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勧善懲悪がキライなんじゃあないのよ、

月曜の午後3時。
某テレビ局では時代劇が放映されています。普段は仕事中なので見ることができないテレビですので、休みに点けると何とも昭和なラインがあって、安心しますねぇ。

何で、安心するの?

と…聞かれるかも知れませんね。では少しばかりお話を書きましょう。

四字熟語『勧善懲悪』これがぴったり当てはまるのが、昭和(の中でも古い方でしょうか)のご長寿番組の定番なのでしたから。夜は通常放送、お昼は再放送、そしてとにかくご長寿なのが、時代劇ではなかったでしょうか。

勧善懲悪の時代劇って?

今はもうないですからね、わからない方が殆どかも知れませんね。
『水戸黄門』をはじめ、『大岡越前』、
『銭形平次』に『暴れん坊将軍』…なんてドラマがありました。

勧善懲悪なので、45分程度の時間の間に終わる、且つ、良い人達が悪者を懲らしめて笑顔で終わるんです。お話は変われどパターンは同じです。

そんな同じモノを何故観たの?

それはね…心の平穏、安心と安らぎを得られたからです。このお話、最初はハラハラさせるけど、きっとあの方が悪者をやっつけてくれる、そして大団円、笑顔で、
“つづく”が出てきて終わり。

疲れた体にはこれくらいが楽で良かったんですね。
それに悪者が白状して捉えられるのって、スカッとしたんでしょうね。

悪いものは悪い、みんながそう思っていた時代でした。
(今にして思えば、
  悪いところもあったんですがね。)

それが、段々変わっていったのですね。
新しかったり、刺激的だったり、分野は様々でも、求めるものは皆同じっぽくなったのでした。

今なんて、コンプライアンスを掲げていても、ドが付く程の刺激物を好む人種になってきてますよね。

これ、前は「時代の変化」と単純に思っていたのです。慣れると頭も心もウズウズするんだと。


でも…ここの所感じるんです。
これって誰かか何かのオーダーなんじゃないかって。人々に刷り込みさせて、あるものが目を逸らしているのではと。

あるもの…悪いものかなと思います。大きな括りにしちゃいましたが、悪いものです。
だからこの国、悪くなってます。
甘い汁を吸うわるいものに乗っ取られかけてますよね。

やっと、声を上げてきた人もいるけれど、まだまだ不足している様ですし、
分かってない人々が大半かと思います。

昔、勧善懲悪の時代劇に楽で安心なものを得ていたのが、より楽に、よりスリルのある刺激を求めて生きている…好きでやりますか。
これが私の疑問と解への考えです。


これって、ヤバいんですよ。

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