kintone認定資格の概要と種類

kintone認定資格の概要と種類

こんにちは、エミックの松尾です。この2ヶ月間ほどkintone認定資格の試験を各種受験している最中です。FileMakerプラットフォームの場合には資格認定試験は1種類ですが、kintoneの認定資格試験は多数の種類が用意されています。今回の記事では、kintone認定資格の概要と種類について記しています。

kintone認定資格の概要

kintone認定資格は、“kintoneに関する基礎知識と各分野の専門技術をもとに、kintoneを活用した業務の効率化や改善、チームワーク向上のスキルを証明”するものであると公式ページで案内されています。

専門分野やスキルレベルによって段階と種類が分かれており、最初は「kintone認定 アソシエイト」から取得していくことになります。kintone認定 アソシエイト試験は誰でも受験することができます。

kintone認定資格の種類

kintoneの認定資格は4段階6種類に分かれていて、2020年2月時点で受験できる認定資格試験は2段階3種類となっています。基礎スキルの「アソシエイト」、ビジネススキルの「アプリデザインスペシャリスト」、開発スキルの「カスタマイズスペシャリスト」の3種類です。

アプリデザインスペシャリスト試験とカスタマイズスペシャリスト試験は、アソシエイト試験の上位試験として位置付けられていて、アソシエイト試験に合格した上でそれぞれ受験することができます。

kintone認定資格の受験方法

kintone認定資格では、FileMaker 資格認定試験と同様に、ピアソンVUEを利用したCBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)での試験形式が採用されています。

ピアソンVUEのテストセンターで受験するため、試験を受験するにはピアソンVUEのサイトでアカウントを登録して申し込みを行う必要があります。希望する受験日やテストセンターを選択することができ、テストセンターに空きがあればオンライン予約ページ上で希望日の前日まで予約が可能です。

合否結果は、受験後にその場で確認することができます。テストセンターで結果が印字されたスコアレポートを受け取りますが、オンライン予約ページ内でもスコアレポートを確認できます。不合格だった場合、同一試験番号の試験は、受験日の7日後より再度受験できます。

kintone認定 アソシエイト

最初に受験することになるkintone認定 アソシエイトは、“kintoneの機能および設定方法に関する体系的な知識を持ち、kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明”するものとして位置づけられている認定資格です。

アソシエイト試験の受験料は15,000円(税別)で、学割価格であれば10,000円(税別)で受験できます。出題数は50問、試験時間は60分です。

公式サイトでは、アソシエイト試験受験の準備に役立つラーニングコンテンツとして「kintone認定 アソシエイト試験対策テキスト」という書籍が紹介されています。試験問題を想定した練習問題やその解説も掲載されていて、アソシエイト試験を受験する場合には必携の書籍と言えるでしょう。

受験にあたっては、サイボウズ公認 kintone エバンジェリストの前田さんによる受験勉強方法に関する記事がとても参考になりました。上述の書籍を問題集として利用し、繰り返し問題を解きながら間違ったところの解説を読むと良いと私も思います。

kintone認定 アプリデザインスペシャリスト

kintone認定 アプリデザインスペシャリストは、“業務改善が必要とされる実践的なシナリオに対してkintone機能を適切に選択し構築できるスキルがあることを証明”するものとして位置づけられている認定資格です。

kintone認定 アプリデザインスペシャリスト試験は、kintone認定 アソシエイト試験に合格していれば受験することができます。アプリデザインスペシャリスト試験の受験料は20,000円(税別)で、学割価格であれば15,000円(税別)で受験できます。出題数は40問、試験時間は60分です。

この試験の受験についても、サイボウズ公認 kintone エバンジェリストの前田さんによる受験勉強方法に関する記事がとても参考になります。

前田さんの記事にある通り、アプリデザインスペシャリスト試験の場合は、時間が足りなくなってしまうので、設問の説明を読んで情報が足りなかった場合のみ共通大問の説明を読むという方法になってしまいます。実際に受験してみて私もそのように感じました。

kintone認定 カスタマイズスペシャリスト

kintone認定 カスタマイズスペシャリストは、“kintone API、User API、cybozu.comの仕様や設定について基本的な知識を持ち、プログラミングを用いたkintone開発のスキルがあることを証明”するものとして位置づけられている認定資格です。

kintone認定 カスタマイズスペシャリスト試験も、kintone認定 アソシエイト試験に合格していれば受験することができます。カスタマイズスペシャリスト試験の受験料は20,000円(税別)で、学割価格であれば15,000円(税別)で受験できます。出題数は40問、試験時間は60分です。

今後受験できるようになるkintone認定資格試験

2020年2月現在、受験できるkintone認定資格試験は、アソシエイト、アプリデザインスペシャリストおよびカスタマイズスペシャリストの3種類です。

kintone認定 アプリデザインエキスパート、kintone認定 カスタマイズエキスパート、kintone認定 ビジネスソリューションアーキテクトは、受験者や合格者の推移、試験構成の検討などの状況を踏まえて、2020年以降にリリースされる予定になっているとのことです。

kintone認定 エキスパート・kintone認定 ビジネスソリューションアーキテクトのリリースについて

まとめ

kintone認定資格の概要と種類について解説しました。kintone認定 アソシエイト試験は誰でも受験可能です。2020年2月現在、受験できるkintone認定資格試験は、アソシエイト、アプリデザインスペシャリストおよびカスタマイズスペシャリストの3種類です。2020年以降にアプリデザインスペシャリストやカスタマイズスペシャリスト試験の上位試験を順次受験できるようになる予定となっています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?