枠でVirtualBoxおよびCentOS Linux 7について発表しました

こんにちは、エミックの松尾です。2020年6月13日(土)にオンラインで開催されたFileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(通称:FM-Tokyo)に参加し、LT(ライトニングトーク)に立候補して発表をしてきました。この記事では、2020年6月に開催されたFM-Tokyoでの私の発表資料や関連情報について記しています。

FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティングについて

FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(以下、FM-Tokyo)は、Claris FileMakerに関する情報交換を行う場として、1998年5月頃に有志により発足された関東地区版のユーザーズグループです。

FM-Tokyoは年に6回程度の頻度で継続的に開催されている勉強会であり、私は2003年頃から一参加者として定期的にFM-Tokyoに参加しています。

FM-Tokyoではオフラインでの勉強会をミーティングと呼んでおり、通常は偶数月の土曜午後に国立オリンピック記念青少年総合センターでオフラインミーティングが開催されています。ただし、今回は昨今の事情により初めてミーティングがオンラインで開催されることになった次第です。

FM-Tokyo(2020年6月)での発表資料

今回のオンラインミーティングでは、「macOS版VirtualBoxをCentOS Linux 7をインストール」というタイトルで、手元でLinuxのテスト環境を構築する方法の1つであるVirtualBoxを利用する方法について発表を行いました。SlideShareに当日の発表資料を掲載しましたのでよろしければご覧ください。

CentOS Linux 7とVirtualBoxをダウンロードした上で、macOS上でVirtualBoxを起動して仮想マシンにCentOS Linux 7のインストール作業を開始するまでの手順について解説する内容となっています。

Linux版Claris FileMaker Serverが今夏登場予定

今回VirtualBoxでLinuxのテスト環境を構築する方法について紹介しようと思ったのは、先月Linux版のClaris FileMaker Serverが発表されたためです。Linux版Claris FileMaker Server 19の開発者プレビュー版については以前の記事で取り上げていますので、詳細についてはその記事を参照してください。

2020年6月現在、Linux版は開発者プレビュー版という位置付けになっていて、正式に提供されているものではありません。以前紹介した時にはLinux版の発売時期は未定と記載していましたが、先週マイナビニュースに掲載されたインタビュー記事によると、Linux版のClaris FileMaker Serverは「今年の夏の終わり頃」に提供される予定であるとのことです。

正式版の提供はしばらく先になるかもしれないと感じていましたが、思ったより早くに提供されるようで待ち遠しい限りです。

開発者プレビュー版ではCentOS Linux 7に対応

CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性のあるLinuxディストリビューションです。

Claris社のナレッジベースではLinux版の対応OSは「CentOS Linux 7.7」と記載されていることから、Red Hat Enterprise Linux 7.7に対応するバージョンであるCentOS Linux 7 (1908)が開発者プレビュー版ではサポート対象となっていると考えられます。

2020年6月16日現在におけるCentOS Linuxの最新版はCentOS Linux 8 (2004)ですが、開発者プレビュー版を使ってLinux版Claris FileMaker Serverの検証を行う場合には今のところCentOS Linux 8ではなくCentOS Linux 7を利用すると良いでしょう。

CentOS Linuxのダウンロードページ

LTで紹介したVirtualBoxとCentOS Linuxは共に無料で使用することができますので、興味のある方は是非お手元の環境で開発者プレビュー版を試してみてください。

次回のFM-Tokyo開催予定日

次回のFM-Tokyoは2020年8月22日(土)に開催される予定となっています。Claris FileMakerに興味があるという方はお気軽にご参加ください。

今のところ国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される予定となっていますが、会場の都合やその時の状況によってはオンラインで開催される可能性が考えられます。開催情報についてはTwitterでも確認できますので、まだフォローしていない方はFM-TokyoのTwitterアカウントをフォローしてみてはいかがでしょうか。

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