日本の漫画やアニメについて
大前提として、漫画やアニメは大好きです!
それを踏まえてどうしても気になることがあり、アニメ制作会社さんと漫画雑誌編集部さんに意見を送りました。
業界の事情もろくに知らない素人クレーマーと思われるかなとビビりつつ、こういう感じ方をしている人間もいるよということに気づいて頂けたら幸いと思いました。
以下のような文面です。
はじめまして、いつも素晴らしい漫画雑誌を制作してくださり、楽しませて頂きありがとうございます。
原作者の方をはじめ、制作に関わる方一人一人が全力を注がれていること心より尊敬しております。
この度は特にアニメになった際に気になる描写について感想として書かせていただきたく存じます。
特に少年青年漫画が原作の女性キャラクターの描かれ方についてです。一見健全なスポーツアニメにしても、何故か「女子」マネージャーしかいなかったり、マネージャーだけが料理を作っていたりする場面があります。むやみに胸が大きかったり、女性キャラだけ露出が多い服を着ていたりすることもですが、男性主人公を陰ながら支えることに喜び感じている女性キャラクターという役割分担が定型化していることにとても不自然さを感じます。女性でも男性でも自分が得意な分野は自分が主体になり考えたいと思うことが自然ではないかと思います。例えば強いスポーツ部のマネージャーであればマネージメントとは何かを真剣に考え、チームを構成する一員として存在したいと考えると思います。(やる気のないキャラクターという設定でなければ)
男性誌向けだとしても、女性キャラのみ意思を持っておらず男性の意思に柔順で、男性キャラが経験する喜怒哀楽に乗っかるような人生として描かれているように思います。主人公が活躍するのは当たり前なのですが、その他の男性キャラと比べて女性キャラの人生が添え物のように描かれているように感じます。
そのような描写が外国の方の目に入ったときのことを考えると、「恥」を感じてしまいます。
もちろんだんだんとそのような描写が少なくなっていることは感じますので嬉しくも思っております。呪術廻戦が海外の女性にも人気なのは、女性キャラでも男性キャラでもそれぞれの人生を自分が人生の主役として描かれており、それぞれが自分の人生と向き合っているからだと聞いたことがあります。
漫画やアニメで熱くなり、感動している私としては純粋にストーリーや登場人物の心理描写、作画のクオリティ、音楽や声などの細かい表現を楽しみたいと思っておりますが、女性キャラの描かれ方に違和感があると、曇った気持ちで見てしまいます。今後日本のアニメの根源である漫画が世界のトップを走り続けるためには、性別による役割を決めつけた描写をいま一度フラットな目で検討していただいたほうが良いのではと考えます。
場合によっては女性キャラは登場させないというシナリオも可能かと感じます。
今後は少年向け少女向けというような分け方が不自然だという時代がくると思います。その時に男性から女性への間違った決め付け、その逆も然り、雑誌を読む少年少女たちに間違った認識をこれまでのように植え付けてしまうことはとても怖いことだと思います。編集の際にはそのようなことも意識して頂けたらと思っております。
原作者の先生はじめ、制作の方々には頭が下がりますが、100%の気持ちで漫画やアニメは日本の自慢ですと言いたいと思っております。今後とも心より応援しております。
漫画もアニメも日本人の感性も好きだからこそ、思い込んで決めつけてないか振り返っていただき、よりリアリティのある世界中の人々を引き込む作品を作って頂きたいなと思っているのです。
きっと会社に女性が少なく、居ても発言権が無かったりするんだろうなと思いますが、色んな国がアニメ制作で台頭してきている中で、意識が変わらないことには日本が牽引していくことは出来ないかもなとも思うので。
そこは個人的な感情ではあるのですが、やっぱ日本人として自慢なのです😁