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インターネット・コミュニケーション論no.10

関西大学社会学部「インターネット・コミュニケーション論」の第10回の授業内容です。(約10,300字)

前回は「働くこと・働く場所」を取り上げて、インターネット・コミュニケーションと場所の関係について見てきました。モバイルメディアが登場、普及していくなかで、モバイルメディアがワークプレイスの発生装置となり、私たちは働き方によって場所をその都度生成したり、つくり変えたりすることが可能になりました。

コロナ禍によるテレワーク、リモートワークによるWFHはこうした流れに拍車をかけました。私たちはオフィスで働くことを必ずしも前提としなくなり、オフィスはワークプイレイスのひとつとして相対化されるようになり「WFX」とも呼べる時代になりつつあり、このように働き方に合わせて生成される働く場所は「SBW(Style Based Workplace)」と呼ぶことを解説しました。

今回はみなさんにとってより身近である教育・学習について見ていきたいと思います。近年では生成AIの発展・普及によって教育でどのように活用するのか?についての議論が続いています。

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