JUDGEMENT DAY / LOVEBITES
新体制になってのニューアルバム。
10曲中9曲が失踪メロスピと言っても過言ではない超攻撃的ヘヴィメタル アルバム。その他の1曲もバラードやスローテンポな曲ではなく、MAO作のメロディック・メタルチューン。
メンバーチェンジ、メンバーのプライベートの変化を踏まえて、少しでも日和ったり軟派化すれば叩かれかねない状況だったと思うが、恐らくそんなことは彼女らが一番分かっていたことなのだろう。
「ファンよ!リスナーよ!皆の審判の日"JUDGEMENT DAY"私達
の答えはこれだ!」と高らかに宣言したようなアルバムとなった。
10曲中ファーストEPから曲を提供しているMAO(ex-Light Bringer)がasamiとの共作含め6曲を作曲
残り4曲がMiyako(asamiとの共作含む)
これまでアルバム中でスラッシーかつ
"ど"ヘヴィな曲を作曲していたMihoの穴をどうやって埋めるのかに注目が集まったが、どうやらasamiを育成し作曲者の一角にするようだ。
MAOと言えばこれまでもLight Bringer的な要素のあるナンバーでバイツの楽曲に万人受けしやすいエッセンスを与えていたが、今回も唯一メロスピではない
#7 ORION
これが非疾走型のラブリー的メロディック・メタルで良いアクセントとなっているし、asamiとの共作メロスピナンバーでもしっかり"客観的に見たバイツらしさ"の方向付けをしているように思えた。
今回のボーナスディスクには
新メンバーのFamiのオーディション・ドキュメンタリーが収録されているので楽しみに見たいと思う。
今回は疾走メロスピが多いこともあるし、加入間もないこともあって極端にベースがフィーチャーされている部分はないが、オーディションのディザー映像を見てもバンドのボトムに推進力やパワーをもたらす部分、そしてプレイヤーとしての華を評価されているようなので、その辺りは是非ライブで確認したいと思う。
とにかくリスナーに一抹の不安を抱くことすら許さない徹頭徹尾のメタルアルバムだ🤘
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