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FM-TokyoのLT枠でFMPress Formsについて発表しました

こんにちは、エミックの松尾です。2021年12月18日(土)にオフライン/オンライン併催にて開催されたFileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(通称:FM-Tokyo)に参加し、LT(ライトニングトーク)に立候補して発表をしてきました。この記事では、2021年12月に開催されたFM-Tokyoでの私の発表資料や関連情報について記しています。

FM-Tokyo(2021年12月)での発表資料

FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(以下、FM-Tokyo)は、Claris FileMakerに関する情報交換を行う場として、1998年5月頃に有志により発足された関東地区版のユーザーズグループです。FM-Tokyoは年に6回程度の頻度で継続的に勉強会が開催されています。

今回のミーティングでは、「FMPress Formsの紹介」というタイトルで、弊社が開発したWordPressプラグインについて発表を行いました。SlideShareに当日の発表資料を掲載しましたのでよろしければご覧ください。

FMPress Formsの概要

FMPress Formsは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。不特定多数の方が訪れるWebサイトにClaris FileMaker Serverと連動したフォームを設置したい場合に特に有用です。

オープンソースソフトウェアとして公開しているFMPress Formsは無料でご利用いただくことが可能で、WordPressプラグインディレクトリよりダウンロードできます。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterです。

FMPress Formsの概要については、前回の記事で紹介していますので、よろしければ当該記事もご参照ください。

FMPress Formsの動作要件

WordPressを利用できるWebサーバーと、SSLサーバー証明書がインストールされているFileMaker Serverがあれば、FMPress Formsを使用することができます。

WebサーバーとFileMaker Serverは別々のサーバーでも構いませんし、1台のサーバーだけで運用することも可能です。1台で動作させる場合にはFileMaker Serverに加えてPHPやWordPress等を別途インストールする必要が出てきます。最近のバージョンではFileMaker ServerにPHPが同梱されなくなっていることから、WebサーバーとFileMaker Serverを分けて運用した方がサーバー環境を構築・保守しやすいかもしれません。

2022年1月現在、FMPress Formsのご利用には、バージョン7.4以降のPHPおよびWordPressが稼働するWebサーバー、バージョン5.5以降のContact Form 7およびClaris FileMaker Server 19以降が必要です。サポート対象となっているソフトウェアをご利用いただく前提としています。

FMPress Formsでよくお寄せいただくご質問

FMPress Formsでよくお寄せいただくご質問のうち、コンタクトフォームの編集画面において[FMPress]タブの[フィールドの割り当て(Assign fields)]に何も表示されない、というお問い合わせをいただくことがあります。

FMPress FormsでFileMakerデータベースのフィールドを指定するには、WordPressの管理画面においてContact Form 7でフォームを作成する際に、タグの名前に「fm_field-」を接頭辞として追加する必要があります。例えば、「username」を指定する場合にはタグの名前を「fm_field-username」とする必要があります。このように指定することでフィールドを割り当てられるようになります。

次の例は、テキストフィールドを作成する場合におけるタグの記述例です。

<label> 会社名<span>*</span>
   [text* fm_field-username] </label>

なお、FMPress Formsの使い方に関するドキュメントも用意していますので、詳細についてはGitHubにあるWikiページをご参照ください。

次回のFM-Tokyo開催予定日

次回のFM-Tokyoは2022年2月19日(土)に開催される予定となっています。Claris FileMakerに興味があるという方はお気軽にご参加ください。

開催情報についてはTwitterでも確認できますので、まだフォローしていない方はFM-TokyoのTwitterアカウントをフォローしてみてはいかがでしょうか。

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