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kintoneにおけるアプリ内フィールド数の上限値

こんにちは、エミックの松尾です。kintoneは毎月定期メンテナンスが実施されており、頻繁に機能の追加や改善が行われています。先週実施された定期メンテナンスでは、アプリ作成で読み込み可能なExcel/CSVファイルの上限が50列から500列に拡大されました。その改善内容に関連して、今回の記事では、2020年5月現在におけるkintoneでのアプリ内フィールド数の上限値について記しています。

kintoneのフィールド数は1つのアプリにつき500個まで

kintoneではレコードを構成する1つ1つの項目は「フィールド」と呼ばれ、フィールドは全部で29種類用意されています。2020年5月現在、kintoneではフィールド数の上限値は1つのアプリにつき500個となっています。

例えば、アプリに500個のフィールドがすでにある状態で、アプリの設定でさらにフィールドを追加してアプリを更新しようとしても、「フィールドを追加できません。フィールドの数が上限(500件)を超えています。」というエラーメッセージが表示されます。

フィールドの数が上限を超えているとフィールドを追加できない

フィールドの数が多くなると、パフォーマンスに影響が出たり、kintoneを正常に操作できない場合が出てきてしまうため、上述のような制限が設けられていると推測されます。

kintoneの変更履歴を調べてみると、2017年8月に行われた定期メンテナンスにおいて、1つのアプリにつき追加できるフィールド数の上限値が500個に変更されていました。

2020年5月の定期メンテナンスにおける改善点

CSVファイルやExcelファイルを読み込んでアプリを作成する場合も、フィールド数の上限が考慮されます。上限を超えている場合、「一度に読み込める列数の上限(500列)を超えています。列数を減らしてください。」というエラーメッセージが表示されます。

CSVファイルを読み込んでアプリを作成する場合もフィールド数の上限が考慮される

Excelファイルを読み込んでアプリを作成する場合もフィールド数の上限が考慮される

ファイルを読み込んでアプリを作成する機能については、2020年5月10日に実施された定期メンテナンスで仕様が一部変更されており、アプリ作成で読み込み可能なExcel/CSVファイルの上限が50列から500列に拡大されています。

この変更は大変ありがたい改善点です。他のプラットフォームからkintoneにデータを移行する際の手間が大幅に削減され、移行作業をスムーズに行えるようになりました。

テーブルもフィールド数の1つとしてカウントされる

kintoneにはデータ入力中に必要に応じて入力行を増やせる「テーブル」と呼ばれる機能がありますが、テーブルもフィールド数の1つとしてカウントされます。例えば、テーブル内にフィールドを3つ配置した場合はフィールド数は4という扱いになります。

2020年4月の定期メンテナンスでテーブルをドラッグアンドドロップで作成可能に

なお、2020年4月に実施された定期メンテナンスで、フォームの左にあるフィールド一覧に[テーブル]が追加され、他のフィールドと同様に、テーブルをドラッグアンドドロップで作成できるようになっています。

500個の上限に含まれないフィールド

アプリ内フィールド数の上限値は500ですが、500個の上限に含まれないフィールドもあります。

ラベルフィールドや罫線フィールド、スペースフィールド、レコード番号フィールド、作成者フィールド、作成日時フィールド、更新者フィールド、更新日時フィールドは、500個の上限に含まれません。

Claris FileMakerにおけるフィールド数の上限値

参考までに、Claris FileMakerにおけるフィールド数の上限値を紹介したいと思います。FileMaker Pro 18 Advanced の技術仕様について記載されたナレッジベースの記事では、「レコードごとのフィールド/列の数」は「ファイルの耐用期間全体で 2 億 5,600 万」と記載されています。

さすがにフィールド数の上限値が2億5,600万であることについて実際にはまだ確認したことはありませんが、フィールド数が非常に多い場合にはkintoneではなくClaris FileMakerを使用するのが適していると言えるでしょう。

なお、上述の値はあくまで仕様上の限界値であり、限界値はディスクスペースや使用できるメモリー、カスタム Appの構築方法によって変化する場合があり得ます。

まとめ

2020年5月現在におけるkintoneでのアプリ内フィールド数の上限値について解説しました。kintoneではフィールド数の上限値は1つのアプリにつき500個となっています。テーブルはフィールド数の1つとしてカウントされ、例えば、テーブル内にフィールドを3つ配置した場合はフィールド数は4という扱いになります。一方、ラベルや罫線、スペース、レコード番号、作成者、作成日時、更新者、更新日時のフィールドは500個の上限に含まれません。他のプラットフォームからkintoneにデータを移行する場合には、フィールド数の上限値を意識しなければならないケースが出てくることもあるので、その点は注意する必要があります。

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株式会社エミック代表取締役。FileMaker 18 認定デベロッパ、kintone認定 アプリデザインスペシャリスト(2020年2月)、kintone認定 カスタマイズスペシャリスト(2020年3月)。 https://www.emic.co.jp/
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