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Kindle本がテレビ化している

いまから10年ほど前でしょうか。

TVの世界で ある現象が起こりました。
それは・・・

クイズ番組ばっかり

みなさんも覚えがありますよね。
どのチャンネルをつけても
クイズ、クイズ、クイズ・・・

なぜこんなことが起こったのか?

クイズをやっておけば “視聴率” が取れるから。

ぼくはこの辺りから、
世間のTV離れが始まったと思っています。

いまKindle界にも似たような本が溢れている

よく見かけるのは以下の2つ。

「Kindle出版のやり方」
「月1万円稼げる」

「読者の問題を解決する」という意味では
この2つを出版すること自体に意味はあります。

・・・でも、多すぎです。
何冊か読みましたが、内容に大差はありません。
作者のオリジナリティも感じません。

先輩作家の功罪

これはぼく自身も含めた話です。
Kindle出版に関する本、SNSでの発信でよく見るフレーズ。

売れる本のジャンルは決まっている。

『お金』
『Kindle出版』
『健康』
『人間関係』

この4つである・・・と。

ぼくも以前に書いたことがあります。
そんな先輩作家の言葉をうのみにして比較的安易に
Kindle出版を始める人が多いんですね。

その結果
「Kindle出版のやり方」
「月1万円稼げる」
・・・とタイトルにうたった本が溢れかえりました。

気持ち悪い世界になります

電子書籍の市場自体は右肩上がりです。
年々、ガンガン上がってます。

一方で個人出版のKindle界は
ドンドンと世界が閉じている気がしています。
そりゃそうです。
本当に本が好きな人なら、個人出版のKindle本なんて
手に取る人の方が少ないでしょう。

このままだと読者は
『個人出版をしているKindle作家だけ』になってしまいます。
作家同士で互いの本を読みあい、
生温かいレビューがあふれる。

ちょっと気持ち悪い世界になります。

だから色々書こうと思います

「オリジナリティがある良い本だけを書けばイイ」
・・・とは決して思いません。

テレビで例えるなら
「NHKみたいな番組ばかりが増えても
 それはそれで面白くないのです」


読者が求めるベタな本も書いた方がイイでしょう。
要はバランスです。

色々書くと言えば・・・
最近、素晴らしい本を立て続けに2冊読みました。



どちらも自らの人生を切り取った本です。
時に笑えて、ちょっぴり泣ける、素敵な本に仕上がっています。

読んでいたら不思議と
「ぼくも頑張ろう」と思えました。

本とはノウハウだけを与えてくれるものに非ず
生きる希望や頑張る意味を教えてくれるもの

・・・と思うのです。


Kindle出版はまだまだ未成熟なプラットフォームです。
この段階から似たような人気番組ばっかり作っていても
面白くありません。

かつてあなたがTVを見放したように
Kindle出版が見放されないように・・・

新しいことを試していきましょう。



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