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水沢ダウンのマウンテニアのハーフコートを購入

ここ10年以上はかつてお金を貯めて買ったモンクレールの着心地や素材の良さ、デザインや耐久性が気に入ってずっと着てきた。しかしそろそろ10年ものにもなってきたので新しいモンクレールを買うかと思っていたけど、数年前から水沢ダウンの話を聞くようになっていてすごく興味があった。

水沢ダウンは所謂メイドインジャパンであり、あらゆる機能に手間をかけていて、ダウンの弱点ともいえる防水性やキルト方式によるダウンボールの抜けや保温保湿の隙間、身体へのより精度の高いフィット感の実現などを日本の技術で解決しようとしてきたダウンジャケットだ。価格帯もかなり高めで、興味をそそられていた。実際に今持っているモンクレールのMAYAは雨風が強い時には濡れてしまってとても寒かった。

そこで早速デサントブランに行っていろいろし試着してみたら、思ってた以上に身体へのフィット感と密閉感やその保湿保温性能が高くて、しかも、状況に応じて排熱する機構を有していたりと、研究者ごころをくすぐる仕様にもなっていて、迷わず購入した。それが水沢ダウンのマウンテニアのハーフコートタイプである。

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色はネイビーを選択。この着丈の長さと素材感だとブラックの場合少し重たく見えたので、上品に見えるネイビーに決定。また、ハーフコートではない普通のマウンテニアのネイビーはもう少し濃いネイビーで好みだったけど、やはりハーフ丈は革靴や綺麗目の服装にも合うのでハーフコートタイプにした。

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外気温によっては冬でも温度がこもりやすい脇下にはちゃんとチャックの排熱機構があるので、場所に合わせてダウンの中の保温を調整できる。

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腰回りにはボタンを回すだけで腰回りのフィット感を全体的にチューニングできる機構があり、これのおかげでさらに保温と着心地を高められる。解除もこのボタンを引き出すだけでよくてとても簡単。

記事自体にも伸縮性があって動きやすい上にフィット感が高い。

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前面を開くとこのような感じ。

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上フードはチャックで襟に一体化させることができるので、フードの中に雨や雪が溜まるということもない。

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襟のボリューム感もしっかりしていて到底折れそうにないので好みである。

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地味にデサントのマークもある。水沢ダウンの噂を聞いていた時に、デサントで作っているダウンでバンクーバーの冬季オリンピックの日本代表のアウターユニフォームとして採択された話にも魅力を感じた。

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また前面のチャックも温度に合わせて一段階広げることができて、前からの外気を取り入れやすくできるメッシュの隙間を作ることができる。

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このように二種類のフロントジッパーが用意されている。内側を使えばメッシュのところから空気が入りやすくなるので外気温が高い所にいる時や動く時はそちらを使うと良い。

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ジッパーの構造はもちろん防水用にぴっちりと閉まる。

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襟の感じもカッコいい。ダウンの偏りをなくすためのキルトにも糸を使わずにダウンを熱粘着によって区画分けすることでダウン漏れや隙間をなくし、さらに保温保湿性を高めている。また、チャックも防水性の高いチャックを使用しており、雨風の時も快適そうである。

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最後に10年モノのモンクレールMAYA。だいぶダウンも弱くなって保温性は落ちてきたけどまだまだ現役。もうしばらくはショート丈としてお世話になる予定。

どちらも本当に良いモノという感じで、機能面ではやはり水沢ダウンなのだけど、デザインや軽さ、それでいて高い保温保湿性能はさすがモンクレールだなという感じである。キルト製法ではあるものの、ダウンを袋に入れてからさらにキルとして分けているので、普通のダウンと比べてもダウンボールがほとんど減らないし、それでいてダウンの量も非常に多くとても長い間来ていられる。さらにダウンの量が多くて見た目がもっさりしないようなデザインや着型の工夫がなされている。そして薄くて頑丈でお洒落で軽い生地なので着心地も良い。

水沢ダウンのハーフコードが良ければ、ショート丈のダウンの買い替えどきにはモンクレールとまた迷いそうだ。


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