見出し画像

学部生給付型奨学金Getの記録

 このページでは大学学部生が実際に給付型奨学金をどのようにしてGetしたのか、戦歴を踏まえて紹介していきたいと思います。
 *留学や研究のための奨学金ではありません!!

プロフィール

 学年 6年
 大学 地方国立大学
 学部学科 医学部医学科
 成績 GPA3〜3.1程度
 両親の年収 400万〜500万円
 授業料免除 有り
 日本学生支援機構奨学金 (第一種)、第二種、給付型

戦歴一覧(語句の説明は下記に記載)

奨学金A 年約50万円 
指定校あり、学内選考あり(1人まで)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績緩、小論文・作文なし、面接なし
2年学内×→3年学内×→4年○

奨学金B 年約40万円
指定校なし、学内選考あり(1人まで?)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績緩、小論文・作文なし、面接なしorあり(自分はなかった)
4年◯

奨学金C 年約20万円
指定校なし、学内選考なし、学校推薦なし、収入要件あり(基準は不明)、成績緩、小論文・作文あり、面接あり
5年×→6年◯

奨学金D 年約20万円
指定校なし(地域の制限あり)、学内選考あり、学校推薦あり、収入要件 世帯年収<600万円、成績 GPA≧3、小論文・作文あり、面接あり
3年×

奨学金E 年約30万
指定校なし、学内選考あり(1人まで?)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績 不明、小論文・作文あり、面接なし
2年学内×→3年学内×

奨学金F 年約60万円 
指定校なし、学内選考なし、学校推薦なし、収入要件あり(基準は不明)、成績 不明、小論文・作文あり、面接あり、適正試験あり
4年×

奨学金G 年約65万
指定校あり、学内選考あり(1人まで)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績 厳しい、小論文・作文あり、面接あり
3年学内×

語句の説明

 指定校 財団が事前に奨学金を応募できる学校を決めること。
     団体の指定校に自分の学校が記載されていなければそもそも応募出来な
     い。

 学内選考 財団へ直接奨学金を応募するのではなく学校を通して応募すること。
      その際に、一つの学校から応募できる人数が限られるので申請者が
      多ければ学内でふるいにかけられる。

 学校推薦 奨学金を応募する際に学校の推薦状が必要なこと。

総論

 最近は給付型奨学金についてまとめたサイトやブログが多くあるので詳しいことはそちらも参考にしてほしいです。
 戦略として指定校の有無で求められるものが大きく変わってきます(筆者談)。

指定校あり
 指定校ある奨学金は自ずと学内選考でふるいにかけられます。多くの奨学金で学内の選考人数は1人ないし2人です。重要となるのは両親の収入です(財団から厳格に成績要件を課されている場合を除く)。これまで奨学金申請をしてきて体感では、最低限の成績(フル単)があればあとは両親の収入が最も低い人を選んでいるように思いました。おそらく学年や学科は関係ありません。
 そのため、日本学生支援機構の給付型奨学金を貰えない人は諦めた方が良いです。ただし額に関わらず給付型奨学金を受けられていればチャンスはあるかと思います。最後は運ゲーです。

指定校なし
 指定校ない場合は両親の収入だけでなく、小論文や推薦書、適性検査などのその他も重要になってきます。各論でも述べますが、明らかに小論文の内容が重視されている奨学金があるように思えました。また、推薦書のおかげで通ったと思えた奨学金もありました。
 指定校なしの場合、応募してきた全国の学生と戦わねばなりません。両親の収入も重要ですが、小論文の技術を上げたり自己分析を行ったり、学外活動や研究活動で書けそうなことはないかしっかり考える必要があると思います。

各論(各戦いについて)

奨学金A 年約50万円 
指定校あり、学内選考あり(1人まで)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績緩、小論文・作文なし、面接なし
2年学内×→3年学内×→4年○

 奨学金Aが通った理由は本当に運が良かったに尽きると思います。毎年出していたおかげでたまたま引っかかったのだと考えます。みなさんにアドバイスするとしたら、一度不採用になっても諦めず毎年出すことです。特に6年制の学部生は先が長いので何度もトライすべきだと思います。

奨学金B 年約40万円
指定校なし、学内選考あり(1人まで?)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績緩、小論文・作文なし、面接なしorあり(自分はなかった)
4年◯

 奨学金Bが通った理由は、おそらく推薦書の内容が良かったのだと思います。この奨学金を出す前に学会で発表させてもらう機会をいただき、そのことを推薦書に記載していただきました。(意識高い系サークル活動のことも記載してもらったが学会発表が一番効いたのではないかと思います。)

奨学金C 年約20万円
指定校なし、学内選考なし、学校推薦なし、収入要件あり(基準は不明)、成績緩、小論文・作文あり、面接あり
5年×→6年◯

 奨学金Cが通った内容は小論文のできが良かったからだと考えます。5年生と6年生でそれぞれ応募しましたが、成績や親の経済状況などといった小論文以外の内容は同じでした。2年とも小論文のテーマは同じでしたが、5年生の時に書いたものは何を書いたら良いか本当に分からず酷い小論文が完成してしまいました。一方で、それを踏まえてリベンジした6年生は上手くいったので恐らく小論文の内容というのは大事だったのだとおもいます。

奨学金D 年約20万円
指定校なし(地域の制限あり)、学内選考あり、学校推薦あり、収入要件 世帯年収<600万円、成績 GPA≧3、小論文・作文あり、面接あり
3年×

 奨学金Dが落ちた理由は小論文の内容が大したことなかったことと、研究活動を行っておらず学業活動を十分に記すことが出来なかったからだと考えます。この奨学金は応募書類の中に、現在の研究活動や学業について記載するところがありました。しかし、応募当時は研究室に所属しておらず大して書くことがありませんでした。

奨学金E 年約30万
指定校なし、学内選考あり(1人まで?)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績 不明、小論文・作文あり、面接なし
2年学内×→3年学内×

 これは運が悪かったに尽きると思う。

奨学金F 年約60万円 
指定校なし、学内選考なし、学校推薦なし、収入要件あり(基準は不明)、成績 不明、小論文・作文あり、面接あり、適正試験あり
4年×

 奨学金Fはオンラインで適性検査があり、これが非常に難しかった。SPI試験のような読解問題と数的処理問題だったのだが時間がタイトで問題の難易度も高かった。私は適正試験で足を切られました。言っていいか分かりませんが、自分が賢くなければ賢い友達を作った方が早いです。

奨学金G 年約65万
指定校あり、学内選考あり(1人まで)、学校推薦あり、収入要件あり(基準は不明)、成績 厳しい、小論文・作文あり、面接あり
3年学内×

 奨学金Gは学内成績上位10%と定められていました。私の大学では成績の順位は出ないので自分の順位が分からず、とりあえず出してみようと思って出したら撃沈しました。同級生が奨学金をゲットしていて正直病んでました。

最後に

 私の記事でどれほど参考になったか分かりませんが、一人でも多くの方が給付型奨学金をGetするのに役立ててもらえたら嬉しいです。


各奨学金の名称は伏せていましたが、知りたい人は下記の記事へどうぞ。
(特定防止のためにこの記事では名称伏せています。)
https://note.com/matsuo3550/n/nf15a9bf821c5

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?