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これからの共創をつくり出す -Co-creation Tool-

先だって上田信行先生からお声かけいただき、関西大学梅田キャンパスで三宅さん、いわたさんのこちらの書籍の出版を記念してのワークショップに参加させていただきました。少し前に関西大学のゼミと同志社女子大学のゼミとで合同でワークショップをしたときにふとしたご縁で今回のイベント開催につながったようです。

本書はこれまでもさまざまな共創の場、およびそのためのツールをつくってきたお二人の極意が分かりやすい言葉で書かれています。ぜひお手に取ってみてください。

共創のためにファシリテーションは重要かもしれません。しかし、完璧なファシリテーションがなくとも自然とクリエイティブになれる環境や仕掛けもあり得ます。これら共創のためのツール(Co-creation Tool)はファシリテーションと同様にあるいはそれ以上に重要とも言えます。

これまでのツールが展示されており、「旅するミュージアム」のよう

この日も上田先生の「ジョイボーイ!」のかけ声から、綿密なファシリテーションというよりも?みんなでツールをつくってみる、使ってみるというアジェンダを共有することで自然と場が進行していきました。※もちろん要所要所に上田先生、塩瀬先生による強烈なスパイスも効いていました笑

吹き出しをつくってみる

例えば、吹き出しをつくってみましたが、これをどのように使えるか?自分が思っていることや「そうだ!」みたいな声を書いてみたり、オノマトペのように使ってみたりなど想像が広がります。

枠×枠=ワクワク? 「枠」も場をつくり出すひとつのツールに

また後半はイスの配置や高さを変えてどのようにコミュニケーションが広がり、代わるかなどをみんなで実験してみました。例えば、トークイベントなどでは話者が前に並んでそれを参加者が聞くという形式が多いですが、その形式だと話者同士は横並びなので対話がしづらかったりします。

ハイチェアを中心にした車座

ではハイチェアだとどうか?ヨギボーを使ってみたら?車座?真ん中に置いてみたら?などさまざまなな「実験」を行いました。

さまざまなイスの高さ、種類で実験的に場をつくる

対面型のワークショップも徐々に再開しつつありますが、オンラインでのコミュニケーションにも慣れてきた中で、あえて対面でやる意味、また対面でもこれまでと同じような環境で良いのか?など考える部分もあります。

これまで対面が当たり前だったのが「せっかく対面」となった今、共創ツールも再開発される時期なのかもしれません。

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