見出し画像

年末の福袋

イラストはウチとは無関係だが、
こんな話をひとつ。

おせち料理は、お正月を祝う料理…ではあるが、主婦の皆様が三が日のんびりするために日持ちしやすく縁起を担いだお料理を散りばめたお重を用意するものであり、「ここで休むなら年末働け」とばかりに作られた物でもある。

いつからか元旦から初売りが始まり、年末頑張らなくても食料は普通に(ちょっとお高め)に買える世の中になった。お店の人が苦しむ日々に変わっていった。

そして福袋。
年の初めに“福をいただく”、これまた縁起担ぎで特価になった商品を購入するしきたりもいつからか生まれた。
売り始めの日に列を連ね、福を目指して戦う様に物を求めるのである。
まぁ、開けてびっくりは上にも下にもありですが。。

そんな福袋、袋を開けてしまうお客様が多いため、「中身が見える」方式に変わっていったり、予約販売になったり…つまりは年末に福袋が買えてしまう様になった訳で。
年の初めの運試しが、年の初めは他に使って、年末に福をゲットしてしまえる、何とも有難い様な何か違う様な形式になった。

これって、運試し感は全くなくて、ただただ「早く買わせてくれてありがとう」なんですよね。お客様は購買意欲が高過ぎ。

夢を見ないで済む様にしてしまった販売側の戦略にまんまと嵌るお客様連合。

本当に福を先に買えるならね。
そしたら、心穏やかに年明けを過ごせるのにね。

ちゃんちゃん、だな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?